盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

ジャパンのブランド力

2011-11-28 12:53:33 | にゃんころ
先日、アニマルプラネットで「しばわんこ和のこころ」が再放送されたので、すかさず録画しました。

もともと NHK で制作された10分ほどの番組で、アメニというより、紙芝居ですね。
しばわんこ、みけにゃんこ、人間と会話のできる2匹が、博学のおばあちゃんをはじめとする登場人物との会話を通して、日本に伝わる考え方や知恵を紹介していくものです。
原作になった本も、番組の DVD も販売されているので、機会があればぜひご覧ください。

日本文化の単なるうんちく教育番組ではない。押し付けていない。
ああ、すてきな考え方だなあ、しゃれているなあ、心がこもっているなあ、というのが伝わってくるんですよ。
しかも、しばわんことみけにゃんこが、絶妙に、いい。
そしてナレーションとおばあちゃんのアフレコが、野際陽子。もう「よろしくご指導ください」の心境です。

テーマソングからして、いいですよ。
「縁側でのんびりと お茶でも飲んでひと休み なぜか惹かれる 和のこころ♪」
うちに縁側は、ないけどさ。

とてもほのぼのと、おだやかに、まさにのんびりと、そして脳味噌のどこかが猛烈に加速する、とても心地よい番組です。

この番組にも通じる脳味噌の加速を与えてくれるのが、テレビ東京系列で放送されている「和風総本家」。
人に勧められて観るようになったんですが、まず司会のアナウンサーが実にいい。
もともと局アナが(独立する前に)タレント化してもプロの芸人には決してかなわない、というのはフジを筆頭に民放各局がアナウンサー総タレント化を推し進めていまどのような惨状を招いているか、見れば誰でもわかるわけですが、この増田和也という局アナ、実にいい。

とにかくちゃらちゃらしていない。局もさせない。
TBS の安住アナとタイプは違いますが、「タレントがいうような番組用のおもしろいコメントより、笑いを目的としない本筋を通すコメントが、おもしろさという結果を招いている」部分は共通しています。
たいていの局アナはすべって痛くて笑われるんですが、彼も安住もすべらずに笑わせている。これは決定的な違いです。
まだ20代(年が明けてすぐ、みそじ)ですが、ちょっと彼は今後の注目株ですよ。

あまり突っ込んで話しすぎると今回のテーマから外れるので、和風総本家に戻しましょう。
先日は「海外で愛されるメイドインジャパン」。
アメリカの家具職人に愛される大工道具、イタリアの文化財修復職人に御用達の和紙。
メイドインジャパンの実力は世界のお墨付き、これはもういうまでもないことで、技術立国日本の面目躍如です。

しかしその日本がこのところ、長い低迷から抜け出せずにいます。
確かにリーマンショック、ドル安やユーロ安、自分勝手な人民元の為替レート、そして震災など、逆風ふきまくりなのは間違いない。
でもそれだけなんだろうか。本当はもっと違うところに、根源的な理由があるんじゃないだろうか。

まあタイの洪水で工場が止まったのは、これはしかたがない。
逆に、泥棒国家の中国ではなく、日本に敬意を払ってくれるタイにあれだけ工場が進出していた、という事実が重要です。
ぜひ日本企業はアジアの「友好国」に積極的に投資し、平和的に大東和共栄圏を築き上げてもらいたいです。
世界から嫌われる盗人と手を組む必然性はどこにもない。たとえあってもそれを曲げて盗人と組まない勇気を、持ってもらいたい。
吉本でさえ紳助を切ったんだから、企業が投資先として「近い、安い」という目先の利益を切り捨ててでも中国から撤退しタイやベトナムやマレーシアに進出することに、何のためらいもありますまい。

で、何をいいたいかというと、技術立国日本の低迷を招いている最大の原因に、韓国企業との競争があるわけですよ。

韓国は IMF から支援を受けた時点で、いちど倒産した国です。
その時点でデウ(大宇)財閥は解体しました。
会長が日本円で数兆円を着服して海外に逃げ、帰国して懲役を食らったのは有名な話で、会長が数兆円を持ち逃げできる時点で背景にある富の集中と私物化の実態が見えるわけですが、それでもまあいくつかの財閥は生き残った。

