冒険者のライオスは迷宮の探索中に遭遇したレッドドラゴンに、妹ファリンを捕食されてしまう。脱出魔法で地上へ逃れたライオスたちはファリンを救出する為、再び迷宮を目指そうとする。だが、脱出時に金も食料も迷宮に置いてきてしまっていた。そこでライオスは、迷宮内で食糧を調達する“自給自足”の冒険を仲間たちに提案するのだが…。
連続2クールで放送されるこのアニメ。
前評判は結構、良い感じに捉えられていました。
しかしいざ、視聴を始めると淡々とストーリーが進んでいくだけのような。例えるなら、平坦な道を散歩しているだけのような感覚に陥ります。
何が何でも魔物を食料として登場させたいのか?という感じ。次々と遭遇する魔物を倒しては、如何に食材として調理できるのか?の一点に焦点を当てた展開に少し物足りなさを感じてしまいます。
ミミックやコイン虫などを食材とするには少々、強引すぎませんかね。
『そろそろ行くか』
「この食えない方は捨てちまってもいいのか?」
『かまわないが』
「食べられない方を食べてしまうとどうなるの?マズい?それとも毒が?」
『何を言っとる。さすがに本物の宝石は食べられまい』
「それを先に言えーっ!!」
「それを先に言えーっ!!」
『よし!お前の名前はケン助だ!』
しかも食料というテーマを掲げるなら、水の確保というところにもスポットを当ててもらいたいと考える次第です。主人公パーティ以外にもダンジョン攻略を目指す他のパーティは、とんでもない物量の食料と水を背負いながら下層を目指し、常に魔物と交戦しているという事なのでしょうか。確かに、そういう描写も描かれてはいるのですけどね。そうでなければ“魔物の食材化”がもっと一般的になっている、とか。
こんな雰囲気で2クールを持ち堪えられるのかな?とちょっぴり不安視してみたり。
それはまぁ、さておき…
文句を言いながらもダラダラと観ていると、それが存外、30分が短く感じるアニメでもあったりします。
OPテーマは透き通るような青い空が良く似合うBUMP OF CHICKINが担当。地下迷宮を彷徨うアニメなのに?少しエスニック調に仕上がった楽曲ですね。
EDテーマは緑黄色社会が担当。イラスト画のように、みんなでカンパーイ!と言いたくなるような楽曲ですね。
こんな感じで2クールは、この先の展開は想像もつきませんが、果たして、どんな感じに進展するのでしょう。ボディブローのように、後で見応えを感じるようなアニメなのかも知れませんね。
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