盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

残念です

2019-08-31 10:41:30 | にゃんころ
最後通告がきました。
データはまったく復旧できなかったそうです。
35年分のデータが、失われてしまいました。

新しく買った外付けドライブが1ヶ月で壊れたのが原因とはいえ、元々の責任は私にあります。
ドライブを交換した時に私がiMacのTime Machineの設定をミスって、データが正しくバックアップされていなかったのです。
人生100年時代と言われる昨今、還暦でもうボケてしまったのでしょうか。

とはいえ、来年はパラリンピックの年。
「失われたものを数えるより、残ったものを活かす」。
私に残されたのは、新品のiMacと4TBのまっさらなストレージ。
いきなり広大な更地に都市計画をしろといわれているようなものです。

どのような都市にするのか、そんな急には考えられません。
まずは膨大な量のDVDの録画リストをまた最初からこつこつ作りながら、ゆっくりと考えていくことにします。

以上、ドライブ故障とデータに関する顛末でした。


そのような訳で、このブログも当面の間、毎日更新は無理でしょう。
たまにでもお立ち寄りいただければ幸いです。


待つ身は辛い

2019-08-23 19:24:39 | にゃんころ
HDDのデータ復旧を依頼している会社から、中途経過の連絡がありました。

「2ドライブとも論理状態の障害が非常に深いので、HDDに負担をかけないように高度復旧を試みている。結果が出るまで約6営業日ほど待ってほしい」

論理障害とは、ディスクのどこからどこまでに何というファイルがある、という索引のようなものが壊れていることです。
ご存知のとおり、ファイルはゴミ箱に入れて消去しても、データそのものが消えるわけではありません。
索引から消去されるだけで、ファイル本体は(別ファイルを上書きしない限り)残っています。
この状態であれば、データの復旧はさほど難しいことではありません。

何年か前、国会議員の小渕の事務所が家宅捜索された時、HDDにはドリルで穴があけられていたそうですね。
こういう悪質なものを含めて、HDDのハードウェアそのものが壊れていることは「物理障害」といいます。

今回は2台とも物理障害はないので、データは確実に残っています。
だからこそ復旧に手間取っていることが歯痒いのです。

といってもサルベージ会社の人は、できる限りの努力をしてくれています。
警察の鑑識や官公庁でも使われている高性能の解析装置で、普段はあまりやらない精密解析をしているそうです。
これでだめなら、とはいま考えたくありません。
ただひたすら吉報を待つのみ。

進展があったら、また報告します。


第一段階

2019-08-20 22:25:04 | にゃんころ
故障して修理から戻ってきたHDDは、「新品交換」ではなく「修理に出したドライブ」でした。
メーカーでデータを消して調べても、故障が再現できなかったのだそうです。
じゃあどうして私のパソコン(2台)で同じ症状が出たんだ!?

そうとは知らず中途半端なバックアップを戻してしまったので、その部分のデータは上書きされてしまいました。
せめて販売店かメーカーから「元のディスクだよ」とひとこと教えてくれていれば、データを完全に復旧できた可能性もあったのですが……

しかしまだ、残りの領域のデータは元に戻せるかもしれません。
そこでHDDのデータ復旧を専門にする業者に送り、サルベージを試みてもらうことにしました。
警察の鑑識でも使われている装置でHDDの中身を元に戻すのです。
金は何万もかかりますが、たとえ10年分でもデータが復旧できれば万歳です。

今週中には、復旧の見通しの報告がくることになっています。
まだまだ、待つしかない日々が続きます。
新たな動きがありましたら、また報告させていただきます。



大変です

2019-08-14 15:54:02 | にゃんころ
私の設定ミスで、正しくバックアップがとれていませんでした。

下手をすると35年分の個人データが、二度と戻ってこないかもしれません。

戻る可能性はゼロではないのですが、サルベージ専門業者もHDD会社も盆休み。
今週中は何もできません。
久しぶりに鬱のかなりひどい精神状態で数日を過ごしています。
1日が長くて長くてしかたがありません。

というわけで今週はとてもではありませんがブログを更新できません。
ご了承ください。

バイオハザード

2019-08-11 10:08:35 | にゃんころ
昨日は午前中からシネフィルWOWOWで実写版「バイオハザードI~III」、夜はアニマックスでCG版「バイオハザート・ディジェネレーション」と、ぱなくん弐号機は大忙しでした。

