盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

note と繋がりました

2024-11-09 22:01:56 | SM
本日、note に新たな記事を投稿して、このブログへのリンクを貼りました。


これでこのブログの存在が、note の読者さんにも伝えられました。

もちろんnote の投稿は始めたばかりなので、これまで年に数回の更新だったのが今後は毎日のように、なんて都合のいい話はありません。
おそらく最初のコメントを頂戴するまで、何週間も何ヶ月もかかるでしょう。
まあのんびり待つことにしましょうか。

……と以前の私ならいっていたと思いますが、いかんせん私は歳をとりすぎました。
いつの間にか前期高齢者です。平均寿命まで生きてもあと 20 年弱しかありません。
早いところ note を以前の「心理学科第二心理研究室」のように充実させて、多くの人と交流したいと考えています。

取り急ぎ、リンクを貼った報告でした。

おそらく人生最後の枠組み

2024-10-20 01:38:01 | SM
いきなり大きなタイトルで出ましたが、分かりやすく説明させていただきます。

改めて自己紹介を。
私、ある分野ではネットの中で有名人でございます。いや、もう忘れられて「ございました」といった方が正しいかな。

Seineux(しーな)と申します。

おそらく聞き覚えのない名前かと思いますが、十数年前までは主従関係(いわゆるSM)の世界ではちょっとは名の知れた存在でして、「しーなさんの隷(しもべ)になりたい、縛られたい、弄ばれたい」という女性たちに断りの返事をするのに忙しい毎日でした。
私にはすでに隷がいたので、その子を躾けるのに手一杯で、余裕がなかったのです。

ところが諸事情あってその隷と関係を解消する事になり、運悪く職場での猛烈なパワハラを受け、私は鬱病を患って仕事ができなくなりました。
さらに悪い事にヤケ酒が祟って肝臓をやられ、危うく死にかけました。
それから10年間、世間ではいちばん働き盛りといわれる50代を、私は蓄えを切り崩してただ無益に生きてきました。

このままでは終わりたくない。終わらせたくない。
何歳まで生きられるかわからないけれど、せめてもういちど、一花咲かせたい。
その想いで、YouTube にチャンネルを作りました。

Seineux【しーな】Channel

YouTube ではアダルトコンテンツが実質的に禁止されているので、敢えて主従関係のことには一切触れず、「あの」しーなであることも伏せて、違う切り口のコンテンツを積み重ねていきました。
ありがたいことにチャンネル登録者さんも今年で1000人を超え、一端の YouTuber を名乗れるようになりました。

これで橋頭堡がひとつできた。いよいよ本格的に歩みを進めるタイミングです。
以前に作っていたホームページ「心理学科第二心理研究室」は、プロバイダが廃業したりアダルト禁止になって空中分解していたので、腰を据えて再構築すべく拠点を探しました。
そして見つけたのが「note」です。


つい先日に作り始めたばかりですが、過去のホームページのデータはすべて残っているので、ネタに困ることはありません。
すでに記事を評価してくださる人も出てきました。
週に1回更新するとしても、おそらく来春までにはかつての規模を取り戻すでしょう。

と、足早に語ってきましたが、1年に数回しか更新してこなかったこの「盗人宿」は、今後は「交流の場」に生まれ変わります。
YouTube のお客さんも note のお客さんも、自由にリアクションできる談話室になります。
そこから新たな出会いが生まれ、広がっていくことを願っています。

今後とも Seineux(しーな)を御贔屓いただきたく、よろしくお願いを申し上げます。


被災お見舞い申し上げます

2024-01-01 18:20:37 | にゃんころ
まずは新年のご挨拶をするべきところではありますが、能登半島で大地震が起こり、多くの方が被災しました。
まだ発生して2時間ほどしか経っていないので被害の詳細はわずかしかわかりませんが、ウェザーニュースでは現地のレポーターから崩れた外壁や倒れたブロック塀、ひび割れて波打つ道路などの映像が送られており、被害の大きさをうかがわせます。
またテレビでは火事の映像も流れて、二次災害が起きていることがわかります。

被災なさったみなさん、元日早々に本当にお気の毒です。
私は何もお助けできませんが、せめて落ち着いた後でわずかですが赤十字に募金をさせていただきたく存じます。

改めまして、お見舞いを申し上げます。
命を失う方がひとりでも少ないことを祈念しております。

連覇

2023-11-20 06:48:43 | にゃんころ
将棋の藤井八冠が、JT杯(日本シリーズ)決勝で糸谷哲郎八段を破り、昨年に続いて連覇を果たしました。
これでタイトル戦八冠に加えて一般棋戦四冠も堅持して今年の対局を終えました。

