ほのぼのとした話

昨日スーパーへ買い物に行った時のこと。鶏の唐揚げバックを持った男の子が、
「ママ、ママ」と呼んで捜している。
ママを見つけた男の子は、これ食べたいとママに訴えるもけんもほろろに断られ、
泣きそうな顔つきで唐揚げを売り場へ返しに行っていた。
その姿を見ていた私は、心中で「お利口さん」と声を掛け、褒めておいた。

別の男の子は、自転車にまたがった状態で公園にポツンと独りで居た。
そこへ歩いてきた若者たちが男の子を見つけると、
「ママは居ないのか？」と尋ねると男の子は、「ママがいない」と答えた。
それで若者たちは周囲に向かって大声で「ママ、ママ」と呼んでいるが
応える人は見当たらない。
するとすぐ脇にあったトイレから男性が出てこられて、
男の子はパパと二人で来ていたことが判明。
若者たちも「やれやれ」という感じであったが、
その姿を見ていた私は、心中から若者たちにエールを送った。