私はゲームのバイオハザードは、いちどもやったことがありません。
まず、「怖い」。
ホラー系の映画やドラマ、小説などは(びっくりはしますけど)怖いとは感じません。


……と、ここまで書いた時に電気屋から電話がかかってきて、修理に出したHDDは初期不良のため新品に交換ということになったそうです。
要するに何百GBかあったデータは残らなかったのです。
バックアップはとってあるから大丈夫ですが、これを戻すのがひと苦労。おそらく十数時間はかかるでしょう。

そういう訳で、このブログもおそらく1日か2日、お休みを頂きます。
みなさんにとっては些細な事でしょうが、私にとってはほんの数十人の読者がさらに減ってしまう死活問題です。
更新が途切れても、どうか見捨てずにお立ち寄りくださいますよう、お願いを申し上げます。

お題・猫好き

2019-08-10 10:54:29 | にゃんころ
「猫好きの人」と親しくなれれば嬉しいけれど、なれなくても別にあまり困らない。

さらにいえば「猫のほうから近づいてくる人」とは、ぜひ懇意になりたい。

私は猫に安心されるタイプのオーラが出ているようで、野良猫に遭遇して声をかけると半分以上は向こうから近寄ってきます。
若い頃、公園のベンチで本を読んでいたら、いきなり頭の上に子猫が飛び乗ってきたこともあります。
いまいっしょに暮らしている雌の黒猫「のらくろ」も、裏通りで(他に人通りはあるのに)私が通りかかるたびについてこようとして、結局私が飼うことになった猫です。
11歳ですから、ちょうど還暦の私と同じくらいですね。

人と猫の間にはそれぞれ距離があり、人によっても猫によっても異なります。
私は猫を見るとすぐに撫でたがったり抱きたがったり、いわゆる「猫かわいがり」をしたがる人は苦手です。
猫がどこにいても気にしない、たまたま近くにいる時は軽く撫でる、遠ざかっても追わない、夜中にベッドを先に取られたら邪魔をしない場所で寝る。
互いに絶妙な距離を保てる人とは、気が合うんじゃないかと思います。

それから、ペットショップやブリーダーから猫を買う人とは、お近づきになりたくないですね。
そんな金があるなら、安楽死させられそうな猫を引き取って避妊手術をして、認識チップを入れてもらいたいです。


世はSNSなどで「繋がりたい症候群」。
確かに空前の猫ブームといわれる昨今、こういうお題が出るのも不思議ではありません。
しかしブームとは、いつか必ず終わるからこそブームといいます。
きょうもどこかで、行き場を失った猫たちが安楽死させられています。
その実情としっかり向き合える人となら、繋がってみたいものです。



ネプチューン

2019-08-09 11:15:55 | にゃんころ
ネプチューンの名倉が鬱病を公表したそうで、同じ病気を持つ者として治癒を願ってやみません。

ひとことで鬱病といっても症状は様々で、私のように何とか日常生活は送れているけれど毎日悪い過去ばかり思い出し、何かのきっかけで落ち込んでしまうタイプもあれば、ひとりでは何もできないくらい毎日落ち込み続けるタイプもあります。
名倉の症状がわからないので何ともいえませんが、とにかく無理をしないでほしい。

抗鬱剤などに頼っても、私なんか10年以上引きずっているのです。
おそらく私の場合、「完治」は死ぬまで無理でしょう。
これ以上悪くならないように、命の尽きるその日まで毎日を生きるだけです。
名倉も無理に早期復帰など考えず、本当に楽な心で日々を過ごせるようになるまでゆっくり休んでほしい。
どうせならもう引退しても、これまで充分に稼いだだろうし、しっかりした女房もいます。
自分からやりたいことが見つかるまで、のんびり休養してもらいたいと思います。


話は変わりますが、ネプチューンとは海王星のこと。
海王星は太陽を1周する(公転)のに、地球の時間で約165年かかります。
しかも自転軸が極端に傾いているので、昼が80年以上、夜が80年以上続きます。こんな惑星は太陽系の中で海王星だけです。

名倉もいままで馬車馬のように働いた数十年から、長い夜が訪れたと考えて、芸能界を引退してもよいのではないでしょうか。
いずれにせよ本人が決めることです。悔いのない選択をしてもらいたいです。

カラビナ

2019-08-08 10:05:44 | SM
いつもクイズの翌日には定時連絡として、私のホームページを紹介しています。

本来、このブログ(の前身)は、ホームページの読者の皆さんと気軽に雑談をするための掲示板として作ったもので、いまでも「見学者名簿」というタイトルだけが残してあります(いまではリンクを切ってあります)。
つまりこちらからはあちらに行けるけれど、あちらからこちらは来られない。
これは諸事情あってしかたなくそうしているだけで、将来いつかは相互通行にさせるつもりでおります。

