
えーーー、世間様はガイペロン級バルグレイの発売で盛り上がっているところだと思いますが、“我が家”では地球防衛艦隊の中でも“最弱”の誉れも高き(笑)無人艦隊の御紹介ですw
大型艦は『岡山のプラ板使い』さん、小型艦の方は『何なんだかなぁ~』さんの1/1000ガレージキットです。
そうした“最弱”事情もあってか、ネットでもこの二艦を見かけることは殆どなく、ましてや二隻が1/1000スケールで揃った姿は極めて希少性が高いと思います(^_^;)

大型艦の方は過去にバ〇ダイから1/1220という奇妙なサイズで(箱のサイズとか色々事情があったんでしょうけど)発売されています。
ただ、無人艦隊が登場した『永遠に』劇中でも、大型艦の方は他艦と衝突するシーンがチラッと映るくらいの登場なもので、このキットが沢山売れたとは到底思えないですね。
ちなみに、2199の展開開始以降、ヤマト旧キットは一斉に再販がかかりましたが、本艦を含む『永遠に』キットだけは再販がかかりませんでした。
金型は健在なんですけど、現在の安全基準に適合した説明書の改定が問題なんだとか・・・・・・。

また、大型艦は全長300メートルと、アンドロメダ級すら凌駕する巨大戦艦なのですが、何故か主砲は三連装砲塔二基のみと非常に貧弱で、子供心にも“弱そうな艦”という印象が強かったように思います。
本艦のそうした武装面の貧弱さに不満を抱かれた方が多かったのか、PS2ゲーム用に再設定された際には、完全に別物と言えるくらいに強化されたりもしました。
しかし、さすがに四連装ショックカノン五基/計二〇門を搭載したバケモノ(自動超弩級戦艦)というのは、やり過ぎでしょう(^_^;)
この設定を正とした場合、以降の有人艦(Ⅲや完結編世代)もサイズ・装備共に大幅な向上を果たさないと、バランス的に奇妙なことになりそうですから。

その辺りの事情も考慮しつつ、“我が家”の大型艦は主砲を三連装二基から三連装四基へ強化しています(艦尾と艦底に各一基を追加)。
本級はガトランティス戦役後に急遽建造が決定しましたが、建造期間を短縮する為に、アンドロメダ級後期艦用に収集中だった建造資材をそのまま流用しているという設定を考えています。
アンドロメダ級後期艦というのは、白色彗星認知後に追加で建造が決定したアンドロメダ級の姉妹たちです。
ガトランティス戦役後に建造中止になった彼女たちから、波動砲や主砲はもちろん、波動エンジンや主要部装甲材を譲り受けています。
なので、主砲搭の数もアンドロと同じ四基なんです。。。ということでw

キットを製作いただく上でのその他の変更点は、特徴的なX型ウィングをプラ板で角度を変えて作り直していただいたり、2199ヤマトから流用したパルスレーザー砲を増設したりもしています。
うーむ、こうして見ると、スレンダーながら、かなりカッコいいです(笑)
また、本級は300メートル級の巨艦で、キットのサイズもちゃんとそれを反映しているのですが、より後に建造されたアリゾナ級やローマ級(完結編主力戦艦)と並べた場合には、ちゃんと“弱そう”に見えるのが面白いところですw
その点では、全長・ボリューム共に絶妙なバランスで造形されたガレージキットだと言えるのかもしれませんね(^o^)

“我が家”における本艦の艦級・艦種名は『エクスカリバー級自動重戦艦』とすることにしました。
同級艦も、古今東西の聖剣の名称から採用されますので、“聖剣級”という別名があったりもします。

もう一方の小型艦は、完結編駆逐艦の項で既に書きましたとおり『ウェポン級自動重駆逐艦』と命名しています。
同スケールの2199ヤマトから流用した20サンチ副砲を三連装三基搭載していますので、純粋な汎用駆逐艦として考えても、かなりバランスの取れた艦になっている気がします。
オリジナルでは艦尾部の砲塔は“固定式”連装砲でしたが、あまりに『?』な設定なので、他の砲塔と同じく旋回式の三連装砲にしましたw
艦体形状は、『さらば/2』世代の小型艦が典型的な葉巻型だったのに対して、やや複雑な形状(リフティングボディ形状と表現されている場合もありますね)をしています。
ただ、その形状が2199のムラサメ型に酷似している点が意外でした。
多少は参考にされたところもあったのか・・・・・・とも思いましたが、私の考えすぎだと思います(笑)

