長~い間、このブログを休止していました。その間、X(旧twitter)にはまり、今もやっています。でも、本業である畜産分野の感染症とその予防、そして人の感染症については、このブログでもコメントしたくなりました。これは、感染症とその対策が専門の獣医師でワクチンメーカーを定年まで勤めた人間の性(さが)か。それで何となく再開します。
ところで、今回のテーマは読売新聞の記事から取ったもの。これについて、少々。
私が子供の頃、日本脳炎の患者は年に1,000名にもなった。しかし、現在は、国立感染研によると年に数名、多い時で10名程度で、平成30年度は患者なし。これだけ日本脳炎患者が減った理由として、人へのワクチン接種、豚や馬へのワクチン接種(豚は日本脳炎ウイルスを増殖させる)もあるが、最大の要因は、完全ではないにしろ、我々の生活環境から蚊を排除したことではないかと思う。しかし、日本脳炎ウイルスは現在も日本国内に存在する。そして、最近の発生では高齢者での発病である。その理由は高齢者の殆どが日本脳炎ワクチンの最後の接種から時間がたち過ぎて免疫が落ちているためだと思う。高齢者の皆さん(私もだけど)、毎年、春に日本脳炎ワクチンを接種して貰いましょう。
ところで、今回のテーマは読売新聞の記事から取ったもの。これについて、少々。
私が子供の頃、日本脳炎の患者は年に1,000名にもなった。しかし、現在は、国立感染研によると年に数名、多い時で10名程度で、平成30年度は患者なし。これだけ日本脳炎患者が減った理由として、人へのワクチン接種、豚や馬へのワクチン接種(豚は日本脳炎ウイルスを増殖させる)もあるが、最大の要因は、完全ではないにしろ、我々の生活環境から蚊を排除したことではないかと思う。しかし、日本脳炎ウイルスは現在も日本国内に存在する。そして、最近の発生では高齢者での発病である。その理由は高齢者の殆どが日本脳炎ワクチンの最後の接種から時間がたち過ぎて免疫が落ちているためだと思う。高齢者の皆さん(私もだけど)、毎年、春に日本脳炎ワクチンを接種して貰いましょう。