獣医師インディ・ヤスの冒険!

家畜伝染病と格闘する獣医師インディ・ヤスさんのブログです。インディ・ヤスさんはロシア・東欧のオタクでもあります。

マリア・シャラポア選手がドーピング陽性!

2016-03-12 21:44:08 | 趣味
 女子テニス選手でかつては世界ランキング1位であったマリア・シャラポア選手が今週緊急の記者会見を開き、全豪オープンテニストーナメントのドーピング検査で陽性反応が出たことを公表した。彼女の話によると、心臓疾患用治療薬のメルドニウムを長年服用してきており、メルドニウムが今年1月から禁止薬物のリストに加えられたことを知らずに使い続けたため、ということであった。要するに、うっかりミスで禁止薬物と知らずに使ってドーピング検査で引っ掛かった、というのが彼女の言い分である。
 しかし、世界反ドーピング機関(WADA)によると、メルドニウムを禁止薬物とするかどうか検討することは1年半前に公表されており、昨年9月に禁止薬物への指定を決定、その後5回の周知連絡を行い、今年1月から施行したもので、メルドニウムを使用しないようにする準備は十分にできたはずである。今回のドーピング検査陽性はシャラポア選手側の重大な過失との認識であった。ただ、幸いにしてシャラポア選手側が意図的にメルドニウムを使用し続けた可能性まではコメントしていない。
 シャラポア選手は、多くの企業とCM契約を結んでおり、年間のCM出演料は30~50億円、もし、意図的に禁止薬物のメルドニウムを使用していた場合はそのCM契約は無くなるだけでなく違約金を支払うことになるそうで、シャラポア選手側には何としても“うっかりミス”で済ませたいという意図があることは十分に理解できる。
 それしても、CM契約だけで年間数十億円の収入があるというのは驚きである。お金というものは、来る所にはたくさん来るんだなあ、と今さらながらため息が出た。

クロード・モネ展は良かったです。

2016-01-30 22:42:56 | 趣味
 今日、クロード・モネ展にいった。クロード・モネと言えば、“光の芸術家”、名前を聞いて最初に浮かべるのは、水面がきらきらと輝く睡蓮であろう。しかし、今回の展示会ではモネの時代による作品群が紹介されている。例えば、モネは若い時代に人物画を多く描いていたことを初めて知った。また、モネの代表的な作品である睡蓮の連作を展示されていたが、暗い色を基調して描かれた睡蓮も多くあり、“光の芸術”というより、”光と影の芸術”という方が正しいのではないかと思ったりした。特に驚いたのはモネの晩年の作品群である。印象派の芸術を越え、何を描いているか解らない、まるで抽象画のようなものも描いていた。
 ただ、モネは生涯を通して日本への強い好奇心を持っていたようで、自らの芸術は日本からの影響を受けていることを作品群、特に睡蓮の中で描いたことを知ることができた。
 

5年ぶりに学生時代の山の仲間と再会

2015-08-14 12:12:11 | 趣味
 先週の週末に宮崎県のえびの高原に出向いた。目的は、学生時代の山の仲間との同窓会で、5年ぶりの再会である。5年前は、岐阜県の高山市の西穂高岳のふもとにある平湯キャンプ場だった。
 卒業してから34年たった。会社員、公務員、教師、皆それぞれ別々の人生を歩んできたが、再会すると学生時代の関係に戻れるから実に不思議である。互いに歳を重ねて、体型は学生時代に比べて見るも無残であるが、気持ちは全く大学の頃と同じである。ただし、学生時代には軽く登った霧島山系の甑岳にもあえぎながら登らねばならず、体力には30数年の経過を感じざるを得なかった。
 2泊3日の同窓会であったが、実に楽しかった。ただし、5年後の再会までには、シェープアップと体力アップを図らなくては!

映画「寄生獣」は大変面白かったです。

2015-01-15 22:38:56 | 趣味
 大変遅くなりましたが、新年おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。これからは、今まで以上に興味津津のことを大胆に、言いかえれば〝間違いを恐れずに、恥も気にせず”書きたいと思いますので、宜しくお付き合い下さい。
 先日のことですが、映画「寄生獣」を見ました。いやあ、面白かったです。海から都市に入り込んだ寄生生物が人々の体内に侵入し、その脳に寄生して他の人を食べる恐ろしい生き物に変えてしまうという内容で、ハリウッド映画のゾンビに似たところがあります。生物学的にというか、現実の寄生生物と宿主の科学的な関係から見ると荒唐無稽ではありますが、これはあくまでエンターテイメントですから、そのような七面倒臭いことは抜きで行きましょう。この寄生獣の原作はマンガだそうで、すでにアニメ化がされているとのこと。しかし、実写版の方がはるかにリアリテイがあると思います。
 私は、ホラー映画というのは元来苦手で、その手の作品はこれまであまり見ませんでした。しかし、寄生生物の話というと、家畜家きんの伝染病が相手の仕事を生業にしている者として気になって見ずにおれず鑑賞しましたが、実に面白かったです。
 話は少しそれますが、国民的アイドルグループAKB48の姉妹グループの一つで福岡市を拠点に活動しているHKT48というアイドルグループがあります。そのHKT48のチームHに14歳の田中美久というかわいらしい女の子がいます。この子は、私が住んでいる県の地方新聞に週1回掲載される子供さん向けのコーナーを進行役を務めてします。先日、たまたまそのコーナー読んでいると、彼女の自己紹介に「大好きな食べ物は馬刺しです」とありました。それを読んだ瞬間、映画寄生獣の中で寄生生物に支配された人間が他の人間を食べるシーンが脳裏に蘇り、思わずはきそうになりました。
 ここで私は思いました。地球上の最強最悪の寄生獣は我々人類でないのかと。映画寄生獣は、そういうメッセージの映画なのかもしれません。