【死の臓器】麻野涼による同名書の売れ行きが好調らしい。「読んだ」というメールが数通来た。四国のN先生は200冊買いこんだそうだ。AMAZONの拙レビューにも「参考になった」という反応が数件ある。
しょせん、論文や論説で「修復腎移植」の支持を訴えても、読む人は限られているし、たとえ理屈で反対派を圧倒しても、納得させるには限度がある。その点で、ストウ夫人の「アンクルトムの小屋」のように人間の感情に訴えて、奴隷制度を廃止させようという共感を生み出すのは、文学の独壇場である。
松本清張はミステリーを通して、大衆の社会問題への関心を呼び覚ました。本来なら文化勲章に値する功績だが、共産党と近かったので、それを逃した。松本清張とまではいかないが、麻野涼の「死の臓器」は臓器移植、臓器売買、移植ツーリズム、透析利権など医学をむしばむ今日的問題を扱っていて、読者の関心と共感を呼ぶだろうと思う。
願わくばベストセラー番付けに載ってほしいものだ。
またひとつ、読後感が寄せられた。
<『死の臓器』非常に面白く一気に読みました。
麻野涼は難波紘二じゃないですか?
そうじゃないとしても、徹底的に先生がレクチャーして
書かれた本でしょうね。それとも、先生が手を入れたとか。
今まで推理物を読んだことが無かったので、その点でも、
新鮮な経験でした。>
残念ながら私ではありません。もしそうなら「自作自演」になりますから、アマゾン・レビューに書き込む資格がありません。筆者は2008年2月5日号の「女性自身」特集「シリーズ人間」(万波誠:捨てる腎臓で 生き返る人がいるかぎり)の取材を担当した高橋滋雄記者です。この記事も大変深い取材が行ってあります。
出版社の編集者というのは、新聞社、TV局と異なり、会社を超えた編集者のつながりがあり、そのルートでメルマガ配信希望があり、連絡がとれるようになったのです。少しずつですが出版社に「修復腎移植」の支持者が増えてきました。
しょせん、論文や論説で「修復腎移植」の支持を訴えても、読む人は限られているし、たとえ理屈で反対派を圧倒しても、納得させるには限度がある。その点で、ストウ夫人の「アンクルトムの小屋」のように人間の感情に訴えて、奴隷制度を廃止させようという共感を生み出すのは、文学の独壇場である。
松本清張はミステリーを通して、大衆の社会問題への関心を呼び覚ました。本来なら文化勲章に値する功績だが、共産党と近かったので、それを逃した。松本清張とまではいかないが、麻野涼の「死の臓器」は臓器移植、臓器売買、移植ツーリズム、透析利権など医学をむしばむ今日的問題を扱っていて、読者の関心と共感を呼ぶだろうと思う。
願わくばベストセラー番付けに載ってほしいものだ。
またひとつ、読後感が寄せられた。
<『死の臓器』非常に面白く一気に読みました。
麻野涼は難波紘二じゃないですか?
そうじゃないとしても、徹底的に先生がレクチャーして
書かれた本でしょうね。それとも、先生が手を入れたとか。
今まで推理物を読んだことが無かったので、その点でも、
新鮮な経験でした。>
残念ながら私ではありません。もしそうなら「自作自演」になりますから、アマゾン・レビューに書き込む資格がありません。筆者は2008年2月5日号の「女性自身」特集「シリーズ人間」(万波誠:捨てる腎臓で 生き返る人がいるかぎり)の取材を担当した高橋滋雄記者です。この記事も大変深い取材が行ってあります。
出版社の編集者というのは、新聞社、TV局と異なり、会社を超えた編集者のつながりがあり、そのルートでメルマガ配信希望があり、連絡がとれるようになったのです。少しずつですが出版社に「修復腎移植」の支持者が増えてきました。
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