【雪とクモ】一段と冷え込んできて、昨日も小雪がちらついたし、今日28日は朝から雪が降っている。戸外気温は3度である。
例の勝手口のジョロウグモはどうなったか、気になってのぞいたら、雪の降る中をいつもどおり、「こしき」に坐っていた。網にはぼたん雪がひっかかっており、あるものは溶けて水滴になっている。網の前にも後にも雪が降っている。
これを何とか写真に撮れないかと考えた。マニュアルカメラなら、シャッター速度を落として、絞り込んで撮影すれば、焦点深度を深くしてクモ、網、降る雪の三つに焦点を合わせ、かつ雪の動きをブレであらわすことができる。
こういう目的をもった写真を撮る場合には、ほとんどオートマチックになっているデジカメはまことに不便である。「完全静止画をピンぼけにならず、色補正もして画像にする」というコンセプトで製造されているからだ。
昼飯を食いながら、いろいろ思案した結果、「ISOを最低にセットすれば、スローシャッタガー切れるかもしれない」と思いついた。ところが設定可能なISO値の最低が80である。まだ高すぎるが、仕方がないのでこの設定でいくことにした。
肝腎の焦点深度だが、降る雪に合わすわけにもゆかず、さりとてクモには小さすぎて自動では焦点が合わない。そこで等距離にあると思われる植え込みに焦点を合わせ、シャッター半押しの状態で、カメラの向きを変え、適当なフレームを選んだ。(添付3)
食事の間に、雪がより大型のボタン雪に変わっていて、背景に降っている雪の流れは、左上から右斜めに向かうぼんやりした白い柱としてしか、写らなかった。しかし、クモと網にひっかかった雪の結晶はきれいに写った。
右端のボタン雪の結晶をみると、六角形の雪の結晶がいくつか集まって、ボタン雪の塊を作っているように思われる。
(これでクモのネットが雪の観察に役立つことがわかったので、この冬の観察にそなえて、クモネットを何組か用意しておこう。あとは「寒剤」を作れば、USB顕微鏡が使える。)
いま、夜は10時頃になると、止めてある車の屋根には霜が降りる。明け方は氷点下何度かになるにちがいないが、クモは相変わらずそこにじっとしている。「変温動物」なのに、よく体液が凍らないものだと思う。
はじめは「可哀想だ」と思っていたが、見慣れてしまうと「なぜ身体が凍らないのだろう?」と好奇心の方が先に立ってしまう。
例の勝手口のジョロウグモはどうなったか、気になってのぞいたら、雪の降る中をいつもどおり、「こしき」に坐っていた。網にはぼたん雪がひっかかっており、あるものは溶けて水滴になっている。網の前にも後にも雪が降っている。
これを何とか写真に撮れないかと考えた。マニュアルカメラなら、シャッター速度を落として、絞り込んで撮影すれば、焦点深度を深くしてクモ、網、降る雪の三つに焦点を合わせ、かつ雪の動きをブレであらわすことができる。
こういう目的をもった写真を撮る場合には、ほとんどオートマチックになっているデジカメはまことに不便である。「完全静止画をピンぼけにならず、色補正もして画像にする」というコンセプトで製造されているからだ。
昼飯を食いながら、いろいろ思案した結果、「ISOを最低にセットすれば、スローシャッタガー切れるかもしれない」と思いついた。ところが設定可能なISO値の最低が80である。まだ高すぎるが、仕方がないのでこの設定でいくことにした。
肝腎の焦点深度だが、降る雪に合わすわけにもゆかず、さりとてクモには小さすぎて自動では焦点が合わない。そこで等距離にあると思われる植え込みに焦点を合わせ、シャッター半押しの状態で、カメラの向きを変え、適当なフレームを選んだ。(添付3)

食事の間に、雪がより大型のボタン雪に変わっていて、背景に降っている雪の流れは、左上から右斜めに向かうぼんやりした白い柱としてしか、写らなかった。しかし、クモと網にひっかかった雪の結晶はきれいに写った。
右端のボタン雪の結晶をみると、六角形の雪の結晶がいくつか集まって、ボタン雪の塊を作っているように思われる。
(これでクモのネットが雪の観察に役立つことがわかったので、この冬の観察にそなえて、クモネットを何組か用意しておこう。あとは「寒剤」を作れば、USB顕微鏡が使える。)
いま、夜は10時頃になると、止めてある車の屋根には霜が降りる。明け方は氷点下何度かになるにちがいないが、クモは相変わらずそこにじっとしている。「変温動物」なのに、よく体液が凍らないものだと思う。
はじめは「可哀想だ」と思っていたが、見慣れてしまうと「なぜ身体が凍らないのだろう?」と好奇心の方が先に立ってしまう。
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