設定上、この無人艦の全長は180メートルで、さらば/2の巡洋艦(180m説と190m説あり)と同じくらいですから、いつか並べてみたいところです。
多分、ややずんぐりとした無人小型艦と、かなりほっそりとした巡洋艦の面白い対比が見れそうな気がします。

現在、宇宙空母と艦載機にまつわる設定妄想を書いているところですが、その次に『無人艦隊(自動艦隊)小論』を書くことにしました。
“護衛戦艦”とか“無人艦隊”とか、本当に私はマイナー好きだよなぁ(笑)
とはいえ、既に幾つかキーになりそうなネタも浮かんでいますので、楽しく書けそうな予感がしています。
なんとか年内には公開したいところです。
その時には、ちゃんと背景を用意して写真も撮り直しますので(^o^)
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私も大好きだったりします(笑)ブサかっこいいRC艦隊もちょっと手を入れると、こうも見栄えがするんですね!
巡洋艦との対比は興味深かったです。確かに流れを汲んだラインですね。
ウチもいつかはの気持ちがいっそう強くなりました。
同時に良い資料の御提供に感謝です♪
無人艦艇格好いい!
ヤマト3以降(おっさんは復活編、完結編はよくわからないので)なら波動砲無しで主砲を増やす方向で運用したいとおっさんは妄想しました。
空母は全通甲板を採用するのでしょうか?
艦載機はコスモタイガー後継機が出るのでしょうか?
楽しみにしています。
そうなんですよ(笑)
『完結編』主力戦艦、『復活篇』主力戦艦、『永遠に』無人艦隊大型艦、いずれも“マイナー”だの“段ボール(紙)装甲”だの酷い言われようですが、デザインそのものは非常に秀逸で、観れば見るほどカッコ良く、そして好きになってきます(^_^)
これらの艦の人気が低いのは、どっちかというと『使われ方』の問題の気がしますw
> ウチもいつかはの気持ちがいっそう強くなりました。
アルジェリー級とリヴァモア級の進展、いつも楽しみに拝見しています(^_^)
私もそろそろ製作を復活したいのですが・・・・・・まだ一年、二年くらいは無理かなぁ・・・・・・(;´Д`A ```
> 無人艦=最弱+費用対効果ゼロ(実質マイナス)
いやまぁ、兵器単独で見た場合は、決して悪い艦じゃないと思うのですよ(^_^;)
自分が所属する艦隊に無人艦が組み込まれていれば、盾にも破城槌にも重宝するのは確実ですからw
設定妄想では、その辺りをできるだけ深く追いかけてみたいと思っています(^o^)
> 波動砲無しで主砲を増やす方向で運用したい
実は私も同じことを考えたんですよ(^^;)
無人艦はハッキングされた時が怖いので、波動砲非搭載の方が良いんじゃ・・・・・・とかw
大型艦も小型艦も、波動砲は外付けっぽい形状をしていることに加え、波動砲を取り外しても艦全体のデザインは破綻しないんので、最後の最後まで波動砲非搭載で製作いただくか悩みました。
ま、結局はそこまでオリジナルに走る勇気はなかったのですが(;´▽`A``
さて、「永遠に」に登場する無人艦2種ですが、私が一番疑問に思うのが、なぜ従来の戦艦、駆逐艦(巡洋艦かな?)からかなり大型化してしまっているのか?という点です。その割りに武装はさして多くないように見えます。
無人化しているということは、人間用の居住設備、生命維持装置が最小限で済む(遭難事故や戦闘時の生存者収容などの理由で人が乗り込む事例が有ると考えるためある程度は必要でしょう)ため船体は小型化するはずです。だからゲーム版の武装てんこ盛りのデザインは非常に納得できる物でした。
あと、元のデザインはかっこ悪いと思っていましたが
ゲーム版であれほどアレンジできるのかと驚きました。
戦艦であろう大型艦に巡洋艦/駆逐艦と同様の魚雷発射管があるのは、水雷戦隊の先頭に立って敵の戦列をこじ開け、後に続く有人水雷戦隊の被害を減らす役割があるのでしょう。
