女子テニス選手でかつては世界ランキング1位であったマリア・シャラポア選手が今週緊急の記者会見を開き、全豪オープンテニストーナメントのドーピング検査で陽性反応が出たことを公表した。彼女の話によると、心臓疾患用治療薬のメルドニウムを長年服用してきており、メルドニウムが今年1月から禁止薬物のリストに加えられたことを知らずに使い続けたため、ということであった。要するに、うっかりミスで禁止薬物と知らずに使ってドーピング検査で引っ掛かった、というのが彼女の言い分である。
しかし、世界反ドーピング機関(WADA)によると、メルドニウムを禁止薬物とするかどうか検討することは1年半前に公表されており、昨年9月に禁止薬物への指定を決定、その後5回の周知連絡を行い、今年1月から施行したもので、メルドニウムを使用しないようにする準備は十分にできたはずである。今回のドーピング検査陽性はシャラポア選手側の重大な過失との認識であった。ただ、幸いにしてシャラポア選手側が意図的にメルドニウムを使用し続けた可能性まではコメントしていない。
シャラポア選手は、多くの企業とCM契約を結んでおり、年間のCM出演料は30~50億円、もし、意図的に禁止薬物のメルドニウムを使用していた場合はそのCM契約は無くなるだけでなく違約金を支払うことになるそうで、シャラポア選手側には何としても“うっかりミス”で済ませたいという意図があることは十分に理解できる。
それしても、CM契約だけで年間数十億円の収入があるというのは驚きである。お金というものは、来る所にはたくさん来るんだなあ、と今さらながらため息が出た。
しかし、世界反ドーピング機関(WADA)によると、メルドニウムを禁止薬物とするかどうか検討することは1年半前に公表されており、昨年9月に禁止薬物への指定を決定、その後5回の周知連絡を行い、今年1月から施行したもので、メルドニウムを使用しないようにする準備は十分にできたはずである。今回のドーピング検査陽性はシャラポア選手側の重大な過失との認識であった。ただ、幸いにしてシャラポア選手側が意図的にメルドニウムを使用し続けた可能性まではコメントしていない。
シャラポア選手は、多くの企業とCM契約を結んでおり、年間のCM出演料は30~50億円、もし、意図的に禁止薬物のメルドニウムを使用していた場合はそのCM契約は無くなるだけでなく違約金を支払うことになるそうで、シャラポア選手側には何としても“うっかりミス”で済ませたいという意図があることは十分に理解できる。
それしても、CM契約だけで年間数十億円の収入があるというのは驚きである。お金というものは、来る所にはたくさん来るんだなあ、と今さらながらため息が出た。