藤井八冠の今年の成績は30勝5敗。勝率0.857となって、中原誠永世名人の持つ最高記録0.855を超えました。
これは瞬間最大風速で、最終的には来年3月の年度末にならないとわかりませんが、中原永世名人がこの記録を作ったのはまだ五段の時で、順位戦でもさほど強くない相手に勝ち続けたわけですから、大部分がタイトル戦の奪取か防衛だった藤井八冠の強さは同列には語れません。
年明け早々には王将の防衛戦が控えているので、3月まで6勝1敗ペースを守れるか微妙なところではあるものの、たとえ記録更新ができなかったとしても大いに賞賛されてしかるべきでしょう。

JT杯は持ち時間15分、使い切ると一手30秒、考慮時間1分が5回という早指しです。
印象的だったのは、大盤解説の佐藤康光前会長が何度も「お互いにこの手を30秒で指せるのはすごい」と感心していたこと、そして感想戦で「この場面でこの手はどうでしたか」と問われて両者が「それはこういう展開になるからあまりよくない」と読み切っていたことです。
藤井八冠はもちろん、糸谷八段も30秒の中でAIと同じかそれ以上を読んでいたわけで、改めてトップ棋士の凄さを見せつけられた対局でした。

「藤井ロス」ということばが生まれたようで、藤井八冠がタイトルを独占したので予選リーグやトーナメントを戦う必要がなくなり、対局の中継が激減してしまったという意味です。
藤井一強でつまらない、という声もちらほら聞こえてきます。
しかし棋士の強さのピークは20代中盤から後半といわれるように、21歳の藤井八冠はこれからさらに強くなっていくかもしれません。

タイトル戦19戦19勝、しかもフルセットまで行ったのは1回だけ、という異次元の強さを見せる若き絶対王者の快進撃は、いつまで続くのでしょうか。

表彰状

2023-11-14 15:32:37 | にゃんころ
いつも世話になっている動物病院から電話がかかってきて「郵便物が届いているので取りにきてください」。
のらくろのの健康診断は4月に終わっているし、何か新たにワクチンでも打てという話だろうかと訪ねてみると、大きな茶封筒を渡されました。

           表 彰 状
              〇〇殿
              のらくろちゃん(15歳)

  あなたは長年にわたり適正飼養され、家族の一員として
  多くの愛情を注がれてきました
  あなたの動物愛護の精神を称えるとともに、のらくろ
  ちゃんの長寿を祝い表彰いたします

              令和5年9月30日

              公益社団法人東京都獣医師会
              会長 〇〇

あんたに「殿」と呼ばれる筋合いはないと思いましたがそれはさておき、「長寿」って何でしょうね。

たとえば人間は65歳から老人といわれています。
しかしこれは国連が世界全体に対して提示した数字であって、長寿国の日本では実情と大きく異なります。
猫の世界でも昨今は完全室内飼いが基本のため、野外での怪我や病気の可能性がなくなって20歳前後まで生きることが多くなっています。

私はのらくろに対して、たいしたことはしていません。
気をつけているといえば、「人間の食べる物は決して食べさせない」「13歳の時から高齢猫用のドライフードを与えている」くらいのものです。
狭い家で毎日毎日同じものばかり食わされて、さぞ不自由な生き方をしているだろう、と逆に気の毒に思うほどです。

のらくろが膝に乗りたがるようになったら秋の訪れ、ベッドの掛け布団に潜り込んで寝るようになったら秋本番、というのが我が家の「季節感」です。
今年もそんな季節になったんですね。
こんな当たり前の日々が少しでも長く続くことを願っています。


若い頃の写真しか載せていなかったので、つい先日の近影を紹介しておきます。


両目の上部の毛と髭に、白いものが目立つようになりました。
やっぱり長寿なのかなあ。


盤石

2023-11-11 21:49:51 | にゃんころ
将棋の藤井聡太八冠が、竜王戦で挑戦者の伊藤匠七段を4-0のストレートで破って防衛を果たしました。

伊藤匠といえば、小学生将棋大会の準決勝で藤井少年を破り、「藤井を泣かせた男」として知られています。
今回の竜王戦でも、予選リーグ5組から強豪を次々に破って挑戦者まで登り詰めた、まさに「藤井世代」を代表する(藤井とは同学年)強豪棋士です。

