まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

あまりに見慣れた光景

2024-01-13 | 反省
15年前にはまだ普及していなかったスマホだが、
今は誰もが持っている時代となった。
バス停で待つ高校生は話もせず各自でスマホを見、
電車に乗れば大人も子どもも一斉にスマホを立ち上げる。
ランチバイキングに行けば各自がスマホを見つめ、
会話もせずに食事をしている。
どう見ても異様な光景なのだが見慣れ過ぎていて、
なんとも思わなくなってる自分がむしろ恐ろしく思う。

これがもしワンカップで、電車に乗った途端パカッと開けたら
アル中だらけに見えて、この車両に乗るべきでなかったと反省し、
一斉にタバコを吸い始めたら、煙の来ない方へ避難する。
糖尿病の団体さんらが一斉に注射を始めたら引いてしまうし、
気管支喘息やコロナ後遺症で咳が止まらない人が多ければ、退避する。
あの人数比率で刺青やタトゥーが見えたら、そっと他の車両に移動する。
スマホを見ることで脳内麻薬のドーパミンが分泌されることを考えれば
あれだけの乗客がマスターべーションをし始めているようなものである。
そう考えれば、みんなスマホ依存症であることは間違いないはずだが
それが異様に思えないほどに見慣れてしまっている。

名探偵コナンが何気ない日常生活の中から異様さを感じるように
もっとこの異様さに気が付かなければならない気がするが
いつもの光景と慣れてしまっている自分が怖い。