【糖尿病の高血圧】「日経メディカル」がアメリカで糖尿病患者の高血圧基準を緩和することになったと伝えている。最高血圧の基準値を引き上げたそうだ。
<欧米で、糖尿病患者の降圧目標を緩和する動きが広がっています。これまで、主要なガイドラインにおける糖尿病患者の降圧目標は、一般よりも厳しい「130/80mmHg未満」とされてきましたが、米国糖尿病学会(ADA)は今年1月、これを「140/80mmHg未満」に緩和すると発表。さらに、欧州高血圧学会(ESH)と欧州心臓病学会(ESC)の合同ガイドラインや米国合同委員会の第8次報告(JNC-8)でも、「140/80~90mmHg未満」または「140/80mmHg未満」に緩和される可能性が高いと見られています。
これらの動きは、近年発表された大規模臨床試験(ACCORD血圧試験やINVEST試験のサブ解析など)の結果を受けたものですが、日本の高血圧治療ガイドラインは、この動きを追随するのでしょうか。>
「最低血圧」は末梢血管の抵抗=動脈硬化度をあらわすので意味があるが、最高血圧が高くても動脈硬化がなければ別に支障はない。その証拠にだれでも走ったり、激怒したりすれば最高血圧はすぐに170mmHg位にあがる。日本もさっさと基準値を引き上げて、ムダな降圧剤の投与をやめるべきだ。
糖尿病学会も、こんな無意味な基準を設けるより、脳、心臓、大動脈の臓器別動脈硬化度、内腔狭窄度を測定する方法を研究すべきだろう。それで臓器別リスクが明らかになり、140mmHgに血圧が上昇した場合、どの臓器がどのようにやられるか、予測がつくはずである。
血糖値の基準値を日本基準から国際基準に変更し、糖尿病基準を緩和したばかりだが、日本糖尿病学会も追従しなければ患者から批判されるだろう。
私の安静時血圧は140/60mmHgなので、毎日測るのも面倒で、測定器は放置したままになっている。動脈硬化はアテロームの形成により内腔狭窄が起き、ついで石灰化が起こる。高度の場合はX線写真に血管が写る。梅毒性の場合は主に胸部大動脈に起こり、普通のものは腹部大動脈に起こる。また触診で手首のところの橈骨動脈の脈動が弱くなる。壁が固くなっているのだから当然である。血圧測定よりも触診の方がよほど重要なのだが、近頃のわかい医者は触診もしない。理屈を知らず、マニュアル診断になっている。
そういうわけで、「ネスカフェ・ゴールドブレンド」にアスパルテームを1匙入れたものを、午前に1杯、午後に1杯飲むことにした。はじめ砂糖と違うので違和感があったが、飲んでいるうちに慣れてしまって「甘い、美味い」と思うようになったから不思議である。コーヒーは1日10杯くらい飲んでいる。これでHbA1cと血糖値がどう変化するか楽しみだ。
近藤誠「医者に殺されない 47の心得」(アスコム)を読むと、「心得33:コーヒーは、がん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける」というのがある。私は近藤さんを尊敬しているが、この箇所はまゆつばだと思う。コーヒーの主成分はカフェインだから、もしそうなら薬局でカフェイン錠を買って飲んだらよいだろう。それに豆から入れるコーヒーと、インスタント・コーヒーは違うはずで、一緒くたに「コーヒー」と呼んではいけない。
<欧米で、糖尿病患者の降圧目標を緩和する動きが広がっています。これまで、主要なガイドラインにおける糖尿病患者の降圧目標は、一般よりも厳しい「130/80mmHg未満」とされてきましたが、米国糖尿病学会(ADA)は今年1月、これを「140/80mmHg未満」に緩和すると発表。さらに、欧州高血圧学会(ESH)と欧州心臓病学会(ESC)の合同ガイドラインや米国合同委員会の第8次報告(JNC-8)でも、「140/80~90mmHg未満」または「140/80mmHg未満」に緩和される可能性が高いと見られています。
これらの動きは、近年発表された大規模臨床試験(ACCORD血圧試験やINVEST試験のサブ解析など)の結果を受けたものですが、日本の高血圧治療ガイドラインは、この動きを追随するのでしょうか。>
「最低血圧」は末梢血管の抵抗=動脈硬化度をあらわすので意味があるが、最高血圧が高くても動脈硬化がなければ別に支障はない。その証拠にだれでも走ったり、激怒したりすれば最高血圧はすぐに170mmHg位にあがる。日本もさっさと基準値を引き上げて、ムダな降圧剤の投与をやめるべきだ。
糖尿病学会も、こんな無意味な基準を設けるより、脳、心臓、大動脈の臓器別動脈硬化度、内腔狭窄度を測定する方法を研究すべきだろう。それで臓器別リスクが明らかになり、140mmHgに血圧が上昇した場合、どの臓器がどのようにやられるか、予測がつくはずである。
血糖値の基準値を日本基準から国際基準に変更し、糖尿病基準を緩和したばかりだが、日本糖尿病学会も追従しなければ患者から批判されるだろう。
私の安静時血圧は140/60mmHgなので、毎日測るのも面倒で、測定器は放置したままになっている。動脈硬化はアテロームの形成により内腔狭窄が起き、ついで石灰化が起こる。高度の場合はX線写真に血管が写る。梅毒性の場合は主に胸部大動脈に起こり、普通のものは腹部大動脈に起こる。また触診で手首のところの橈骨動脈の脈動が弱くなる。壁が固くなっているのだから当然である。血圧測定よりも触診の方がよほど重要なのだが、近頃のわかい医者は触診もしない。理屈を知らず、マニュアル診断になっている。
そういうわけで、「ネスカフェ・ゴールドブレンド」にアスパルテームを1匙入れたものを、午前に1杯、午後に1杯飲むことにした。はじめ砂糖と違うので違和感があったが、飲んでいるうちに慣れてしまって「甘い、美味い」と思うようになったから不思議である。コーヒーは1日10杯くらい飲んでいる。これでHbA1cと血糖値がどう変化するか楽しみだ。
近藤誠「医者に殺されない 47の心得」(アスコム)を読むと、「心得33:コーヒーは、がん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける」というのがある。私は近藤さんを尊敬しているが、この箇所はまゆつばだと思う。コーヒーの主成分はカフェインだから、もしそうなら薬局でカフェイン錠を買って飲んだらよいだろう。それに豆から入れるコーヒーと、インスタント・コーヒーは違うはずで、一緒くたに「コーヒー」と呼んではいけない。
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