それが蓋を開けてみれば、藤井の圧勝。特に第3局は藤井自身が後手番ながら「うまく指せた」というほどの完勝。

そして迎えた第4局、互いの研究がうまく噛み合って、きのうの一日目で81手まで進む驚異的な速さでした。
ところがその81手目、藤井八冠の指した手は、誰もが驚く「2四飛」。相手の歩の前なのでいわゆるタダ捨てです。
ここで封じ手になったのですが、巷では「新手の実験か、あるいは自爆か」と騒がれました。
当然AIの評価値も、伊藤七段に60%まで触れました。

今朝の伊藤七段の封じ手も当然、その飛を取る2四同歩でしたが、そこから3二角成とした藤井竜王は次第に評価値を盛り返し、「一手でも間違えたら詰まされる」猛攻を的確に最善手で対応して、最後には37手詰めという恐ろしい攻めをひとつも間違えずに進めて相手を投了にまで追い込みました。
いちど藤井八冠に傾いたAIの評価値が再び伊藤七段に傾くことは、いちどもありませんでした。
タイトル戦19連勝は、大山康晴十五世名人の記録に並ぶ歴代最長です。

これで今年のタイトル戦はすべて終わり、後はJT杯の決勝と一般棋戦を残すだけになりました。
もしも変なところで星を落とすことがなければ、かつて中原誠十六世名人が記録した年間最高勝率0.855を上回ることになり、まるでメジャーリーグでイチローが試合に出るたびに数十年前の記録を次々に掘り起こして塗り替えたような、驚異の快進撃を続けています。

さて、この21歳にして将棋界の頂点に立つ若者から、誰がタイトルを奪取できるでしょうか。
もちろん伊藤七段は今回こそ跳ね返されたものの、数年後に捲土重来を果たす可能性は充分あります。
かつて藤井キラーといわれた豊島九段も、タイトル戦でことごとく敗れてしまいましたが、依然大きな壁であることは間違いない。

そして最先鋒は、永瀬九段でしょう。

年明け早々に行われる王将戦の挑戦者決定リーグで、永瀬九段はトップを狙える位置にいます。
このままいけば、先日行われた王座戦と同カードになるかもしれません。
普段は練習相手として互いの手の内を知り尽くし、互いを高め合ってきたこのふたりの対戦は、今後数年のゴールデンカードになるかもしれません。

もちろん物心ついた頃からAIがある環境で育った若手が、名乗りを上げる可能性も充分あります。
とにかく誰かが藤井八冠を止めないと、早ければ4年後に彼は「永世八冠」というとんでもない記録を立ててしまうかもしれない。

私が生きているうちにそれを拝んでみたい気持ちと、誰が八冠の一角を崩すかを見てみたい気持ちが交錯して、複雑な気持ちです。

「たられば」は、ないけれど

2023-10-29 06:06:19 | にゃんころ
ラグビーW杯決勝戦で、南アフリカがニュージーランドを下して連覇を果たしました。

W杯決勝で史上初めてイエローカードが3枚出る波乱の試合。
ニュージーランドのサム・ケインが早い時間にレッドで退場し、ニュージーランドはひとり少ないプレーを余儀なくされました。
一方の南アフリカも試合開始早々、専門職であるフッカーを失いました。
そして過去3回の決勝で南アフリカがいちども許さなかったトライをニュージーランドが奪いました。

あのコンバージョンキックが、そしてその後のペナルティキックが、もし決まっていたら。

いや、たらればは、ないのです。
決勝トーナメントをすべて1点差で勝ち進んだ南アフリカ、4回目の優勝、本当におめでとう。
そして、すばらしい試合を見せてくれたニュージーランド、本当にありがとう。

私も還暦をとうに過ぎ、気軽に「4年後が楽しみ」といえる身分ではありません。
今回は予選リーグで敗退したオーストラリアが4年後の母国開催で劇的な復活を果たすのか、出場国が拡大されて期間が短縮される大会はどのようなものなのか、もしかすると私は目にすることができないかもしれません。
もともと更新の少ないこのブログですが、またラグビーW杯の話題をここで語れることを願っています。

八冠達成

2023-10-12 19:38:52 | にゃんころ
将棋の藤井聡太七冠が、永瀬拓也王座を破って八冠を達成しました。

これがどれくらい凄いことなのか、いまさら私がここで語る必要もないでしょう。
新聞は一般紙もスポーツ紙も一面トップ、地上波のニュースもワイドショーも各局がすべて時間を割き、政府は内閣総理大臣顕彰を送る検討を始めました。
かつて羽生善治現九段が七冠を達成したのが25歳の時。当時はまだタイトルは7つだけだったのでこれも全冠制覇で、こんな事はもう二度と起こらないだろうと(羽生自身も含めて)誰もがいっていました。
それを21歳の藤井がプロ7年目で成し遂げたのです。

