夫婦別姓の議論が大詰めになってきた。
明治の時代から続く苗字への考え方が変化してきて
これまでの男尊女卑の考え方や偏見により
築かれてきた常識と言われてきた世界が今、変わろうとしている。
今までの常識が壊される時、必ずその常識を変えられたくない人が存在し
いつの時代でも反対者は現れる。
しかしそれは夫婦で苗字を変えさせられた側の考え方ではなく
生まれたままの苗字を使い続けている側の考え方である場合が多い。
我が家でも妻は、私の苗字を名乗っている。
妻は自分の生まれた家や親族などとの関係性に於いて
あまりよく思っていなかったこともあり、
結婚して私の姓に変わることを快くしていたので
なんら問題性はなかったけれど、
友人らの中には旧姓を名乗る者や夫婦の姓の一文字ずつをとって
これまでにない苗字を通称名として使っている者もいる。
私自身は今の時代に、明治時代の考え方を続ける必要性は考えられず
戦後の日本のようにさまざまな価値観が淘汰され
変わってゆくことには賛成している。
おそらく多少の凸凹はあるにしても国民全体の意識としても
率先してこれまでのしきたりにしがみつかず
自由性にすることには賛成に振れていくだろうと思う。
しかし管理する側の問題は、解決されていない。
国民の意識を反映させて国の偉い人たちが決定して施行されても
実際に個々の人間を管理している役所の煩雑さを考えると
膨大なデータ管理がさらに増えていくことは必至で
申し訳ないが私には、今の役所の人たちがさらに増えるデータ管理を
受け入れるだけの能力は見込めないように思うのだ。
例えば先日もNHKでご遺体の身寄りが分からないまま火葬され
後から親族が現れたトラブルを特集していた。
私も仕事柄、多くの無縁仏様に出会ってきたが
身寄りのない人が亡くなった場合、役所は親族などを調査されるのだが
すぐに親族と連絡が取れるケースはいいけれど
中には半年もかかっても、ご親族が見つからなかったり
身内がご遺体を引き取られないことも多く、その場合
葬儀もなく私ら2~3人で手を合わせて火葬してきた。
早期で火葬される人の場合は、ご遺体の顔も拝めるが
1か月以上も火葬されないケースでは、お棺も完全に打ち付けて閉めてあり
顔も拝めない。おそらく冷凍保存し過ぎて見せられない状態になっているのだろう。
さらに私らとも関係のない人の場合、手を合わせる人もなく火葬される。
仮に出先での事故で病院に搬送されると、近くに身内のある人でも
搬送された人の氏名も生年月日も分からないケースがあり、
捜索届が出されていなかったりすると保管費用もかかるため
火葬されるということが起きる。
テレビでは養子に入ったことで近隣に住んでいても連絡されず
火葬されたケースを紹介していた。
そういうことも考えると、国民側だけで夫婦別姓を決めるのはいいが
この国は、大丈夫なのか?と心配に思っている。
明治の時代から続く苗字への考え方が変化してきて
これまでの男尊女卑の考え方や偏見により
築かれてきた常識と言われてきた世界が今、変わろうとしている。
今までの常識が壊される時、必ずその常識を変えられたくない人が存在し
いつの時代でも反対者は現れる。
しかしそれは夫婦で苗字を変えさせられた側の考え方ではなく
生まれたままの苗字を使い続けている側の考え方である場合が多い。
我が家でも妻は、私の苗字を名乗っている。
妻は自分の生まれた家や親族などとの関係性に於いて
あまりよく思っていなかったこともあり、
結婚して私の姓に変わることを快くしていたので
なんら問題性はなかったけれど、
友人らの中には旧姓を名乗る者や夫婦の姓の一文字ずつをとって
これまでにない苗字を通称名として使っている者もいる。
私自身は今の時代に、明治時代の考え方を続ける必要性は考えられず
戦後の日本のようにさまざまな価値観が淘汰され
変わってゆくことには賛成している。
おそらく多少の凸凹はあるにしても国民全体の意識としても
率先してこれまでのしきたりにしがみつかず
自由性にすることには賛成に振れていくだろうと思う。
しかし管理する側の問題は、解決されていない。
国民の意識を反映させて国の偉い人たちが決定して施行されても
実際に個々の人間を管理している役所の煩雑さを考えると
膨大なデータ管理がさらに増えていくことは必至で
申し訳ないが私には、今の役所の人たちがさらに増えるデータ管理を
受け入れるだけの能力は見込めないように思うのだ。
例えば先日もNHKでご遺体の身寄りが分からないまま火葬され
後から親族が現れたトラブルを特集していた。
私も仕事柄、多くの無縁仏様に出会ってきたが
身寄りのない人が亡くなった場合、役所は親族などを調査されるのだが
すぐに親族と連絡が取れるケースはいいけれど
中には半年もかかっても、ご親族が見つからなかったり
身内がご遺体を引き取られないことも多く、その場合
葬儀もなく私ら2~3人で手を合わせて火葬してきた。
早期で火葬される人の場合は、ご遺体の顔も拝めるが
1か月以上も火葬されないケースでは、お棺も完全に打ち付けて閉めてあり
顔も拝めない。おそらく冷凍保存し過ぎて見せられない状態になっているのだろう。
さらに私らとも関係のない人の場合、手を合わせる人もなく火葬される。
仮に出先での事故で病院に搬送されると、近くに身内のある人でも
搬送された人の氏名も生年月日も分からないケースがあり、
捜索届が出されていなかったりすると保管費用もかかるため
火葬されるということが起きる。
テレビでは養子に入ったことで近隣に住んでいても連絡されず
火葬されたケースを紹介していた。
そういうことも考えると、国民側だけで夫婦別姓を決めるのはいいが
この国は、大丈夫なのか?と心配に思っている。