その生き残った財閥はいま、共産主義国に匹敵する「国営企業」になっています。
もちろんその筆頭が、サムスン(三星)とヒュンダイ(現代)です。
単純比較はできませんが、たとえば日本なら三菱+安田+パナソニック+東芝、三井+住友+トヨタ+日産、のような企業が完全に国の主導で動いているようなものです。
そりゃ強いですよ。半端じゃない。いい悪いは別の議論として、いま世界経済の中で存在が許されてるんだから、戦うしかない。

しかもここ数年、ウォンは安い。もともと倒産した国の、しかも世界の中ではその他大勢の通貨です。
おまけに国が総力をあげて輸出促進のためにウォン安誘導を続けている。このあたりはいまの日本政権にはできないことです。
まあこれもそろそろだとは思いますけど、当面は続く。これも戦うしかない。

そして何より何より、韓国(もちろん中国にもいえることですが、今回は長くなるのでパス)の企業は「安かろう悪かろう」からスタートしている、これが大きい。

世界的に景気が上向いていれば日本企業の独壇場ですが、これだけ冷え込んでしまうと「安かろう悪かろう」より「悪くても安ければよし」が世界の消費の基準になってしまいます。
確かに日本製品は、いまでも世界最高水準を提供しています。しかし世界的不況の中で、そのマーケットは縮小の一途です。
最大の問題は「悪くても安ければいい」市場を、これまで日本企業がないがしろにしてきたことです。
ブランドイメージが傷つくといって、安物を市場に出して戦う努力を、怠ってきたのです。

どこかで誰かがいっていました。ウォールストリートジャーナルだったかな。
「日本企業は再び世界を席巻する技術力も体力もある。問題はその復活のしかたを間違え続けていることだ」と。

パナソニックブランドは、トヨタブランドは、守らねばなりません。日本の技術の牙城です。
しかし、それ「だけ」でしか商売できないというのは、思い込みです。自己意識過剰です。
別会社でも別ブランドでもいい、安価な普及品を世界に向けてどんどん売り出せばよいのです。
「世界最高技術」を背景にした親しみやすい購入しやすい商品と、「安かろう悪かろう」からスタートした成り上がりが「実は私も世界最高技術」とかいう商品と、どちらがより受け入れられるか。

実質的にパナソニックであること、トヨタであることは、隠していい。隠したほうがいい。
それがすばらしいことは、もう世界の津々浦々に浸透しています。
ただひとこと、「Made in Japan」と書かれているだけで、よいのです。
このすばらしさも、みんな知っています。
そのメイドインジャパンを安く買える。世界の人々にとって、こんなすばらしいことが、ありますか。

たとえ作った工場や工員がタイであれベトナムであれ、「Powered by Toyota」でいいんです。
日本企業が主体で作っている、ただそれだけで世界を凌駕する力を、日本は持っているのです。
企業を私物化する愚かな経営者と、国の将来より自分の利益を優先する政治家には、できないことかもしれません。
しかしこれから何世紀かの日本は、特定企業のイメージより「メイドインジャパン」「日本の技術で作られた製品」を前面に押し出すこと以外、もう再び天空を舞う手段はないのです。


「の」で始まるにゃんころは、いま私のベッドで羽根布団に潜り込んで寝ています。
夜中は毎晩が運動会ですが、昼間はおとなしいものです。
私は体がどんどん衰えていますけど、あいつの食事は適正に与えているので、毛のつやもよく元気です。

去年の脱走で首輪を失ってしまったので、そろそろ新しい首輪を作って、生活が落ち着いたらチップも埋めてやらねばなりません。
ワクチンもやってないなー。
とにかく私が安定しないことには、何もできません。

虚脱感から客観に

2011-11-26 17:34:29 | にゃんころ
立川談志が、他界しました。

私の落語好きは、小学生の頃に出会った談志が、そもそものきっかけですからね。
他の噺家の訃報も確かに残念ですが、今回ばかりは桁が違います。
いまはまだ、頭を整理できません。思いつくままに綴っていきます。

