ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

8-24-2015鹿鳴荘便り/難波先生より

2015-08-24 14:33:35 | 難波紘二先生
 皆さま、いかがお過ごしですか。暑さも少し和らいだようですね。
 8月も終りに近づき、アブラゼミからミンミンゼミのセミしぐれに変わった。窓の外から見える富有柿の実がほんのりと色づき始めた。書庫入り口の脇にあるザクロが今年は赤い花をつけたので、実が成るかと思っていたら、途中で落花した。私はネット接続不備による「うつ」反応から徐々に立ちなおりつつある。
 6月はアマゾンから本を沢山買ったが、7,8月は地元の書店で新書・文庫を10冊ほど買っただけで、他には何も欲しくなく、買わなかった。個人消費が伸びるわけない。「低欲望社会」に入っている。
 こうして、季節も時代も少しずつ遷ろって行く。

【<修復腎移植>論文の掲載】の付記に書いたように、8/29(土)に午後から高松市で開かれる「中四国臨床腎移植研究会」に急遽出席することにしました。
 終了後どこかで、懇親会を兼ねて、「修復腎移植」賛否両論の忌憚ない討論会ができればと思っています。共同通信神戸の方にもお会いしたいものです。


 今回は、
1.【書評など】
 1)「買いたい新書」の書評No.283に加藤典洋「敗戦後論」(ちくま学芸文庫)を取りあげました。
 2) 「NPO・移植への理解を求める会」から、「設立九周年」記念の写真を収めた額をいただいた。
 3)もと弁護士の林秀信さんが北海道に小旅行をされたそうで、国産では見たことがない、大粒の殻つきカキがクールー宅急便で沢山届いた。

2.【本の流通】
紀伊国屋が村上春樹の次作「職業としての小説家」を、出版社から初版10万部のうち9万部を独占的に仕入れ、アマゾンに対抗する、という記事へのコメント。私はこれを「委託販売」体制が崩壊するきざしと受けとめました。

3.【<東洋経済オンライン>記事】
高橋幸春氏の<世界の潮流「修復腎移植」を阻む移植学会の闇、裏には「透析医療の利権問題」も>というインタビュー記事がこの雑誌に掲載されたことを前に書きました。記事が、オンラインで誰でも読めるようになったので、改めて紹介しました。

4.【東洋経済記事・後日談】
 その後、急展開があってオンライン記事の「コメント欄」に書かれた読者コメントが問題になっているようです。ある「無知な泌尿器科医の」書き込みついて、私の反論を述べました。
 書き込み者と紙上討論を行い、雑誌に掲載すればよいものを…。

5.【<修復腎移植>論文の掲載】
 待望の日本の修復腎移植の成績に関する、小川由英論文が英文雑誌に掲載になりました。同時にフロリダ大からの修復腎移植の論文も発表になりました。今や「世界の常識、日本の非常識」です。

6.【修復腎移植のネット書評】
 ネット上に、「天野才蔵」という、修復腎移植を支持するブロガーが登場しました。正体は謎に包まれていますが、援軍であることは間違いないと思います。心強いことです。

7.【認知症とアミロイド】
認知症とアミロイドβというポリペプチド蓄積の関係について、このところ新報道が相次いでいます。これについて、「プロインシュリン」からインシュリンが切り出され、Cペプチドが形成される過程とアナロジーがあると思い、比較生化学的な考察を試みました。

8.【神戸KIFMEC病院事件】
 岡山大生命倫理、粟屋剛教授が神戸の「KIFME事件」について、「読売」に論評を掲載されていたことを知りました。それについての、私の意見です。

というわけで8つの話題を取りあげました。
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