無人艦なら、人員の被害を気にしなくて良いので、躊躇無く投入出来るでしょうから。
当時のデザイナー(ブチ監督ではなかったですよね?)が史実における金剛型戦艦の夜戦投入を意識していたのでしょうか?
では最後に、前の記事で他者様のブログ紹介がありましたので、私も一つ紹介したいと思います。
びーばーダムというサイトのさたびー様の宇宙戦艦ヤマト Private Editionという作品です。
かなりストレートな再構成物で現在次元断層あたりまで話が進んでいます。この作品ではガンツ君がとんでもないことになっております。
ほかに、復活編の再構成物もあります。
それでは、失礼いたします。
大型艦のサイズは、建造中のアンドロメダ級から流用した為と想像しています。
小型艦の方は、むしろ既存の護衛艦や駆逐艦が小型過ぎた故というのは如何でしょうか?
元々護衛艦や駆逐艦等の110メートルクラスの艦は、ガミラス戦役直後の建造設備はもちろん建造資材にも事欠く状況下で『最低限度の性能で最大多数』の発想の下に建造された艦だと思います。
ガミラス戦役の傷も癒え、ある程度設備や資材の問題が解決されると、寧ろ小型過ぎるが故の攻撃力と防御力のバランス不足や、今後の装備更新を受け入れる余地といった拡張性の不足こそが目立ってきたのかもしれません。
それらの性能バランス、将来に渡り長く使い続けられる発達余裕や拡張性を見込むと、巡洋艦にも迫る180メートルクラスの艦になってもおかしくない気がします。
また、その後の完結編世代では、有人の駆逐艦は210メートルもの規模に達していますし。
> だからゲーム版の武装てんこ盛りのデザインは非常に納得できる物でした。
この辺りは個人毎の好みにもなってくるかと思うのですが、私的には地味な艦の方が好きですねw
何と言いますか、無人艦があんなに重武装でカッコいいと、有人艦の立場がなくなってしまうので(爆)
> 戦艦であろう大型艦に巡洋艦/駆逐艦と同様の魚雷発射管がある
艦首に魚雷発射管があるのはヤマトなども同様ですので、宙雷戦隊の嚮導艦としてまでは考えていなかった気もしますね。
もしその任務に適用するなら、駆逐艦と同等の速力を持たせないといけませんし。
ただ、仰るとおり人員被害は考えなくてもいいですから、オトリや盾としての使い出は非常にありそうですよね(^_^)
> 宇宙戦艦ヤマト Private Edition
こちらは私も拝読しています(^o^)
ガミラス戦役以前に地球-火星間やその他の太陽系惑星と人類同士で戦争状態を経験しているなど、2199を先取りするような設定がちりばめられていて面白いんですよね。
復活篇のリメイクの方も、地球艦隊(護衛艦隊)やアマールに上陸した人員の中に、思わずニヤリとしてしまうキャラが新たに加えられてまして、正直『この内容で観たかった』と思ってしまう程です♪
ただ今後は、既に知己を得ている方や、投稿サイト等で広く一般公開されている作品以外、具体的に御名前を挙げての御紹介は慎重にお願いしますm(__)m
場合によっては、こんな辺鄙なブログで勝手に名前を出すなとお叱りを受けてしまう可能性もありますので(笑)
>自動戦艦
PS2版のは本当に強そうでしたね。テレビ版が弱そうに見える最大の理由はやはり艦首でしょうか。テレビ版は波動砲がバイパスのパイプそのものに見え、脆弱な印象があるのに対し、ゲーム版はデリンジャーピストルじみた縦列二門であり、面構えがだいぶ精悍です。この印象はやはり強烈かと思います。
ここから先は、MJ様が『無人艦隊(自動艦隊)小論』を書かれるとのことで、自分なりの考察を述べさせていただきます。お気に召しませんでしたら無視していただいてかまいません。