いくら私が年寄りといっても、二つ目の小ゑんの時代は知りません。真打ちに昇進して談志を名乗ったのは、私が小学校に入る前ですからね。
そして小学生時代、我が家にあったのは真空管の白黒テレビが1台。
バラエティはいまのように作り手も視聴者も痴呆ばかりではなく、まっとうな芸能番組も多く流れていました。
私の両親はけっこう観ていたので、必然的に私もそれに触れる機会があった。

その中でもよく見かけたのが、新作落語「授業中(山のあなあな)」が大人気だった三遊亭歌奴と、落語はめったに聴けなかったけれど必ずどこかの番組で顔を出していた林家三平でした。
どちらも大好きで、テレビに出てくるだけでうれしかった。
もちろん「山のあなあなあなあなあな、あな、あなた、あなたもう寝ましょうよ」「なんでそこだけどもらないんだ」は、寝るという本当の意味をわからず笑ってたわけですけど。

しかし何より幸運だったのは、「笑点」の立ち上げと初期の放送に、間に合ったことです。
なんとおもしろい番組なんだろう、と釘付けになりました。
いまの笑点しか知らない人には想像もつかないでしょうが、当時の笑点はレベルもクオリティも桁違いに高かったのです。
子供や年寄りに媚びてレベルを下げる、なんてことを談志は微塵も考えなかった。
だから小学生にすべては理解できなかったけれど、理解できた部分はとてつもなくおもしろかった。

そこからはもう、談志にのめり込み、その流れで落語にのめり込みました。

振り返ると、私はとても恵まれていました。
まず父が「本物」を見分ける目を持っていたこと。
他に番組はいくらもあるだろうに、毎週日曜は必ず談志の笑点を観ていました。
落語や演芸なら何でもいいわけではなく、「ああこれはつまらない」「この人は観なくてもいい」と平気でチャンネルを変える人なのに。

あるいは私が東京下町のまん真ん中に住んでいたこと。
残念ながら貧乏人なので、寄席に行くというのはとてもハードルの高いものでしたが、周囲にはまだ落語の登場人物を地で行くような人物が、たくさん住んでいました。
焼け残った古い長屋もあったし、いまのマンション生活者のような「義務感でのおすそわけ」ではなく、ごく普通に日々のおかずや惣菜が行き来していました。
私は昭和前半までの落語の世界を肌で感じられた、最後の世代だったのかもしれません。


あー、やはりまとまらないね。
書き始めたのが訃報の当日。
それから3日、DVD を引っ張り出し、ネットを探しまわり、常に談志の何かを再生しながら、まだいなくなったことを実感できない。
私にとっては「崩御」ともいえる大きな出来事を客観視するには、長い時間が必要でしょう。
頭は猛烈な空ぶかしを繰り返すばかりです。

濃いなあ

2011-11-20 23:17:42 | にゃんころ
ホークス選手の皆さん、秋山監督ならびにスタッフ、王さん、孫オーナー、優勝おめでとうございます。

統一球だのなんだのいってる人もいますが、今回はとにかく3時間をじわじわじりじり見つめる7試合でした。
まあ某新聞系球団のやってることが馬の精液(1回 200cc)とすると、この7試合は牛の精液(1回 3cc)ですね。

なんだこの比喩は。相変わらずだな。

ひとことでいえばホークスが王道、ドラゴンズが奇襲のシリーズでした。
ホークスがエンジンもフレームもタイヤもドライバも完璧なレーシングマシン、ドラゴンズはエンジンとドライバだけが突出した車。
スペックだけ比較したらホークスの圧勝です。
しかし実際は最終戦までもつれた。ひとえにエンジン、つまり投手力にすべてを託した落合ドラゴンズの大健闘です。
バランスのとれたチームでさえ、何かひとつだけでもとりえのあるチームに、ここまで苦戦させられる。

6戦は和田の(まぎらわしいな、ピッチャーの)初回の失点が、果たして失投だったのか戦略ミスだったのか、に尽きます。
バッターの和田にはこれまで内角を打たれてきた。その内角をいかにいやらしく攻めるかが焦点だったはずです。
それが外角の棒球になった。
このシリーズで2点は分水嶺です。どちらが取っても挽回は難しい。
そしてその通りになりました。

