まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

体感時間③

2023-09-23 | 反省
スマホを使い続けることで脳機能の低下につながるのであれば
テレビはどうなのだろうか?
テレビの画面でもリアル感には欠け、クマが出てきたから逃げた人はない。
テレビも同じだけど、テレビとスマホではモニターの大きさが違う。
例えば脳トレの第一人者で東北大学の川島隆太教授が行なった研究では、
同じゲームを大きなモニターと小さなモニターでプレーをした時に、
小さなモニターでは脳の活動はあまり大きく出てこないが、
モニターが大きくなればなるほど脳の活動がより高まるということが分かっている。
情報を得ることが単純に気持ちがいい。ずっと調べ物をしていたくなる。
スマホから情報を得ることで脳は快楽物質ドーパミンを分泌し、永遠に見続けてしまう。
ところがその時、前頭葉の働きが鈍っているため「記憶せよ」という指示が届かず、
結局何も覚えていない空白の時間になってしまう。
10代から60代までの平均スマホ時間は6時間58分(約7時間)あり、
一日24時間から空白(スマホ時間)の7時間を引けば、実質一日は17時間
に減っていることに佐々木教授は、警鐘を鳴らしておられる。
脳は構造上、スマホの依存症になりやすい。
それでは、そんな状況から脱して体感時間を延ばすにはどうすればいいのだろうか?
それは、ルーティンとは逆のことをすること。今までやったことのないことを始めてみて、初めての経験をすることが大事。
例えば降りたことのない駅で降りてみるとか、パートナーにサプライズをしてみるとか、
自分が着たことのないファッションをしてみるとか・・・。
新しい刺激であれば、脳が記憶しようとして体感時間が長くなる。
佐々木教授のおススメは、初めて行く場所に下調べをせずに行く脳刺激旅だと仰るが、
こればかりはしょっちゅうやっていることで、
かつては宿泊先を決めずに旅に出て、ラブホに宿泊したことも何度かあるが
ラブホもない山の中で、大きな自転車大会と重なってどの旅館も満員で、
観光協会から頼んで頂いて物置倉庫で宿泊したことや、一軒家の旅館しかなく
暴力団の団体で貸し切りに紛れて宿泊して怖い思いをしたこともあり、
宿泊先だけは予約してから出かけるようにしている。

※体感時間①~③は、『カズレーザーと学ぶ』2023年8月22日放送
 東北大学 佐々木拓哉教授の回を参考にしました。

子どもの頃にはなかったスマホが世の中に出回り、誰もが使う時代になったが
スマホが人間に与えるものが心配でならず、
とりわけ幼児を大人しくさせるためにスマホを渡す行為について危惧している。
それで今回は体感時間というテーマでブログより発信しているものの
このブログを読まれる大半の方々がスマホで読まれていることを考えると
結局のところ脳は記憶されないということに陥り、
「パラドックス(矛盾)」であることが可笑しくてならない。