【臓器売買】この検索ワードでGOOGLE NEWSに登録してあるので、世界中の関連情報が集まる。中国の臓器売買はもう商業ベースで行われており、どうしようもないが、こんなニュースが引っかかった。
<2009年に韓国人夫婦が中国を旅行中にタクシー内で妻が拉致。数日後に臓器の無い遺体が発見されるという韓国民を震撼させた戦慄の事件が発生した。
韓国映画「共謀者 traffickers」は、この事件をヒントに臓器売買の裏側をリアルに描写したリアリティ溢れるストーリー。韓国の公開時には、あまりにも戦慄的な内容にいくつものシーンがカットされ、なんとか劇場公開版として編集され全国公開された作品。 >
http://okmusic.jp/#!/news/21629
「トラフィック(traffic)」には「商売、ビジネス」という意味もあり、「オーガン・トラフィック(Organ traffic)」は「臓器売買」の意味。「共謀者」という邦題はそこをあいまいにしている。
この事件は、まさに麻野涼『死の臓器』が現実になった世界だ。6月から東京六本木の映画館で公開、とあるが全国公開もされるのだろうか? 私は日本人観光客も、臓器奪取目的で誘拐・殺害されるおそれがあると思うので、ぜひ全国公開して多くの日本人が見ておくべきだと思う。臓器を抜き取られて、殺害された後で大騒ぎしても始まらない。旅行者のツアーでも、自由時間に単独行動(もしくは少人数で行動)することがあるので、決して安心できない。「君子危うきに近寄らず」という。
私が「修復腎移植」を支持するのは、病気のためやむをえず摘出する腎臓から病変部を取り除いて移植に使用するので、ドナーにもレシピエントにも倫理的な負い目がなく、ドナーには「利他行為」をしたという深い満足感が残る。レシピエントにも感謝の気持ちが生まれる、という理由からである。
どちらにも「やましいことをした」という気持ちがないので、あげたこともらったことを他人に話すことができる。
生体腎移植や死体腎移植では、多くの場合、もらった方は口に出すのがためらわれる。(私が知っている病院の理事長は死体腎移植を受けていたが、そのことは職員や患者には秘密になっていた。拒絶により、腹膜潅流をしていたが、再移植のチャンスがなく、亡くなった。)
ドナーにもレシピエントにも倫理的負い目がなく、「歩く広告塔」として自分の体験を話してもらえると、「世界一の臓器移植後進国」である日本の臓器移植にたいする理解が少しでも進みはしないか、死後の臓器提供者の増加につながりはしないか、そういう期待があるから、修復腎移植の普及にとり組んでいるのである。
「臓器移植法」をどういじっても、法により国民に「利他主義」を育てることはできない。移植学会もやみくもに「修復腎移植」に反対するのではなく、臓器移植に対する世間の偏見を是正し、利他主義を育てるには他にどういう有効な方法があるか、対案を提出すべきだと思う。
<2009年に韓国人夫婦が中国を旅行中にタクシー内で妻が拉致。数日後に臓器の無い遺体が発見されるという韓国民を震撼させた戦慄の事件が発生した。
韓国映画「共謀者 traffickers」は、この事件をヒントに臓器売買の裏側をリアルに描写したリアリティ溢れるストーリー。韓国の公開時には、あまりにも戦慄的な内容にいくつものシーンがカットされ、なんとか劇場公開版として編集され全国公開された作品。 >
http://okmusic.jp/#!/news/21629
「トラフィック(traffic)」には「商売、ビジネス」という意味もあり、「オーガン・トラフィック(Organ traffic)」は「臓器売買」の意味。「共謀者」という邦題はそこをあいまいにしている。
この事件は、まさに麻野涼『死の臓器』が現実になった世界だ。6月から東京六本木の映画館で公開、とあるが全国公開もされるのだろうか? 私は日本人観光客も、臓器奪取目的で誘拐・殺害されるおそれがあると思うので、ぜひ全国公開して多くの日本人が見ておくべきだと思う。臓器を抜き取られて、殺害された後で大騒ぎしても始まらない。旅行者のツアーでも、自由時間に単独行動(もしくは少人数で行動)することがあるので、決して安心できない。「君子危うきに近寄らず」という。
私が「修復腎移植」を支持するのは、病気のためやむをえず摘出する腎臓から病変部を取り除いて移植に使用するので、ドナーにもレシピエントにも倫理的な負い目がなく、ドナーには「利他行為」をしたという深い満足感が残る。レシピエントにも感謝の気持ちが生まれる、という理由からである。
どちらにも「やましいことをした」という気持ちがないので、あげたこともらったことを他人に話すことができる。
生体腎移植や死体腎移植では、多くの場合、もらった方は口に出すのがためらわれる。(私が知っている病院の理事長は死体腎移植を受けていたが、そのことは職員や患者には秘密になっていた。拒絶により、腹膜潅流をしていたが、再移植のチャンスがなく、亡くなった。)
ドナーにもレシピエントにも倫理的負い目がなく、「歩く広告塔」として自分の体験を話してもらえると、「世界一の臓器移植後進国」である日本の臓器移植にたいする理解が少しでも進みはしないか、死後の臓器提供者の増加につながりはしないか、そういう期待があるから、修復腎移植の普及にとり組んでいるのである。
「臓器移植法」をどういじっても、法により国民に「利他主義」を育てることはできない。移植学会もやみくもに「修復腎移植」に反対するのではなく、臓器移植に対する世間の偏見を是正し、利他主義を育てるには他にどういう有効な方法があるか、対案を提出すべきだと思う。
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