7戦、ドラゴンズは山井できました。正直いってこれが先発最後のカードです。もう残っていない。
「はやぶさ」の偉業は世界的に評価されるに至りましたが、20年前の日本のロケット開発は「この路線一本に決め撃ちする、開発する、失敗する、挫折する」の連続でした。
つまり「1枚しかカードを持たない」ことが、致命的な遅れを招いたのです。
もちろん軍事と絡めて予算をとれる国とは事情が違うので、しかたがないのですが、これで日本が出遅れたことは間違いない。
それと同じことが、7戦の山井の先発だといえます。

もう手持ちのカードが、ないのです。

先の書き込みでも申し上げたように、ホークスはわずかなほころびを見逃すほど甘いチームではありません。
落合監督にとって、山井の3回途中降板はまさに想定外でしょう。
いや、想定内かもしれません。もしそうなったら覚悟を決めよう、せめて恥ずかしくない終わり方をしよう、と。

それからの展開は、ご存知のとおりです。
最後の砦を失ったドラゴンズに、先発杉内も中継ぎ抑えも打ち崩す打力は、もともとありません。
ファルケンボーグのアクシデントは、あの打球を避けるのは右投手では無理としても、ホークスはそれを痛手とさせないカードを何枚も持っていました。
相変わらず打てないドラゴンズと、相変わらず投手のいいホークスを、これでもかと見せつけた最終戦でした。

振り返ってみると、まあこれも前にいったように終わってからは誰でも何でもいえるんですけど、やはり「エンジンだけに依存した限界」に思えるのですよ。
7戦いずれも、ホークスの投手は崩れなかった。それでも3敗した。それくらいドラゴンズの投手はすごかった。
その中で、ただのいちどでも序盤にエンジンがミスファイアやノッキングを起こしたら、もうピットにある予備のエンジンは型落ちばかり。
とてもじゃないがアドバンテージなど夢のまた夢、ついていくだけで精一杯。
それ以外に優位となれる手段がないのですから、さすがの落合監督ももう腹をくくるしかないでしょう。

もしドラゴンズ以外のチームが、CSとかいうわけのわからんシステムで勝ち上がってきたら、おそらくこのシリーズは4戦で終わっていました。
いまトータルバランスでホークスと互角に戦えるチームは、セントラルリーグには皆無です。
スワローズでもたぶん無理。どこかの読売系チームは論外。
唯一、類希な投手力で勝ち上がったドラゴンズだったからこそ、記憶に残る名勝負が生まれたわけです。

もともと貧打のドラゴンズですから、貧打戦という指摘も決して間違いとはいい切れません。
同時にそれを補って余りある強烈な投手力で、よくぞここまで貧打をカバーして勝負ができた、とドラゴンズを尊敬せずにはいられません。

みなさん、おめでとう。おつかれさま。ありがとう。

ヴァーユの杖+2

2011-11-18 13:59:47 | にゃんころ
FFXI の話を。

かばとっと(カーバンクル)を呼びっぱなしで歩くのは、カーバンクルミトンさえ入手すれば簡単です。
不意に攻撃されたときの護衛として、実に頼もしい。
しかし敵と対峙して命のやりとりをするには、あまりに非力です。打たれ強くない。攻撃が強くない。あくまでも先鋒であって、満を持して腰を上げる大将ではありません。

そこで、他の神獣を呼びっぱなし、つまり MP 消費とそれを打ち消す装備の能力が均衡すれば、戦闘力は格段に向上します。
もし装備の能力が上回れば、呼び出しているのに逆に MP は増えていく、という現象が起こります。
つまり攻撃技や防御技で MP を消費しても、戦っていれば自然に補われるわけです。

選んだのは風の神獣、ガルーダです。
攻撃という意味では氷の神獣シヴァのほうが有用かもしれませんが、ガルーダには「風の囁き」、つまり自己回復能力がある。
これを持っているのはかばとっと、リヴァイアサン、そしてガルーダだけです。
相手に削られて HP が減ったら、他の神獣は呼び出し直すかアイテムを使うしかない。
自己回復できるのは圧倒的なアドバンテージです。
そしてガルーダには、シーフにも匹敵する回避の高さがあります。

