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サブウーハー発売前夜 vol.2

2018-02-09 | スピーカー

『サブウーハー発売前夜 vol.1』の続きです。

これまでのサブウーハーの欠点を考えてみました。

(2)、置き場所がない!

サブウーハーは部屋の隅かセンターに置く場合が多いようです。

メインスピーカーの周囲はできるだけ何もない状態が望ましいといわれています。

体育館の真ん中にぽつんとスピーカーを置いて再生すると

どんなスピーカーでもそれなりの音になりびっくりします。

一般のご家庭ではスピーカーの間にはオーディオアンプがあり、

スピーカーの周りには家具がありと・・・ナカナカ厳しい条件です。

更にその上サブウーハーをいうことになると・・・サブウーハーの置き場所はありません!

(3)、サブウーハーを周波数特性だけで選んだ結果・・・

サブウーハーの良し悪しは周波数特性だと思われている節があります。

メーカーはこぞって20Hzまで再生できるとか、

10Hzまで再生できるというウーハーを発売しますが

そういったウーハーに限ってカーステのようにボンボンいうのはなぜでしょう??

スピーカーの周波数特性は音量が-10dBに落ちたところを表示します。

スピーカーは低音は出にくいものですので

周波数が下がるにつれてどんどん音量が下がっていき1/3(-10dB)になってしまったら

そこが最低周波数ということです。

メーカーは少しでも最低周波数を低く表示したいので

(ウチもメーカーですので気持ちは解りますが・・・)

-10dBになるところにバスレフポートをもってきて

なくても良いピークをわざわざ作ります。

そうすると見た目の(仕様書上の)周波数特性は多少広がります。

しかし、こういった姑息な手段で周波数を広げたサブウーハーは

クオリティが低く、カーステのボンボンいう音になってしまうのです。

これらの欠点を・・・次回に続きます。
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