ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【トカゲのしっぽ切り】難波先生より

2016-04-18 14:37:10 | 難波紘二先生
【トカゲのしっぽ切り】
 これは常用される慣用句で、私もしっぽを自切したカナヘビやニホントカゲの写真は何枚も撮影した。だが「ヤモリのしっぽ切り」というのがあるとは知らなかった。
 4/8(金)に外出から戻って、昼食前にコーヒーを入れにキチネットに行く途中、床の上に何かクモかテントウムシの死骸の塊のようなものを見つけた。コーヒーを入れて戻る途中に片手ですくい上げてみると、なんとこれがしっぽのないヤモリだった。

 さっそく金属バットに並べてある標本皿に移して、机のところに運んだ。触ってみると「死剛」はまだない。腹部を調べるとペチャンコで餓死に近い。しっぽの切断部には不完全な再生があり、自切後にかなり時間を経ている。体調は3cmにも満たない。(写真1)
 眼の角膜は乾燥しておらず、透明感がある。四肢も指もしなやかで、死後20時間は経ていないだろう。
(写真1:)
 腹部はペチャンコで、縦にシワがよっている。長期間、絶食状態だったと思われる。(写真2)
(写真2)
 通路部は暗いので、昨夜私が通った時に、知らないで踏んづけたのが直接の死因であろう。恐らく、足音を聞いても逃げるだけの体力が残っていなかったのだろうと思う。
 先日、流しのところに小さなヤモリがいて、撮影しようとしたらあわてて食器乾燥棚の下に逃げ込んで行方がわからなくなったが、恐らく同一個体だろう。
 あの時のヤモリにはちゃんと長いしっぽがあったので、その後で自切する必要のあるアクシデントが起こったのかと思う。それが何かは見当がつかない。

 ネットを調べると「宇部日報」が似たようなニホンヤモリの写真を掲載していた。
http://ubenippo.co.jp/2004/06/ubenippo-6152.html
 これでヤモリにも「しっぽ切り」という現象があることを確認できたが、これがどこまで再生するのかは、よくわからない。まあ、知識があれば同じようなヤモリをまた見つけることができるだろう。今度は生きたヤモリをつかまえて、昆虫用のプラ箱に入れ、どこまで脅かしたら、しっぽ切りをするかを実験してみたい。
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