クラウス《世界は痛みに満ちている。世界大戦と呼ばれる歴史上最大規模の戦争は各国に深い傷跡を残した》
クラウス《政治家達は考えた。戦争はコスパが悪い。科学技術が進んだ現代では兵器は人を殺しすぎる》
クラウス《かくして国同士が表立って銃口を向けあう時代は終焉し現代で行われるのはスパイ達の情報戦、影の戦争》
共和国の諜報機関に属し、アジト「陽炎パレス」で共に暮らす8人の少女たち。養成学校で落ちこぼれだった彼女たちを≪チーム灯≫として束ね、一人前のスパイへと成長を促すボス・クラウス。
世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい___
第1期(第1話~第12話)もそれなりに楽しめたのですが、どうもストーリーに馴染めなかった感は否めない。
時制が結構、ややこしくて戸惑う事も多かったです。
それに当初、お話の最終目的だと思わされていた『絶対不可能任務』が第3話で、あっさり完遂されてしまい、後の話数は付け足し感が強くなってしまった感じ。
どうも消化不良と言うか、味の無いガムを噛んでいるみたいな第1期でした。
が!豪華声優陣を揃えているだけあって会話は魅力的だったし、キャラクターもしっかり確立しているように思えました。
そして迎えた、第2期。
第13話~第16話の≪忘我編≫が実に面白い。少女たちの未熟なスパイとして展開されるストーリー。第1期で何処となく不足に感じていた彼女たちの魅力を存分に発揮された感じの≪忘我編≫___
おそらく、このアニメを推しているファンからも同様の感想が得られるのではないでしょうか。
しかし残念ながら、このアニメをお勧めするには第1話から視聴しないと全体的な把握ができないのが辛いところですね。
『エルナ。今回のことにあなたが付き合う義理はないわ。気持ちを聞かせてくれる?』
『…エルナから条件があるの。アネット二度とエルナをいじめないでほしいの。これからは普通のと…友達として接してほしいの。そうしてくれるならエルナも手伝ってあげるの』
『俺様エルナちゃんのこととっくに友達だと思っていますよ?』
『のっ!』
サブタイトルには≪File≫回と≪MISSION≫編が在り、物語の内容や構成が少しばかり違っていますね。
彼女たちには、その特性を活かした二つ名(コードネーム)が与えられています。
チームのリーダーとして抜擢されたリリーには花園。ジビアの百鬼、サラは草原、そしてグレーテの愛娘、モニカの氷刃、ティアには夢語、アネットの忘我、エルナは愚人。
みんな魅力的なキャラクターなのですが、やはり年少組と言われるアネット、エルナ、サラの活躍に注目しちゃいます。
8人の魅力的な少女たちが繰り広げるスパイの日常(と言っていいのかは解りませんが)?
最後のミッションまで是非とも楽しませてもらいたいですね。