2010年1月29日から1月30日の3日間、宮崎市で日本獣医師会学会年次大会が開かれ、その年次大会参加のため全国から我が母校の同窓生が多数宮崎市に来た。それに合わせて宮崎大学農学部獣医学科の同窓会が開かれたので出席した。宮崎市は3年ぶりであるが、それまで仕事やプライベートで毎年2,3回は行っていた。宮崎市は6年間の学生時代を過ごしたところで、小生にとっての第2の故郷である。何時行っても、“お帰りなさい”と言ってくれるような町である。
会場のニューウエルシテイ宮崎に行った。参加者130名あまりで卒業年次も様々であった。ただ、小生と同じクラスの者は4名出席、当時の先輩や後輩、恩師の先生方もお見えになっておられ、実に懐かしかった。
今、振り返ると我が学び舎の宮崎大学農学部獣医学科に進学して卒業したことは、小生にとって本当に良かったと思う。おかげで、国家試験に合格して獣医師になれ、“最低飯だけは食べていける”、までに小生を持って行ってくれた。また、獣医師になれたことで今の企業に就職でき、今の企業に就職したから大学での専攻を生かすことができた。さらに言えば、今の企業で大学での専攻を活かせる仕事に携わって来たおかげで、母校から獣医学博士の学位も頂いた。まさに、我が母校、我が学び舎のおかげでまともな人生を歩むことができたのであり、感謝の気持ちでいっぱいである。
今、高校時代の自分を振り返ると、その愚かさが恥ずかしくて仕方がない。高校生は人間として未熟であるとしても、小生の高校時代はあまりにも精神発達のレベルがお粗末で、当時、同じ高校に通った人たちと比べて恥ずかしいかぎりである。そんなお粗末な人間であった小生を、我が宮崎大学は社会人としてなんとか生きて行けるところまで教育してくれたのであり、この御恩に対して深く感謝し、そして恥ずかしくない人生を送らねばならないと思う。