モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)3

2024年07月29日 | 南東北・関東

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
(本頁は「見ざる言わざる日光・・・2」の続きである。)


18日は千手ヶ浜を訪ねてみた。
あまりメジャーな場所ではないので、場所は次のマップを参照されたし。




千手ヶ浜は中禅寺湖の西岸にあるが、湖岸を通るのは遊歩道のみ。

自動車が走れる道路(日光市道1002号)は北側の戦場ヶ原から伸びている。
ただしこの道路、一般車両は通行できない。
戦場ヶ原赤沼の自然情報センターから出る低公害バスに乗って行くきまりだった。

赤沼付近の景色



バス下車後は外山沢川に沿って東に進る。




千手ヶ浜から見た男体山と中禅寺湖










千手ヶ浜付近はクリンソウの名所なのだが、まだ開花してなかった


クリンソウのロゼット
 


(右上)クリンソウの早咲き株


フッキソウの群生



フッキソウ  
 


(右上)マルバダケブキ。こちらの開花は初夏以降。

この場所には小さな白いキンポウゲ科がいっぱい有った。
名前がわからなかったので、帰宅してから、fbで訊ねたところ、
「ニリンソウ」ではないかと教えられた。




このニリンソウ?は丈がホンの数センチ、しかも一輪ずつの開花だった。
秋田で見かけるニリンソウとは草丈も花の付き方も大きく異なっている(こちら参照)。


 

 (右上)フデリンドウ


帰りにちらっと日光白根山の一部が見えた。
ここは上高地みたいな場所だと思った。




千手ヶ浜を脱し、中宮祠に戻る。

中禅寺湖の東側は運河のようになっている。




その流れも奥の橋を越えて数百メートル歩くと、一気に雪崩落ち、華厳の滝に変身する。

それを確かめるため、華厳の滝エレベーターに乗った(詳細はこちら)。







エレベーターから出て眺めた華厳の滝










 

(右上)旧日光街道の杉並木


名残惜しいけれど、日光の旅はこれでおしまいだ。

JR日光駅



JR日光駅のホームにて宇都宮行きの電車を待つ。




今回は外国人観光客(インバウンド)がすこぶる多いなと感じた。
また乗り合いバスの運転手さんが英語や中国語?を駆使し、インバウンドをあしらっているのには驚いた。
秋田の観光地とはえらく違うなと思った。

以上。

コメント (6)
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見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)2

2024年07月28日 | 南東北・関東

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
(本頁は「見ざる言わざる日光・・・1」の続きである。)


中禅寺湖湖畔を南に散策してみた(17日夕方と18日早朝の二回、イタリア大使館別荘方面へ)。







湖畔は桜の花が終わる頃だった。




湖畔から望む男体山はとても端正な姿だ。







二日目(18日)早朝の男体山と白根山




日光白根山(2578m)



こちらの山林にはツツジの仲間が多く咲いていた。

シロヤシオ(ゴヨウツツジ)
 



トウゴクミツバツツジ
 


(右上)アズマシャクナゲ


アズマシャクナゲ 



キバナウツギ



湖畔の広葉樹は今が新緑の盛り、針葉樹とのコントラストも素晴らしかった。

針葉樹はウラジロモミだろうか。




戦場ヶ原には17日の昼過ぎと18日の朝の二回行っているが、
本頁では17日の眺めを。

奥日光北西側から。左は温泉ヶ岳(2333m)、右の三つのピークは三岳だろうか。




群馬県境に聳える温泉ヶ岳(2333m)



奥日光東側に連なる兄弟火山。左から山王帽子山、太郎山、小真名子山、大真名子山。




山王帽子山(2077m)と太郎山(2368m)


太郎山(2368m)



小真名子山(2323m)と大真名子山(2376m)。あいだに見えるピークは帝釈山だろうか。



ここから見る男体山は笠を伏せたような姿だ。 







戦場ヶ原は尾瀬や上高地と並んで子供の頃から憧れていた高原だ。

尾瀬は学生時代と新婚時代に数回、上高地は30歳台の終わりに一回だけ行っているが、
此処は60歳の爺さんになって初めて到達した。
標高は尾瀬ヶ原とほぼ同じ1400m、広さも同じくらいだが、乾燥化が進んでおり、雰囲気はかなり違う。

林の中は明るく、丈の低い笹(ミヤコザサ)でびっしりと被われていた。




今の時期、花はほとんど咲いてなかった。

ヤマウグイスカグラだろうか。

 


(右上)天然のカラマツ

カラマツの新緑



」へ続く。

コメント (2)
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見ざる言わざる日光植物紀行(2015年5月17,18日)1

2024年07月26日 | 南東北・関東

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)


5月の中旬、栃木県日光に行って来た。何故この時期にしかも日光なのか。

さいたま市大宮で社員の結婚式があったのだ。
当然、自腹で秋田から出て行くわけだが、折角関東まで行ってそのまま帰ってくるのもつまらない。
有休を使って家人も連れ、帰りにどこか寄って来ようと思いついたのが、日光だった。
ここは有名な観光地だが、修学旅行も含め、今まで一度も行ったことはなかった。
世界歴史遺産にも登録された徳川家の遺跡にはあまり興味はないのだが、
その奥の自然景観はかねてより一度見たいと思っていた。
なお状況が許すならば、かの地の植物も見てみたい。
で降り立ったのがJR日光駅。




お巡りさんの居るところって英語では「小判」なんだと初めて知る。
すぐやって来たバスに飛び乗り、よく分からぬまま神橋で下車。
参道を歩いて居たら、次々と神社仏閣が現れ・・・

神橋(しんきょう)
 


(右上)五重塔


三神庫(さんじんこ)







三猿(さんざる)/見ざる言わざる聞かざる。




これが有名な左甚五郎の「眠り猫」。




唐門




陽明門は修復中なので見られなかった。




仕方ないので門の両側、廻廊外壁に彫られた彫刻で我慢。

ところがこの花鳥彫刻は凄かった。見ごたえが有った。










日光山内エリアで見た植物を幾つか。

大きな石灯籠の笠の上に見慣れぬ花が。




着生ランの一種、セッコクだろうか。

 
 
(右上)徳川将軍家の(`◇´)これが目に入らぬ科植物、カンアオイ。


クワガタソウだろうか。



とてもめんこい。今回、生まれて初めて見た。
東照宮の参道沿いには他にも興味ある植物があったが、今回咲いていたのはこれくらいだった。

遺跡巡りを早々に済ませ、名物の湯葉そばを食べ、
今夜の宿になっている中禅寺湖に向かう。
途中、明智平でバスを下車、ケーブルカーに乗って展望台へ。
奥日光の大観を満喫した。

明智平からの西側の展望。







男体山(2486m)



大真名子山(2376m)と帝釈山(2455m)、女峰山(2464m)



帝釈山(2455m)と女峰山(2464m)




今一度、華厳の滝(縦構図)。




中宮祠に到着。




ホテルは中禅寺湖をもろに望む場所にあった。




」へ続く。

コメント (3)
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