まあ、神獣の加護でリフレシュの効果があるディアボロスという選択肢もあるのですが、あいつはどうにも、契約するハードルはめちゃくちゃ高いくせに、いざ味方にすると戦闘力が低すぎる。

ということで、いままでジャクリーヌの使っていたアウスタースタッフ(風属性召喚獣維持費 -3)を、メイジャンの試練で作れるヴァーユの杖 +2(風属性召喚獣維持費 -6)に持ち替えるべく、やりましたよ試練を延々と。
おそらくこれをお読みになる誰もがことごとく不要な情報ではありますが、自己満足で記録を残しておきます。

・試練790 クルック(D35 隔412)→ティヴァッツ(D41 隔366) 樹人族50 天候 火氷風土雷水光闇

これはもうグロウベルグの一択です。マップ G-12 の北側に貼り付いて、少し西に行けばたくさんいます。
南に行くとチゴーがいて絡んでくるので、あくまで北が基本。
風の聖地グロウベルグ、少し待てばすぐ風天候になります。だから 50 匹といわれても実質は 10 匹。
私はお犬様で戦いました。呼び直し1回で倒せる相手です。

・試練791 耐火+5 耐風+5 耐雷+5 耐光+5 スパイダー族50 火風雷光天候

これもボヤーダ樹の一択。すぐ雷天候になり、スパイダーもノンアクティブ。リンクはしますが数をこなしたいので好都合。
マップ J-6 あたりでお犬様といっしょに戦えば、リポップとヒーリングがちょうどいいバランスです。

・試練804 耐風+10 追加効果:風ダメージ+5 種族指定無50 風天候or風曜日

条件が風天候or風曜日なので、これはテリガンかグロウベルグの二択。
テリガンで FoV(ウサギ+トカゲ)で経験値を稼ぎながらやりました。もちろん相棒はお犬様。
後で必要になる風の石印 15 個も、このとき半分くらい入手できました。

・試練805 AGI+1 追加効果:風ダメージ+5 プラントイド類75 風天候or風曜日

プラントイドというのは植物系で、テリガンにはいません。となるとこれまたグロウベルグの一択です。
で、樹人だけではなく、キノコも含まれるんですね。
ということでマップ K-5 あたりで、お犬様といっしょにキノコをぺしぺしと。いろいろ状態異常系攻撃をしてきますが、恐るるに足らず。
たまにクゥダフが近づいてくるので、それだけは注意です。

・試練806 D+14 隔-10 AGI+2 回避+8 アルカナ類100 風天候or風曜日

これ、何でやったかなあ。忘れた。

・試練810 D+4 ウインドアフィニティ+1 アンデッド類150 50ダメージ以上の風属性攻撃で止め

さて、ここからが難関。曜日も天候もボーナスになりません。150 といわれたら額面通りに 150 匹を倒す必要があります。
しかも風属性でとどめ。過去に詩人と白しか育てていないジャクリーヌには、もうガルーダのウィンドブレードしかありません。
つまり、ガルーダの維持費を減らす杖のために、ガルーダの維持費を減らさない杖で戦わねばならないのです。

そこで、最初はお犬様をけしかけて8割くらい削り、離れたところで帰還させてガルーダを呼び出し杖を持ち替えてウィンドブレード、というマクロを使いながら戦いました。
これなら MP の浪費は最低限で済みます。でもスペースが必要だし、やたらと時間がかかる。

この頃にはもう召喚士 Lv80 をとっくに超えているので、維持費も半端ではありません。MP バーが見る間に減っていきます。
正直いって、この段階で数ヶ月、ほっぽらかしてました。テリガンで夜だけ戦って、一向に進まない。
ところがよく考えたら、経験値の入るアンデッドの宝庫が、あったんですよねえ。
エルディーム古墳の地下です。
雰囲気が陰鬱としているので足が向きませんでしたが、行ってみたらいやはやなぜもっと早くこなかったのか、ですよ。

1枚目のマップの西、F-8 あたりでスニークをかけて穴から落ちる。下はアンデッドの大安売りです。
お化けは厄介なので、ほねに絞ります。落ちた2枚目マップで少し北に行くと、J-10 の広場に Tomb ほねが4匹。2匹が戦士、2匹が暗黒騎士です。
戦闘場所は J-9 あたり。他のほねやシャドーもいますが、この試練を受けるくらいならとっくに練習未満です。絡まれないし、スニークをかければヒーリングも問題なし。

