【書評】エフロブの「買いたい新書」欄に、豊田有恒「韓国が漢字を復活できない理由」, 祥伝社新書をアップしました。韓国の漢字廃止の理由(あるいは復活阻止の理由)について、かねて抱いていた疑問にこの本はベストアンサーを与えてくれると思います。
韓国の哲学者姜榮安は『韓国近代哲学の成立と展開』(世界書院)で、「現代韓国の哲学用語は、ほぼ日本で(漢字に)訳されたものを、そのまま受け入れて使っている。」、「もし現在使っている学問用語を、旧朝鮮総督府の建物のように、一挙になくしてしまえば、いったいどうなるだろうか」、と述べている。つまり、隠喩として、漢字熟語は「日帝支配の産物」だからそれを完全に廃止しようという動きがあることに、危惧の念を表している。
学術用語から漢字熟語を廃止して「日本の影響追放!」と喜んでいたら、抽象的な概念操作ができない、即物的で動物的な国民ができるでしょうな。
韓国の哲学者姜榮安は『韓国近代哲学の成立と展開』(世界書院)で、「現代韓国の哲学用語は、ほぼ日本で(漢字に)訳されたものを、そのまま受け入れて使っている。」、「もし現在使っている学問用語を、旧朝鮮総督府の建物のように、一挙になくしてしまえば、いったいどうなるだろうか」、と述べている。つまり、隠喩として、漢字熟語は「日帝支配の産物」だからそれを完全に廃止しようという動きがあることに、危惧の念を表している。
学術用語から漢字熟語を廃止して「日本の影響追放!」と喜んでいたら、抽象的な概念操作ができない、即物的で動物的な国民ができるでしょうな。
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