【妙なキノコ】台風一過、前の雑木林に出かけてみると奇妙なキノコを見つけた。(写真4)
(写真4)
と思ったが、これは上向きのクリのイガ内面が、雨水でふやけてキノコの傘みたいに開いたものだった。クリのイガは実が熟したら落下し、トゲは実を保護するのに役立たない。「あれは進化論的にどういう意味があるのだろう?」と密かに思っていたが、ひょっとするとここに謎を解くヒントがあるかもしれない。ともかくクリのイガは腐りにくく、燃えにくいのでやっかいだ。
挟み火箸で大きな手提げかご2杯分を集めて「イガ置き場」に捨てた。これで遊歩道が歩きやすくなった。落ちたクリの実は、イノシシかタヌキが来るらしく、かみ砕いた皮が散乱している。
戻りかけて前庭の花壇への通路をのぞくと、コケの路ができていた。(写真5)
(写真5)
ここの苔は遠目にはカーペット状だが、よく見ると草のようにも見える。(写真6)
(写真6)
表玄関へのアプローチ道路は、最近は家内もあまり利用しないので、四角いタイルを敷いた歩道にびっしり苔が生えてきた。(写真7)
(写真7)
これはさわってみるとまるでペルシア絨毯のような感触がある。傍の植木にヤマイモのつるが巻きつき、ムカゴが緑のカーペットの上に落ちていた。
ふと「苔むす…」という言葉を思い出した。「草むす」なら軍歌「海ゆかば」の歌詞だな、と思った。あれなら『万葉集』にある大伴家持の歌だ。「苔むす」の出典は『広辞苑』と三省堂『大辞林』には載っていない。小学館『国語大辞典』には『古今集』に「さざれ石のいわおとなりて、苔のむすまで」とある、と出典があった。なんだ、国歌じゃないか、オレもバカだな。
勝手口のバラス通路にも苔が生えてきたが、これはまた別種の苔だ。(写真8)
(写真8)
平たいのがゼニゴケだというのは知っているが、小さなスギナのようなコケは名を知らない。今どき、細い柄を伸ばして先端に胞子を付けている。来年はもっと殖えるだろう。
これで「苔むす」まで約20年かかることがわかった。「さざれ石が生長して岩になるなんてあるわけない」と思っていたが、東京赤坂の日枝神社に行ったら「さざれ石が集まった岩」が実際にあった。砂利が火山性の灰か溶岩に閉じ込められ、巨大な圧力により岩塊になったという説明板があったと記憶する。なんでも日向(宮崎県)から持ってきたという説明があったように思う。
(写真4)
と思ったが、これは上向きのクリのイガ内面が、雨水でふやけてキノコの傘みたいに開いたものだった。クリのイガは実が熟したら落下し、トゲは実を保護するのに役立たない。「あれは進化論的にどういう意味があるのだろう?」と密かに思っていたが、ひょっとするとここに謎を解くヒントがあるかもしれない。ともかくクリのイガは腐りにくく、燃えにくいのでやっかいだ。
挟み火箸で大きな手提げかご2杯分を集めて「イガ置き場」に捨てた。これで遊歩道が歩きやすくなった。落ちたクリの実は、イノシシかタヌキが来るらしく、かみ砕いた皮が散乱している。
戻りかけて前庭の花壇への通路をのぞくと、コケの路ができていた。(写真5)
(写真5)
ここの苔は遠目にはカーペット状だが、よく見ると草のようにも見える。(写真6)
(写真6)
表玄関へのアプローチ道路は、最近は家内もあまり利用しないので、四角いタイルを敷いた歩道にびっしり苔が生えてきた。(写真7)
(写真7)
これはさわってみるとまるでペルシア絨毯のような感触がある。傍の植木にヤマイモのつるが巻きつき、ムカゴが緑のカーペットの上に落ちていた。
ふと「苔むす…」という言葉を思い出した。「草むす」なら軍歌「海ゆかば」の歌詞だな、と思った。あれなら『万葉集』にある大伴家持の歌だ。「苔むす」の出典は『広辞苑』と三省堂『大辞林』には載っていない。小学館『国語大辞典』には『古今集』に「さざれ石のいわおとなりて、苔のむすまで」とある、と出典があった。なんだ、国歌じゃないか、オレもバカだな。
勝手口のバラス通路にも苔が生えてきたが、これはまた別種の苔だ。(写真8)
(写真8)
平たいのがゼニゴケだというのは知っているが、小さなスギナのようなコケは名を知らない。今どき、細い柄を伸ばして先端に胞子を付けている。来年はもっと殖えるだろう。
これで「苔むす」まで約20年かかることがわかった。「さざれ石が生長して岩になるなんてあるわけない」と思っていたが、東京赤坂の日枝神社に行ったら「さざれ石が集まった岩」が実際にあった。砂利が火山性の灰か溶岩に閉じ込められ、巨大な圧力により岩塊になったという説明板があったと記憶する。なんでも日向(宮崎県)から持ってきたという説明があったように思う。
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