さて、どうしたものでしょうか。
おととい書いた記事に「いいね」「役立った」「応援」など、多くの人たちの反応がありました。
普段はめったに頂かないので、とても嬉しく思います。
そして、
『〇〇さんが「続き希望」を押しました。 』
そんなボタンがあったのか。初めて知った。
「続き」って、あーた。どうしろってんですか。
しかし、乞われて拒むは武士の名折れ(いつの時代だいつの)、やってさしあげようではありませんか。
どうなっても知らんぞ。
前回お話ししたように、日本が無条件で予選敗退する条件は、
・日本がスコットランドに4トライ(以下「T」と略)以上取られて負ける
・日本がスコットランドに8点差以上つけられて負ける
・スコットランドがロシアに4T以上で勝つ
この3つを同時に満たした時のみ、スコットランドが日本を1ポイント上回ります。
もうひとつ条件があるのですが、それは後で説明します。
これまで3戦全敗のロシアが最後の意地を見せるかにもよりますし、スコットランドは中3日で日本戦なので主力をできるだけ休ませたいでしょう。
でもやっぱり地力の差で、対ロシアは4T以上取るでしょうね。
となると純粋に日本対スコットランドの直接対決の結果次第になります。
スコットランドがロシアに4T以上で勝つと、勝ち点は10。
いま日本は14、アイルランドは11です。
もし日本が負けても、7点差以内「または」4T以上であれば15になるので、どちらかの条件を満たせばスコットランドに勝ち点で並ばれはしますが上回られはしません。
もし並ばれた場合、まず当該国同士の勝敗がきますが、その場合ここにアイルランドが絡んできます。
仮に日本とスコットランドが15で並んだ場合、アイルランドが4T未満でサモアに勝ったとすると、何と3チームが15で並んでしまうのです。
当該国同士の対戦は、
日本〇 - ●アイルランド
アイルランド〇 - ●スコットランド
スコットランド〇 - ●日本
と、完全にじゃんけんと同じ三すくみ。
となると先ほど「後で説明する」と申し上げた、得失点差の勝負になります。
現在、日本の得失点差は+46、アイルランドは+52。
スコットランドは+10ですが1試合少ないので、ロシア戦で+36以上を取れば日本と並ぶか上回れます。
しかし日本とアイルランドの差はたった6なので、2PG(ペナルティゴール)で並び、1T1G(1トライ1ゴール)で上回れる僅差です。
スコットランドがロシアに何点差で勝つか、そして最後の試合に3チームがそれぞれ何点取るか、とどのつまりはそこで決まるわけです。
しかも、選手がどれほど努力しても、どうにもならない要素が新たに発生しました。
台風です。
現在の気象庁の予報円では、ちょうど今度の週末に大型の台風19号が日本を直撃します。
ウェザーニュースでは日曜の夜までには横浜でも止む(または小降り)といっています。
ラグビーは何があっても雨天決行ですが、横浜スタジアムは大雨の時に駐車場をわざと冠水させて周囲の洪水を防ぐしくみになっているので、選手や観客がスタジアムに到着できるかどうかはわかりません。
翌日が体育の日ですから、まさかとは思いますが順延の可能性もないとはいえません。
するとスコットランドは1日多く休めるので有利になります。
ふう。
以上が、現在私が持っている情報でいえるすべてです。
前回もいいましたが、勝ちゃいいんです、勝てば。
はい、そこのあなた。負けた時のことなんて考えない。テレビや携帯の前でひたすら日本を応援すること。
負けた時のことをこんなに細かく考えている私がいっても、説得力はありませんけどね。
行け、ニッポン!!
※17:10追記
W杯のルールでは、天候で試合を中止せざるをえない場合、順延はせず0-0の引き分け扱いになるそうです。
すると、もし12日のアイルランド対サモア戦が台風で中止になり、13日の日本対スコットランド戦が実施された場合、今度はアイルランドが予選落ちというとんでもない結末も予想されます(日本は勝つか引き分けで1位通過、負けても2位通過)。
逆に12日の試合が行われて13日が中止になれば、今度はアイルランドが1位通過の可能性が高い(日本は2位通過確定)。
さあ、さらにおもしろくなってきました。W杯が始まる前は世界ランク1位だったアイルランドが、台風という突然かつ不可避の要因で、天国か地獄かの薄っぺらい塀の上に立たされているのです。
今週は天気予報から目が離せませんね。