まず、メタ的に言ってしまうならこの大型自動超弩級戦艦、ゲーム的な内部処理を「しゅんらん」と共通化するためのデザインだと思います。砲塔配置が同一ですしね。
これを踏まえますと、この艦はもともと「しゅんらん」と同一計画で設計されたのではないでしょうか。人材不足のため重武装かつ高防御力の「しゅんらん」に人員を集中して生存性を高め、そこからの集中コントロールで無人艦を運用して艦隊として機能させる方式のテストをしていたのがゲーム中の第7艦隊と思います。このため、「しゅんらん」との同一行動を前提とし、同等の火力を持たされたのではないかと思います。事実、ゲーム中ではその能力をいかんなく発揮していますし。
ただ、やはり大型艦ゆえの建造・運用コストに加え地球本土防衛のための直衛艦隊では劇中通りの醜態をさらし、さらにMJ様の『シラネ』のような柔軟な運用ができないとのことで有人艦に回帰したのでは?と思います。
追伸:
ブログ、ではありませんが…先日、とあるサークルが出している同人誌を目にする機会がありました。ご存知かもしれませんが、せっかくの機会ですので実名は伏せてご紹介させていただきます。
それは初期シリーズのヤマト世界の艦艇を、国家ごとに目録化して紹介するシリーズで、地球初めガミラス、ガトランティス、デザリアム、ガルマンガミラス、ボラー、ディンギルに至るまで独自の考察とそこから考察された独自艦艇が収録されています。とある艦船雑誌と同様の方式にした、とあとがきで作成者ご自身が明記しておられ、MJ様とはまた異なるアプローチもあり興味ぶかい内容です。ご興味がありましたら、いかがでしょうか?
長文失礼いたしました。
PAMさん早速おっさんも、読みに行きました。
スッゴく面白かったです。
個人的にかなりツボを突いていて次の話が待ち遠しいです。
本当にありがとうございます。
艦艇サイズの件については、確かに「さらば・2」の巡洋艦、駆逐艦は小さすぎ、「完結編」の駆逐艦は逆に大きすぎのような気がします。どちらの作品の戦艦のサイズは妥当だと思えるのにどうしたのでしょう。
特に、「完結編」の駆逐艦はあのサイズに結構大き目の連装砲塔一基なのが、混乱を呼んでいるとおもいます。いろいろな2次創作において15.5cmから40cmくらいまで、はては砲塔数が増えたりでみんな設定に苦労しているようです(それが楽しかったりするのですが)
羽島のおっさん様
お気に召されたようで何よりです。
他人様の作品のことでこういう言い方はどうかと思いますが、年一回、もしくは無い、と言う事は覚悟されたほうがいいと思います。
私は28話で続きを諦めておりました。
久しぶりに覗いて、30話まで更新されていたことに驚くとともに喜びました。
あぁ、なるほど、それは思いつかなかったです(^_^)
> 「しゅんらん」との同一行動を前提とし、同等の火力
なるほどなるほど。
同等火力の有人艦と無人艦で、運用上の経済性にどの程度の差異が生じるのか測ることもできますしね。
その結果を反映して、より後の時代には自動超弩級戦艦をより小型化(最適化)したような量産艦が作られる気がします。
> とあるサークルが出している同人誌
多分そのサークルさんの同人誌、全巻持っています(笑)
実際、私にとってはバイブルみたいなシリーズなんですよ(^o^)
特に波動機関の基本的な分類(高濃縮型とか低濃縮型とか)については、こちらを大いに参考に・・・・・・いや、事実上殆どパクってますしね(^_^;)
> 「完結編」の駆逐艦は逆に大きすぎのような気がします。
仰るとおり、むしろこの辺りの解釈と妄想は一番楽しい部分ですね(笑)
製作者側がどのように考えていたのかは分りませんが、作品が進むごとに太陽系外への移住やら避難といった外宇宙志向が高まるようなシチュエーションも多かったですから、近海用(系内用)艦艇から外洋(外宇宙用)艦艇に脱皮していったと考えるのが一番自然な気がします(^o^)