うだうだと中年男の心に浮かんだ女々しいこと書いてしまった。このブログを開いた目的は、こういうことではない。
小生は、獣医師である。しかし、動物病院を開いて診療している者ではない。専門は伝染病であり、特に、養鶏場や養豚場で発生する伝染性疾病を検査してその対策を考えるのが仕事である。例えば、ある養鶏場又は養豚場である感染症よるに被害が出たとしよう。その農場の病気の鶏なり豚なりを剖検し、内臓の変化を観察し、時にその内臓を顕微鏡で観察する。さらに、必要ならば細菌検査、ウイルス検査、寄生虫検査、遺伝子検査、抗体検査などを行って疾病の原因を確認する。その一連の検査結果並びにその対策を問題の農場に報告する、
これが小生の仕事である。正確には仕事であった。20年近くこの仕事に携わってきたが、昨年4月に別の部署の責任者として異動になりその仕事から離れた。しかし、気持ちは家畜伝染病を専門とする獣医師である。だから、伝染病について書きたいのである。
現在の部署では実際の仕事は部下たちがやってくれるので、直接、小生が手を出すことは殆どない。でも彼らを指導するための知識や技術は、伝染病に携わってきた獣医師として得てきたものである。勿論、小生も動物病院は開業する資格はある。しかし、当所を退職した後も伝染病相手の一獣医師として生きていくつもりである。
また、少年時代からかつての社会主義陣営、今はロシアや東欧になり一般の日本人には馴染みが少ない地域のことに関心があった。高校生の一時期はハードロックに夢中になったこともあったが、これは言わば若気の至りで、その当時もやはり新聞やテレビでソ連やその他の国々の報道があると読んだり見たりした。そんな関心事もこのブログで書きたいのである。
ただ、小生も寂しくてどうしようなく女々しくなることがあり、そんな時に女性について書いてしまうが、この辺はどうかご了承頂きたい。