アウスタースタッフを背負ってガルーダを呼び、スニークをかけて Tomb を釣りに行く。
J-9 まで引っ張って戦闘。6割くらい削れたら(これはメリットポイントの振り方次第。場合によっては7割以上削るのが望ましい)ティヴァッツに持ち替えてウィンドブレードのマクロを発動。
4回繰り返すと、ちょうど MP が要注意範囲まで減るので、ヒーリング。
もちろんレジられることもあるので、これが3回になるかもしれません。いずれにせよヒーリングしてる間に、また次がポップするので相手には困りません。

ちなみにこの段階からは、フェローを呼び出しておくのが必須です。
どうせ経験値目的ではないので、稼ぎが少なくなって困ることはありません。むしろフェローの育成にはまさにうってつけ。
黙って立たせてりゃレベルが上がっていくんですから、限界突破のことを考えるのが逆に面倒なくらいです。
ジャクリーヌのフェローはこの段階で Lv57。ただ付き合わせておくだけで、最終的に Lv68 になりました。

・試練813 D+4 ウインドアフィニティ:召喚獣維持費-4 大羊族(シープ)200 ガルーダの攻撃で止め

いよいよ維持費マイナスがつく段階にきました。今回は属性も何も関係なく、ガルーダの攻撃でとどめをさせばいい。
Lv80 台で経験値の入る羊というと、カダーバの浮沼の Wild Karakul だけ。場所はマップ J-9。他に危険なモンスターもいません。
ところがこいつは、殴ったり殴られたして TP がたまると、技を出すと同時にチゴーが出現します。水浴びくらいしろよまったく。
チゴーはけっこう攻撃力が高いので、出現されるとかなり厄介です。

そうなると、とりうる手段はただひとつ。TP をためるから出現する。よけいな TP をためなければ出現しない。

前述のとおり、ガルーダはとても回避の高い神獣です。格下の相手から 10 回攻撃されて、命中するのはせいぜい2回。
ならば攻撃しなければいい。どかーんと削る攻撃の他は、何もせず殴られるに任せればいい。
もちろんジャクリーヌもフェローも手出しはしません。でかく削る攻撃のリキャストを待つ間、みんな何もしない。
ずいぶん間抜けな光景ではありますが、200 回戦ってチゴーが出現したことは、ただのいちどもありませんでした。

・試練1674 D+5 ウインドアフィニティ:召喚獸維持費-4 ウサギ族200 ガルーダの攻撃で止め

さっきの段階から攻撃力が +1 されるだけで、他には何も変わりません。しかしこれを越えないと、次に進めません。必要経費です。
ボヤーダ樹でもいいんですが、ダンジョンだから閉鎖的な雰囲気が好きでないのと、風の石印稼ぎのために、再びテリガン。
この頃にはすでに石印は揃っていましたけど、あって困るものでもないので、稼ぎつつ地道に 200 匹倒しました。
羊と違ってただ殴ればいいので、ジャクリーヌもフェローも殴りました。倒す直前に戦闘解除して、とどめをガルーダに任せる。
たまにタイミングが狂ってガルーダ以外が倒してしまうこともありましたが、まあご愛嬌で。

・試練1675 ヴァーユの杖 D49 隔366 召喚獸維持費-5 Lv80~ マンドラゴラ族250 ガルーダの攻撃で止め

いよいよ名前が変わり、グラフィックも変わります。同時に装備レベルも上がるので、レベル制限のある戦いでは使えなくなります。
場所はボヤータ樹のマップ A-6。南に行ったトンネルの中に3匹、北の広場にはいくらでもうじゃうじゃいます。
スニークをかけて広場に釣りに行き、奥のほうにいるやつにガルーダをけしかけて、すぐ待機。
トンネルに戻る頃には何匹かリンクしてやってくるので、順番に倒せばいい。
4匹までなら MP も余裕で足ります。それより多いと少し危ないかも。
ちなみにそのトンネルを南東に抜けてさらに南に進むと、GoV の教本があります。リフレシュをかけるのにも、ついでにウサギも叩いて稼ぐのも、実に便利です。

