mryjの“戯言・寝言・独り言” (by yj山口)

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京アニ第1スタジオ献花訪問

2019年07月28日 19時16分33秒 | 京アニ
近隣住民の方々には大変、ご迷惑な事と思いながらも自分はどうしても直接、現場でお祈りをせずには居れませんでした。

今日も真夏の蒸し返すような暑さの中、自分自身のひとつの踏ん切りになるのかな?と考え、火災現場となった京アニ第1スタジオを訪れました。
実際、現場を見た時に一体、自分はどんな感情を持つのだろう?自分の気持ちに少なからず不安を抱かえながら電車の車窓を眺めています。間もなく目的駅に到着しようと速度を落とす電車の車窓から、あのクリームイエローの外壁が黒く焦げあがった無残な姿に変貌した第1スタジオの建物が目に留まります。

「やっぱり、本当だったんだ」
この時、やっと自分の中でこの事件が真実だったのだと受け止める事ができたのかも知れません。


献花台には途切れることの無い来訪者の列。
それを取り巻く報道関係の方々。
交通量の多い道路際と言う事も有り、献花とお祈りは整然と且つ粛々と進められていました。

閑静な住宅街を少し入ると第1スタジオが眼前に広がります。
「これが現場なんだ」
はっきり言ってショックでした。
自分の大好きなアニメの制作現場がこんなに悲惨な光景になってしまうとは・・・
手を合わせてお祈りをさせて頂いた後も自分は、ただただ茫然とその光景を眺める事しか出来ませんでした。体の力が抜けそうで立っているのがやっとと言う感じ。
何度か手を合わせて、その場を立ち去ろうと思うのだけど、その黒焦げた建物に背を向ける事が出来ない自分が居ました。
割れた窓ガラスの中には何か焦げた内壁物が垂れていました。それが風でゆらゆらと揺れ動きます。
自分はもっと、色々な感情が沸くのかな?と思っていました。でも実際は、殆ど何も感じられず、虚無と言う感じでした。唯々、色々なアニメの事とかに思いを馳せる事ばかり。

今回の訪問を総じていえば結構、冷静だったように思います。
「あ!ここで写真でも撮っておこうか。」などと考える自分が随所にいましたから。
今日の献花訪問で自分自身に何か区切りが着いたとも思えないのだけれど、現実を思い知らされて納得することは出来たのかも知れません。

こんな自分たちの来訪を静かに受け入れて下さった近隣住民の方々には、心より感謝致します。有難う御座います。
そして今回の事件で亡くなられた方々には改めて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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