【広島県北の迷信】難波先生より

【広島県北の迷信】広島県北部の市に三次市と庄原市がある。どちらも「市」とは名ばかりで、前者は人口5.4万人、後者は3.7万人と広島市(人口120万人)の中に島として存在する「安芸郡府中町」の5.2万人に匹敵しない。民度も文化度も。

　三次市の「稲生の物怪」伝説とそれを利用した「物怪博物館」建設構想については、昨年8/17の「鹿鳴荘便り」で論じた。
https://blog.goo.ne.jp/motosuke_t/e/55b2b1158654b18bd70bbc89920fb59c
　いささか長文だが、ぜひご一読願いたい。私は「稲生物怪」をまったくの迷信と断定する。

　同じ備北の都市でも庄原市はもっとひどい。ここでは世間を騒がせる「異常事件」が多発している。
1) ヒバゴン：1970年代に登場。ヒマラヤの雪男みたいな「獣人」。但し住民の目撃談のみで、撮影された写真も物的証拠もない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%90%E3%82%B4%E3%83%B3
ヒマラヤの雪男（イェティ）は体毛のDNA鑑定により「クマ由来」であることが最近確定した。

2) ツチノコ：1974年に庄原市口和町永田の山中で最初に目撃されている。今日に至るまで写真撮影や蛇標本の捕獲成功例なし。https://blogs.yahoo.co.jp/m002035/20277944.html

3) ピラミッド：インチキ考古学者酒井勝軍が1934(昭和9)年に唱えた説で、日本最初のピラミッドが庄原の「葦嶽山」（815m）であるとした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%A6%E5%B6%BD%E5%B1%B1
　酒井勝軍の略歴は以下にある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E5%8B%9D%E8%BB%8D





「記事転載は事前に著者の許可が必要です。必ずご連絡いただきますようお願いいたします」