『サブウーハー発売前夜 vol.1』の続きです。
これまでのサブウーハーの欠点を考えてみました。
(2)、置き場所がない!
サブウーハーは部屋の隅かセンターに置く場合が多いようです。
メインスピーカーの周囲はできるだけ何もない状態が望ましいといわれています。
体育館の真ん中にぽつんとスピーカーを置いて再生すると
どんなスピーカーでもそれなりの音になりびっくりします。
一般のご家庭ではスピーカーの間にはオーディオアンプがあり、
スピーカーの周りには家具がありと・・・ナカナカ厳しい条件です。
更にその上サブウーハーをいうことになると・・・サブウーハーの置き場所はありません!
(3)、サブウーハーを周波数特性だけで選んだ結果・・・
サブウーハーの良し悪しは周波数特性だと思われている節があります。
メーカーはこぞって20Hzまで再生できるとか、
10Hzまで再生できるというウーハーを発売しますが
そういったウーハーに限ってカーステのようにボンボンいうのはなぜでしょう??
スピーカーの周波数特性は音量が-10dBに落ちたところを表示します。
スピーカーは低音は出にくいものですので
周波数が下がるにつれてどんどん音量が下がっていき1/3(-10dB)になってしまったら
そこが最低周波数ということです。
メーカーは少しでも最低周波数を低く表示したいので
(ウチもメーカーですので気持ちは解りますが・・・)
-10dBになるところにバスレフポートをもってきて
なくても良いピークをわざわざ作ります。
そうすると見た目の(仕様書上の)周波数特性は多少広がります。
しかし、こういった姑息な手段で周波数を広げたサブウーハーは
クオリティが低く、カーステのボンボンいう音になってしまうのです。
これらの欠点を・・・次回に続きます。