『サブウーハー発売前夜 vol.3』の続きです。

今回発売予定のサブウーハーは25cmのユニットを底に組み込んであります。
ユニットが取り付けられた底面はセラミック製の足によって30mm浮いています。
この隙間を利用してウーハーユニットにロード(負荷)をかけています。

ユニットが下向きについているため
『それで音が出るの?』と思う方もあるかとおもいます。
音は低音と高音とではその特性が大きく異なります。
高域は直進性が高く、低音は拡散します。
スピーカーを設置する際にツイーターを耳の高さに合わせるのは
高域の直進性が高いためです。
超低域しか再生しないサブウーハーはユニットがリスナーの方向を向いていなくても
音が減衰してしまうことは少なく
30mmしかないユニットと床の隙間にある空気によってユニットに負荷がかかり
周波数特性が広帯域化し、切れの良い音が再生できるようになります。
これはホーンスピーカーと同じ原理です。
ただし、床との間に正確なロードをかけるためには
床とユニットの距離を正確に保つ必要があります。
そのため本機ではセラミック製の足を用いています。
また、3点で床面に設置さ・・・次回に続きます。