・試練2178 ヴァーユの杖+1 D51 隔366 召喚獸維持費-6 Lv85~ クァール族250 ガルーダの攻撃で止め

維持費軽減の側面では、これが実装されている最終段階です。
相手はメリファト山地(S)マップ K-4 の War Lynx。6匹いるので広場を横断して叩き潰しては次、倒しきったらヒーリング、で次がポップし揃います。
たまに Muq Shabeel という NM が湧きますが、こいつもカウントに含まれるし、いまのガルーダの敵ではありません。

・試練2586 ヴァーユの杖+2 D52 隔366 Lv90~ 召喚獸維持費-6 契約の履行使用間隔-10 風の石印 x15

風の石印を15 個、トレードするだけ。戦闘なし。実に拍子抜けです。
ここまでアビセアとかいう訳のわかんないエリアばかり選んで戦ったりしない限り、自然に 15 個が手元にたまっているはず。
それをトレードすれば終わりです。
そうでない人は、どうせアビセアでさんざん稼いでいるでしょうから、競売で高い金で買ってください。

ということで、維持費 -6 の杖ができました。
しかしこれでもガルーダを呼び出して「神獣の加護」で維持費を減らしても、3秒ごとに MP が1ずつ減っていきます。
なかなか難しい。あとは他の装備で維持費軽減かリフレシュをつけないと、どうしようもありません。
花鳥風月か、AF3+1 か。めんどくさいことに違いはない。
でもカンパニエ時のみリフレシュの首装備があるので、カンパニエに限ればこれで0にできます。あとは現代世界で FoV のリフレシュ。

いつでもどこでもガルーダを連れ歩くにはまだ至りませんが、少なくとも出して戦い続けるには充分な実用性を得られました。
ここから先は、ほんとに自己満足ですね。
かばとっとしか連れ歩けなかったときは、ガルーダを連れて歩いている人を、ほんとにうらやましく思いましたから。

まあ FFXI も今月末にはいちど距離を置かねばなりませんけど、また落ち着いたらゆっくり考えます。

・2012,03,08 追記

その後の実装によって、

・試練3019 ヴァーユの杖+3 D55 隔366 Lv95~ 召喚獸維持費-6 契約の履行使用間隔-12 風の石印 x40

これは自然にたまらなかったですね。ひげおやぢの分も含めて、ここにすべて投入しました。

・試練3482 バユバタIII D57 隔366 Lv99~ 召喚獸維持費-7 契約の履行使用間隔-12 鳥王の翠石 x15

いわゆる「ブンカール(S)のかに道楽」で、ひげおやぢが短剣スキル+回避スキル+フェロー育成の目的で戦っていたら、あそこもたまには風が吹くので、確か 12 個入手できました。
残りは買いましたね。別に全部買ってもラグナロクサーバの競売相場で 75 万G、いまとなっては所持金の 3% にも満たない額ですが、取れるぶんは自分で取って、くたびれた分は金で購う。

ついに(加護が前提ですが)ガルーダの永久召喚が、名実共に達成されました。ぱちぱちぱち。長かったー。
エリアをまたぐと加護が消えてしまうため、完全永久召喚とはいえぬものではありますが、移動にさえ気をつければ充分に実用範囲です。
召/学でいろいろ戦ってみたところ、机上演習+アスピル+スピリットテーカーで、丁度 +2 までの敵なら余裕をもって連戦できます。
ほんとに、エレメントサイフォンもいらないくらい。
かばとっとでさえ残り MP に注意しなければいけなかった時代を振り返ると、本当によくここまでソロで育ててきたものです。

残るは AF3+1 銅と、花鳥風月の鉢金ですか。AF3 足なんぞというアビセア中毒限定品は、最初から想定外です。
これはもうプラスαなんで、ゆっくりやっていきます。

というよりも。

困ったことにひげおやぢの回避短剣も、風ルートなのですよ。おまけに2本。
風の石印が 110 個、鳥王の翠石が 30 個。すべて買ったら 370万G。さすがにこれは、ねえ。
すでに2本ともキーラ +2(回避 +20)までは持ってきたので、残るはキーラ +3 とソクチャです。
多すぎて心が折れてもつまらないので、最初から「こまめにグロウベルグ(S)に行き、チョコボレースの利益でこまめに買う」の2段構えで進めています。
こちらはまた別の機会に、改めて。

