ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【歌詠む病理学者】難波先生より

2018-02-01 20:55:40 | 難波紘二先生
【歌詠む病理学者】今、短歌を詠む、阪大医学部の病理学教授が出現して話題になっている。阪大病理学講座には、ときどき「変わった教授」出る。
「肥満細胞(マスト細胞)」は皮膚の真皮起源ではなく、骨髄から血液に乗って、幹細胞がやって来ることを発見したのが北村幸彦である。もちろん医師で病理医だから「死体解剖資格」があり、授業には差し支えなかった。北村さんは「学位は取らない」と宣言して研究をやった。彼の研究は、皮膚(真皮)に常在し、アレルギー反応や痒みのもとであるマスト細胞が骨髄起源であることを発見したのだから、正にノーベル賞級である。だが実際は学士院賞受賞(学士院会員)にとどまっている。
 医学博士の学位を取得せず、教授に選出された病理学者をわたしは他に知らない。


私の恩師には『水薦苅(みこもかる)』(溪水社:広島市)という歌集がある。「みこもかる」は信濃にかかる枕詞である。
若い時代から短歌を作られており、広大を2期目の学長として辞める際に、歌集を出版された。
 水薦苅る信濃の山の早(さ)わらびを 共にし摘まな許さるる日に
これは相聞歌の一首だが、意味を読み解ける人がメルマガ読者の中にいるかどうか?
 クイズとして問いかけておこう。
 
この歌集は高く評価され、先生は昭和63(1988)年に翌年の宮中歌会始め召人として指名された。が、天皇病状悪化と薨去(1989/1/7)のため「歌会」は中止された。昭和65年は改元により平成元年となった。
だが平成2(1991)年の「歌会始め召人」を務められた。
その後「勲一等瑞宝章」を授与された。(これも大学院時代に、私が飯島家で予言した通りになった。)
祝賀会は名古屋と広島の2箇所で開かれた。
その際に「引き出物」として配られたのは、先生の短歌を奥さんが色紙に書かれたものだ。
紙袋入りで「たづさはり 宗一詠」と毛筆で書いた縦のラベルが貼ってある。

内容はいま披露しない。上記クイズへの応募を見て、「パーフェクトな解釈」ができた人だけにお知らせしましょう。


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1 コメント

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冴ゆる月 (花土子)
2018-02-03 04:45:39
メルマガ読者でない花土子が季語を片手に通ります。

難波先生の記事を拝読していて、
難波先生は「冴ゆる月」「冴ゆる星」だなと思ったことがありました。

相撲界の暴行事件の不祥事などが世間に認知されてきました。インターネットが普及してきたからこそです。インターネットが普及していなかった時代は隠蔽されていたのでしょうね。それら隠蔽の卑劣さを知ると、慰安婦問題では一部の日本人の非道もあったと考えます。(日本軍がさらってきた訳ではないけれど)
朝鮮半島の歴史的に恨みの文化が出来上がるのも理解出来ます。

冴ゆる月、難波先生は発達障害でいらしたということですが、早くから人間社会の隠蔽体質に気づき指摘してきた「冴ゆる光」、私の主観ですが。
人は成長期にドーパミンニューロンの嗜好が作られていくのですよね?
仮説を立て検証する教育と
脳の栄養となる食事、

星昴 冴える光が 世の中に
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