ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【またもロケット失敗】難波先生より

2012-12-03 12:49:00 | 難波紘二先生
【またもロケット失敗】韓国のロケット「羅老」が3回連続して、打ち上げに失敗した。
http://japanese.joins.com/article/079/164079.html?servcode=300§code=330


 前回は、「ロシア製」1段ロケットのせいにしたが、今回は2段ロケットのトラブル。原因は例によって「フランス製部品のせい」にされている。


 今年5月、韓国の「アリラン3号」は日本のH2Aロケットにより種子島から宇宙に無事届けられている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0524&f=it_0524_019.shtml
 それにしても「H2A」とか「NIPPON」という文字を削ったり、書き換えた画像を流したというのはどうかと思う。
 この記事にも「韓国の技術は日本の1960年代のレベル」とある。


 ルーマニア生まれで、米ヴァンダービルト大の経済学者N.G.レーゲンが、「工場を作る工場を作る工場」を生み出せる「創造的でしなやかな力」が中進国を先進国へと<離陸>させる「本質的な力」だ、と述べていることを紹介した。(「エントロピー法則と経済過程」) 
 今の韓国には、この力が欠けている。ロケットどころか、経済バブルが崩壊して、1997年の「IMF危機」の再来さえ予測されている。


 発明がすぐにテストされ、生産が合理的に行われ、画期的な製品がすぐに実用化される局面が一つだけある。
 皮肉なことに、それは人間精神にもっともつよい緊張状態を強いる、戦争である。
 戦争においては、平時に10年はかかる進歩が1年で生み出される。生産過程も流通も消費も、もっとも合理的に組織化される。
 それは「敵を打倒する」という唯一の目的に関して、国民の合意が成立しているから、可能となるのである。


 平時の民主主義はこの点で非常にむだの多い政治システムだが、個人の自由度を最大化するにはこれしかないだろう。
 だからこの制度はアリストテレスが指摘したように、市民に自由な時間を保証する、「奴隷制度」の存在を前提としてはじめて可能になったのであり、今日でも低開発国には成り立たない制度なのである。


 韓国大統領選挙が始まったが、朴正煕大統領の独裁時代に、なぜ韓国経済が奇跡的な成長に成功したか、ということを国民が正しく知らされていない以上、「漢江の奇跡」をもたらした「偉大な大統領」の娘が、より多くの票を集めるのではないだろうか、
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