捨てたものじゃない

2011-11-18 09:12:39 | にゃんころ
日本の野球がつまらなくなったのではなく、日本の野球を取り巻く連中がつまらなくなった(というより昔からそうだった)から、野球の人気は下がる一方なのだと再確認できる今年の日本シリーズ。
たまりませんね。歴史に残る名勝負といっていいと思いますよ。

4戦までが投手戦に見えたのは、ひとえにドラゴンズの投手陣が踏ん張ったからです。
もともと今年いちばん打線の成績が悪かったドラゴンズ。打って勝てるはずがない。投手が抑えればいい試合ができる。
あの隙がないホークスの打線をロースコアに抑え続けた投手陣、まさにリーグ優勝チームにふさわしいピッチングでした。
1戦2戦はたまたま連勝したドラゴンズですが、これはどっちに転んでもおかしくない試合でした。

ただ、5戦は、それが裏に出た。
現時点ではまだ最後の勝敗はわからないものの、ドラゴンズは致命的な何かを失った気がします。

8回表にチェンを続投させた。
確かにそれまで2点で踏ん張っていた。裏には打席が回る。替えたくないのはわかる。
しかし最初の打者の本多に内野安打を打たれた時点で、もう体力ではなくツキがなくなったことは明白でした。
打球を捕ったのはショート荒木。まったく精彩のないドラゴンズ打線で唯一当たっているともいえる、いわゆるシーズンのツキ男です。
その彼がセンターに抜けようかという打球に飛びついて、捕った。
過去4戦ならこれがアウトになる流れです。しかし捕球した荒木は投げることさえ試みなかった。
そのとき本多は、すでにファーストベースを駆け抜けようとしていたのです。

裏の打席より、ここはチェンが悪い流れに足をとられてしまったことを、重要視すべきでした。

もちろん勝負はすべて結果論ともいえます。後からなら誰でも何でもいえます。
しかし素人の私が見ても明らかに流れを失ったチェンを、あのタイミングで交代させなかったことが、5戦だけでない極めて大きなものをドラゴンズが自ら手放してしまったように思えてならないのです。
あの8回の3失点は、チェンも河原も責められません。逆に気の毒というべきでしょう。

「オレ流」とか呼ばれている、落合監督の采配。
彼はすばらしい選手だった。無能なフロントと戦いながらチームをまとめ上げた手腕もすばらしいものがある。
しかし、たったひとつのほころびがすべてを決する、それが短期決戦です。

ここ数年、日本の野球中継を観ることは、ほとんどありませんでした。
某痴呆老人の妄言にいまだ振り回される、本来のトップアスリートの勝負とは無縁の話題ばかりが先行する世界に、わざわざ時間を割く気にはならない。
しかしネットの試合データを見て、この5戦はテレビ観戦しました。
今回のシリーズは、すごい。記録にも記憶にも残る名勝負です。

メジャーリーグが何でもかんでも正しいとはいいませんが、アメリカはとにかくトップアスリートを尊敬します。
くだらない醜聞で汚してはいけない存在。それがメジャーリーグです。
だからこそ過去のブラックソックス事件や、サミー・ソーサの違反バット問題、ピート・ローズの野球賭博問題など、そこから逸脱した者は極めて厳しい世論に晒されます。
普段からチームの内紛やお家騒動などの報道に腐心し、自分たち愚民の側に引きずり降ろそうと画策する日本のマスコミやそれを願うファンとは、次元の違う世界なのです。

久しぶりに日本野球の試合で興奮しました。
5戦によって数字ではなく内容が、圧倒的なホークス有利に傾きましたが、まだ結果は出ていません。
ホークスには最後の手段として和田・杉内・摂津・森福・ファルケンボーグ、場合によっては馬原の継投という手段もあります。
それをやって仮に敗れても、最後の7戦ではまた総力戦ができる。
吉見ひとりに託さねばならないドラゴンズとは、懐の深さが違います。

どうなるんでしょうね。結果が出たら、また書き込みます。