振り返ってみると、不思議な対局でした。
第1局は後手番の永瀬が勝ち、事前に「自分は人間をやめる。やめないと七冠には勝てない」と語っていた永瀬の覚悟と研究は本物かとみんな思いました。
ところが第2局では後手番の藤井が入玉(自分の玉が相手陣に攻め込むことで、これをやると盤上の点数勝負になる)に持ち込み、しかも点数ではなく相手の玉を詰ませて勝利。
これを引きずったのでしょうか、第3局と第4局はいずれも永瀬があと一手で藤井玉を詰ませられるところまで優位に進めながら、最後の最後で永瀬に痛恨のミスが出て逆転負けしました。

永瀬は人間をやめ切れなかった。最後に人間らしいミスをした。

藤井は常々「人間はミスをする生き物」と語っています。
デビュー以降の藤井の勝率は毎年8割を上回っていますが、裏を返せば6回に1回くらいは負けているのです。
しかしタイトル戦の五番勝負や七番勝負では、これまで18回のうち17回は完封か1敗で勝ち抜けて奪取や防衛をしています。
唯一藤井から2勝したのは、羽生九段だけです。

考えてみれば、生涯勝率8割超えを相手に、短期決戦で勝ち越すことは至難の業です。
いくら激戦の予選を勝ち抜いて勢いのある挑戦者でも、毎月のようにタイトル戦をこなしている藤井に勝つのは難しい。
十数年後はわからないにしても、今後数年は藤井の天下が続くのではないでしょうか。
羽生七冠は約半年でひとつ失冠し、その後再び七冠に返り咲くことはありませんでした。
果たして藤井一強の日々は、いつまで続くのでしょうか。

負けてしまいました

2023-10-08 22:46:42 | にゃんころ
日本がアルゼンチンに敗れ、予選リーグ敗退が決まりました。

実力差がそのまま出たというのでしょうか、バックスの個人の突進力は明らかに相手が上でした。
そして最大の敗因は、自陣での反則によるアドバンテージでした。
私の記憶では相手トライの3本は、日本の反則のアドバンテージから生まれたものです。
攻め込んで相手に反則をさせてこそ日本の持ち味が発揮されるのに、これでは正反対です。
前半を僅差で折り返しただけに、後半での息切れが悔やまれます。

8年前に南アフリカを、4年前にイングランドを破り、「もうジャイアントキリングとはいわせない」と讃えられた日本。
そこにマイケル・リーチという精神的支柱があったのは確かです。
しかし年齢的に4年後は、彼はもういません。
彼だけではなく、多くのポジションで若手の台頭が不可欠です。
あのオーストラリアでさえ、今回は決勝Tに進めませんでした。
日本はまた、100点差で負けるチームになってしまうのでしょうか。
それともベスト8の常連に生まれ変わるのでしょうか。

何はともあれ日本代表、本当にお疲れ様でした。4年後を楽しみにしています。

こちらは順調な滑り出し

2023-10-07 16:49:31 | にゃんころ
将棋の竜王戦七番勝負第一局、さっき先手の伊藤匠挑戦者が投了して、後手の藤井聡太七冠が先勝しました。

残り時間は伊藤が30分、藤井が1時間。
終盤に圧倒的な戦力を持つ藤井に残り時間で上回られたということは、遡ってきのうの1日目の封じ手時点ですでに勝勢は傾いていたわけです。

将棋に詳しい人ばかりではないでしょうから(私も詳しくない)詳細には踏み込みませんが、伊藤が右辺の端歩を突いたところで藤井が応じて同歩で取っていれば、若干先手が有利だったようです。
藤井はそれにかまわず別の手を指した。これは両者の研究のぶつかり合いだったのでしょう。

封じ手の時点で評価値は伊藤40%、藤井60%。残り時間も藤井が1時間多く残していました。
藤井と同学年で、今回も竜王リーグ5組から破竹の勢いで勝ち上がって挑戦者となった「対藤井の最新兵器」伊藤も、さすがにここから逆転するのは無理だったようです。

第2局は17・18日に行われます。
勢いに乗る伊藤を後手番で破って先勝した藤井は、かなり有利になりました。
もしかすると11月の上旬には、藤井の八冠達成と竜王防衛の両方が実現しているかもしれません。
できれば私が生きている間に、八冠は達成してほしい。こんな機会は二度とないでしょうから。
そしてひとつでも多く防衛して、ひとつでも多く永世称号を取ってほしい。
これが年寄りのささやかな願いです。