ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【薬食い】難波先生より

2016-01-04 15:54:40 | 難波紘二先生
【薬食い】
>古典落語 (アノニマス)=2015-12-16 22:41=東京の古典落語の「二番煎じ」は、暮れの夜回りのために番屋に集まった旦那衆が、内緒で猪鍋で一杯やる噺です。上方では、「池田の猪買い」という、まさに薬食いと称して猪を買いに行く噺があります。どちらの噺も舞台は江戸時代ですから、かなり薬食いは行われていたと思われます。

 手元の「落語百選(春・夏・秋・冬)」(ちくま文庫、4冊本)の「冬」巻末の「落語題名一覧」を開いて見ました。「二番煎じ」は江戸落語なので載っていますが、上方落語の「池田の猪買い」は載っていないですね。
 さっそく「二番煎じ」を読んでオチの秀逸なのに吹き出してしまいました。編者の麻生芳伸が「江戸時代の時代考証として貴重な資料」と解説していますが、その通りだと思いました。
 「二番煎じ」の語源がこれだとすると、現行の「二番煎じ」(新味のないこと、真似する)とはまったく意味が違っていますね。
 「野次郎」には朝飯に生卵、ゆで卵を食う話が出てくるし、古典落語は江戸の食生活を調べるに格好な資料のようですね。江戸研究家の杉浦日向子さんは、こういうものに通じていたはずですね。ご教示ありがとうございました。
 その後、新たに江戸と上方の落語本を10冊ばかり注文しましたので、ヒマを見て眼を通したいと思います。
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