さて、あちらで名乗っている「S」で始まる名前、そしてこちらの「無名の市井人」、もちろんいずれも本名ではありません。
特に「S」のほうは本人の社会生活にも影響するので、軽々しく公にするわけにはまいりません。

ところが、ネットの世界では不可能ですが、実社会において私が「S」であることを見抜く方法があります。

ホームページの最初に、楕円が歪んだような黒と金の金具がふたつ、絡み合っている写真があります。
あの金具は「カラビナ」といって、登山や人命救助などでロープをかけるのに使われるものです。
5センチくらいのおもちゃのカラビナはキーホルダーなどに使っている人もいますが、あの写真のは13センチくらいある本物で、登山者や消防隊員などが使うプロ仕様です。
もちろん隷を縛る時に使うのですが、私はあれを2つ、カバンにぶら下げて街を歩いているのです。

おそらくこのブログの読者の人と私が出会う確率は、隕石に直撃されるくらい低いでしょう。
しかしカバンに黒と金のカラビナを下げた黒い服の男がいたら、私である可能性はかなり高い。
勇気のある人は、声をかけていただいてもかまいません。
その時に相手がどう答えるかは、わかりませんけどね。

壁の厚さ

2019-08-07 12:43:33 | にゃんころ
葉巻がちょくちょくなくなるのを執事のせいだとにらんだ主人が、隣室に大声で怒鳴った。

「ジョージ! 誰かわしの葉巻を盗む奴がいるようだな!」

返事がない。さらに声を張り上げて何度も繰り返したが、やはり返事はない。
主人は隣室に入っていき、執事と向かい合った。

「ジョージ、たったいまお前にいったこと、聞こえなかったのか?」

「旦那様、何も聞こえませんでした。きっと壁の具合がおかしいのでしょう」

「そうか、それならお前、むこうの部屋で何かいってみろ。本当に聞こえないか確かめてみようじゃないか」

執事は隣の部屋へ行き、ありったけの大声で叫んだ。

「どこかの恥知らずのくそったれ野郎が、俺の女房に手を出しているぞ!」

何回か繰り返し叫んでから、執事は自分の部屋に戻った。

「何か聞こえましたか、旦那様?」

「お前のいう通りだったよジョージ、何も聞き取れなかった。葉巻でも、どうかね?」

半年後

2019-08-06 07:22:53 | にゃんころ
三重県の山奥に「I電気」という電気屋があります。

先日テレビの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介された、数十年前の家電でも修理してしまう業界では有名な会社、といってもIさんというおじさんがひとりでやっている修理屋です。

我が家にはDVDレコーダが3台あり、いずれもパナソニックなので「ぱなくん零号機、初号機、弐号機」と呼んでいます。
零号機はもう15年前の製造でブルーレイどころかCPRMになる前の機種なので、壊れたらメーカーも修理を引き受けてくれません。

まだ動く間に中身を初号機に移してしまおうと数年ぶりに電源を入れたら、挙動がおかしい。
何とかだましながら3時間分だけは移せたのですが、続きをやろうとすると「異常が
発生しました」と表示されたきり、完全に制御不能になってしまいました。
電源を入れ直してもだめ。明らかに本体回路側の故障です。

ハードディスクは何とか無事でいてほしい。データがまだ再生できる状態であってほしい。
そこで思い出したのが、I電気です。
いつも昼間は修理のため電話に出られないという話は聞いていましたが、わずかな望みを抱いて電話をかけました。
するとすぐにつながり、留守番電話に切り替わりました。おっ、いけるか?

「こちらはI電気です。ただいま修理の申し込みが1000件を超えており、新規の受付を中止しております。大変恐縮ですが、半年ほど経ってから改めてご連絡ください。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。お電話ありがとうございます」

あちゃー。地デジの影響力、いまだ恐るべし。

ということで零号機は来年まで、私の家で修理を待って眠り続けることになりました。
修理に出した外付けHDDの話はまったく連絡がないし、盆休みがあるのでおそらく今月末くらいまでかかるでしょう。
これはバックアップがあるからよいのですが、戻るまでの間にiMacはこのブログの更新とスカイプくらいしか使えません。

本人が人間として弱っている時に道具が壊れると、ダメージが5割増しくらいになって結構きついです。