１時就寝、４時３０分起床。
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かつて、誰もが知ってる作品を数多く手がけ、
トップ・ミュージシャンからも厚い信頼を受ける
ある著名マスタリング・エンジニアさんを取材した時のこと。
『マスタリングとは何か？』的なインタビューを
進めていくうちに、話の流れで
リマスターCD
の話題になりました。
すると、そのエンジニアさんは、
真顔で僕に質問してきました。
キミさ、リマスターCDって、本当に『音がイイ』と思ってる？
え？ そりゃ、最近のリマスターCDって、
メチャクチャ音がよくなってますよね…。
とっさに、質問の意図が分からず、
返答にまごついていると、
オレさ、
リマスターCDが『音がイイ』って騒がれるのがさ、
全然理解できないんだよね。
だってさ、
オリジナル盤のレコードの方が
音がイイに決まってんじゃん。
すると、すぐにその場で、
当時話題になっていたPOLICEの最新リマスターCDと
オリジナル盤を聴き比べさせてくれました。
ね。みんな全然分かってないんだよ。
衝撃的なほど、
圧倒的に、オリジナル盤の方がよかった。
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そのインタビュー記事をまとめるための作業用メモ
（いわゆる、テキスト起こし）が比較的まともな
状態だったので、丸ごとコピペします。
音楽の素晴らしいところはさ、フラッシュバックなんだよ。
街を歩いていて音楽を聴いたら、一瞬のうちに当時のいろんな
ことを思い出せるじゃない？ それってさ、映画では絶対無理
なことで、音楽だけができることなんだよ。たった５分なのに、
自分の脳へのメッセージ性が高い。だからさ、当時聴いた音の
まんまでイイじゃん。リマスタリングで音がよくなるなんて
間違いなんだよ。だから、宅録でミックスを勉強したい人は、
アナログ盤を聴いた方がいいね。そこには音楽があるから。
そりゃさ、20年前のCDと比べれば、確かによく聴こえるさ。
でもね、そこに僕は意味を感じられない。古いものを聴きたい
なら、当時リリースされたものを聴いた方がいい。当時感動した
人と同じように、感動して欲しい。ツェッペリンのレコードを
聴かずにリマスタリングを聴いても、何も意味ない。レコード
聴いたらさ、絶対「やべぇ」と思うはずだから。無茶苦茶イイ
もん。音楽を作りたいなら、音が楽しいという感覚が分からないと、
何の価値もないし、何も生まれてこない。そこが分からないで
ミックスやっても、マスタリングやっても、意味がないよ。
そんなことを、何度も思い出し
考えさせられた１日でした。
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今週金曜日、９月１１日深夜の『タモリ倶楽部』は、
今日発売されたビートルズのデジタル・リマスターCDと、
これまで発売されていたCDとの聴き比べ企画。
出演者は、タモリ、萩原健太、近田春夫、おぎやはぎ。
★お笑ナタリー
『今週のタモリ倶楽部でビートルズのリマスター盤をガチ検証』
http://natalie.mu/owarai/news/show/id/20851
今回はCD同士の聴き比べだけど、
これはこれで非常に楽しみ～。