本日、インターネットで検索中、いきなり高度病原性トリインフルエンザ(HPAI)発生のニュースが飛び込んできた。我国では2011年の春以降、養鶏場でのHPAIの発生はなかったので今回の発生は3年ぶりである。
3年前のHAPIの発生では、宮崎県や鹿児島県での事例であったが、両県と隣接している熊本県での発生はなかった。熊本県の報道発表によると今回のHPAI発生は球磨郡の多良木町のブロイラー農場で、ここ数日で死亡鶏が急増したため管轄の家畜保健衛生所に連絡、熊本県はHPAIの疑似患畜と決定、殺処分を実施したとのことであった。熊本県の発表では球磨郡相良村にあるこの農場と経営者が同じブロイラー農場も殺処分の対象にしたとある。今回の熊本県の対応は非常に迅速で手際の良かった。
今回の事例では、多良木町の農場の鶏が発生初日に70羽、翌日には200羽と死亡が急増したこと、及び病性鑑定を行って10羽中6羽が簡易検査でA型インフルエンザうイルス陽性であったことからHPAI疑似患畜と決定した。この判断は正しく、その後の検査でH5亜型のトリインフルエンザウイルスが検出されたと農水省のホームページにあった。N亜型についても今後の検査で判明されるであろう。
今回の発生農場がある多良木町は熊本県南部の人吉市近くの山間の地である。何故ここの養鶏場にH5亜型トリインフルエンザウイルスが入り込んだのかは不明である。今後はこの感染経路の究明が求められるが、これまでの事例から感染経路の究明は極めて困難であることが推測される。
今回のHPAI事例では熊本県の素早い判断と対策があって幸いした。しかし、それを可能にしたのは養鶏場の経営者が家畜保健衛生所に死亡鶏が急増して直ちに家畜保健衛生所へ連絡してくれたためである。この農場の経営者が勇気を持って通報してくれたことに感謝したい。
3年前のHAPIの発生では、宮崎県や鹿児島県での事例であったが、両県と隣接している熊本県での発生はなかった。熊本県の報道発表によると今回のHPAI発生は球磨郡の多良木町のブロイラー農場で、ここ数日で死亡鶏が急増したため管轄の家畜保健衛生所に連絡、熊本県はHPAIの疑似患畜と決定、殺処分を実施したとのことであった。熊本県の発表では球磨郡相良村にあるこの農場と経営者が同じブロイラー農場も殺処分の対象にしたとある。今回の熊本県の対応は非常に迅速で手際の良かった。
今回の事例では、多良木町の農場の鶏が発生初日に70羽、翌日には200羽と死亡が急増したこと、及び病性鑑定を行って10羽中6羽が簡易検査でA型インフルエンザうイルス陽性であったことからHPAI疑似患畜と決定した。この判断は正しく、その後の検査でH5亜型のトリインフルエンザウイルスが検出されたと農水省のホームページにあった。N亜型についても今後の検査で判明されるであろう。
今回の発生農場がある多良木町は熊本県南部の人吉市近くの山間の地である。何故ここの養鶏場にH5亜型トリインフルエンザウイルスが入り込んだのかは不明である。今後はこの感染経路の究明が求められるが、これまでの事例から感染経路の究明は極めて困難であることが推測される。
今回のHPAI事例では熊本県の素早い判断と対策があって幸いした。しかし、それを可能にしたのは養鶏場の経営者が家畜保健衛生所に死亡鶏が急増して直ちに家畜保健衛生所へ連絡してくれたためである。この農場の経営者が勇気を持って通報してくれたことに感謝したい。