まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

病院はパラダイス

2024-06-04 | 日記
たまに大きな病院に行くといろんな人に出会える。
出会う人々のほとんどは、病によるものか高齢によるものか
自分中心になっていて周囲への配慮が出来なくなっている。
そういう人たちを観察できる大きな病院は、
わたしにとっては通院することの愉しみになっている。

先日も病院で血液検査を受けることになり、
上着を脱いで腕をまくっていると看護師さんが、
「席に座って下さい」と仰る。それで
「先に座った方がいいんですか?」と聞き直すと
「患者さんの段取りと看護師の段取りが重なっただけ」と仰る。
先に座るべきことであればそうかもしれないが
単に座るだけなら腕をまくるくらい待てば良さそうなものだが
毎日のこと過ぎてマニュアル化されたルーティンでやっているのだ。
そのため私が「針を刺す時、謝らなくていいですよ」と
「痛くてごめんなさい」と言われる前に言っておいても
ついクセで「痛くてごめんなさいね」謝られる。
つまりはひとりの患者として向き合っていないからだろう。

私が歩いているところをわざわざ遮って前へ追い越して
突然立ち止まるということはよくあることで、
向こう側から私の方へと向かってこられる時には
ぶつからないように早めに立ち止まるようにしているが
この日、出逢った患者さんは立ち止まった私の前で立ち止まり
「はやく行ってくれ」と思っていると
持っていた袋の中に手を入れてゴソゴソと整理し始めた。
つまり私に合わせて立ち止まったんじゃなくて
たまたま整理をするために突然に立ち止まったということだった。

トイレではおじいさんが検尿カップをもって私の両側に立っている。
目の前の壁には、最初と最後の尿は捨てて「中間尿」を取りましょう
と書いてあるが、一つも気にせず
尿が出る前からコップをもって構えて待ち、尿を取って出て行った。
わざわざ分かりやすいように便器の前の立つ位置に掲示してあるが
興味も関心もないのだろう。
どうしてしないのか?と尋ねても「見てなかった」というだけ
だから尋ねもしないがそんなものなのだろう。

まあそういう患者さんばかり対応されている看護師さんだから
マニュアル的に対応していかないとやってられないんだろうなあ。