【氷壁】というと昭和30年頃、井上靖が朝日新聞に連載していた小説を思い出す。中学の夏休みに伯母の家に泊まりに行くと、伯母が毎朝、新聞を待ちかねるようにして「氷壁」を夢中で読んでいた。
英字ASAHIが福島第一の、例の「凍土計画」について、わかりやすい図解を載せている。(添付2)
http://ajw.asahi.com/article/0311disaster/analysis/AJ201309270063
この図を見ると、地下の不透水層まで垂直に1本のパイプを打ちこみ、地上部に2本のパイプを平行に走らせ、これをL字形パイプでつなぎ、ここに冷媒(冷却した塩水)を流すという設計になっている。図の右下を見ると、まるでアイスキャンデーのように地下パイプの周囲に細長い凍土柱ができ、互いに連なるようになっている。
この報道が事実とすれば、地下に打ちこんだパイプは盲管で、上から冷媒に圧をかけるのだから、循環が起こるはずがない。子供だましみたいな設計だ。
これが実際に機能するというのなら、縮小モデルで有効だということを、公開実験により示すすべきだろう。
企業は早々と法人税の復興税上乗せが免除になるらしいが、一般国民は所得税や住民税に「復興税」を上乗せして払わされている。東日本大震災それ自体による被害からの復興に協力するのはやぶさかでないが、東電の怠慢と過失から生じた福島第一原発の事故に起因する被害まで、東電の配電管内でない、西日本の住民に負担させるというのは納得しかねる。そこは受益者負担の原則に基づき、東京人が支払うべきだと思う。
東京人が中心の大メディアは、東京の常識は日本の常識でないことに思いを致し、進んで情報の公開を行い、国民の知る権利を満足させるべきだろう。これは「秘密保護法」うんぬん以前の問題である。汚染水問題の鍵を握る「凍土計画」の基本図が、日本語では入手できず、英語版で公開されているというのも、はなはだおかしい。海外向けのオリンピック対策と受け取られても仕方がないだろう。
英字ASAHIが福島第一の、例の「凍土計画」について、わかりやすい図解を載せている。(添付2)

http://ajw.asahi.com/article/0311disaster/analysis/AJ201309270063
この図を見ると、地下の不透水層まで垂直に1本のパイプを打ちこみ、地上部に2本のパイプを平行に走らせ、これをL字形パイプでつなぎ、ここに冷媒(冷却した塩水)を流すという設計になっている。図の右下を見ると、まるでアイスキャンデーのように地下パイプの周囲に細長い凍土柱ができ、互いに連なるようになっている。
この報道が事実とすれば、地下に打ちこんだパイプは盲管で、上から冷媒に圧をかけるのだから、循環が起こるはずがない。子供だましみたいな設計だ。
これが実際に機能するというのなら、縮小モデルで有効だということを、公開実験により示すすべきだろう。
企業は早々と法人税の復興税上乗せが免除になるらしいが、一般国民は所得税や住民税に「復興税」を上乗せして払わされている。東日本大震災それ自体による被害からの復興に協力するのはやぶさかでないが、東電の怠慢と過失から生じた福島第一原発の事故に起因する被害まで、東電の配電管内でない、西日本の住民に負担させるというのは納得しかねる。そこは受益者負担の原則に基づき、東京人が支払うべきだと思う。
東京人が中心の大メディアは、東京の常識は日本の常識でないことに思いを致し、進んで情報の公開を行い、国民の知る権利を満足させるべきだろう。これは「秘密保護法」うんぬん以前の問題である。汚染水問題の鍵を握る「凍土計画」の基本図が、日本語では入手できず、英語版で公開されているというのも、はなはだおかしい。海外向けのオリンピック対策と受け取られても仕方がないだろう。
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