宇宙戦艦ヤマト2199第一章の公開直前の2012年2月、ネット上某所にて“流出資料”なるものに触れる機会がありました。
その資料は、2199登場キャラの立場を簡単にまとめた一覧表という触れ込みでしたが、これを先に読んでしまうと、せっかくの新作(2199)を心底から楽しめないと思い、ファイル保存だけして塩漬けにしていました。
――それから早2年半、そんな資料のことなどすっかり忘れていたのですが、先日PC内のファイルを整理していた際にそれが出てきまして、初めてしっかりと読んでみた訳です。
結論:いやーーー、当時読まなくって良かった(笑)
あくまで私感ですが、資料はガセではなく、本当に流出してきたもののようです。
波動コアやドメル夫人のくだりなどは公開された2199設定そのまんまですので、製作サイドから流出したものであるのは間違いないと思います。
もちろん、実際の設定と違っている部分も多々ありまして、恐らくその資料は、設定が最終決定される前の物なのでしょう。
そして今となっては、寧ろ“違っているところ”の方に興味をそそられたりする訳です(笑)
個人的に興味深かったところを以下に列挙してみました。
(1)ゼーリック(資料では“ゲーリク”)はガミラスにおける“No.3”とされている。
(2)ギムレー(資料では“ゴムラー”)は本星決戦では死なず、デスラーと共にヤマトの帰路を追う。
(3)兄タランは恐妻家w
(4)ディッツは次元潜航艦隊司令官。ディッツのネタ元である旧独海軍のデーニッツ提督により近いイメージ。デスラー亡き後、ガミラスの暫定指導者となりヤマトとの停戦を果たし、ヤマトを介してイスカンダルへ“難民受け入れ”を打診する。
(5)次元潜航艦の艦長として『アルター・フォルゲン』という亜ガミラス人(説明はありませんが、二等ガミラス人のことだと思います)青年将校が登場する。説明では『出身星は不明だが、ディッツの養子となり、潜航艦隊を率いてドメル麾下の遊撃艦隊に配属される。何故かヤマト(沖田)の戦法を熟知し、常にその先を読んで攻撃を仕掛けてくる』
既に2199を最後まで観終った状態からすると、色々と気がつく点がありますね。
タランは恐妻家・・・・・・まさか星巡る方舟に登場するゲルバデス級ミランガルの女艦長ネレディア・リッケって、タランの奥さんじゃないだろうな(^_^;)
ま、そんな戯言はともかく、(4)と(5)は・・・・・・かなり驚きに満ちた設定です。
まず、次元潜航艦は単独で存在する試験艦(特務艦扱い)ではなく、既に実用兵器として量産配備がされているようです。
そしてその敏腕艦長とされている『アルター・フォルゲン』って・・・・・・その正体としてまっさきに思い浮かぶのは古代守、多少うがった考え方をしても火星で戦死したとされる沖田艦長の息子さんくらいでしょうか。
うーーーん、オリジナル版でボツになったハーロックネタを思うと、この正体は守のような気がしますが、冥王星会戦で行方不明になってから紆余曲折を経て敵国で艦長にまでなるには、時間的に厳しい気がします(艦長という立場ではなく、無任所の士官とかだったらピッタリの気もしますが)
その点、沖田艦長の息子は戦死したとされる第二次火星会戦から年単位で時間が経過しているので、この役柄でもタイムスケジュール的には納得しやすいですね。
そういえば、過去の小説版では古代守が実は沖田の息子、なんて設定もあったなぁ・・・・・・(^_^;)
ま、その正体はともかく、この設定が後に『藪がUX-01の乗員になる』って展開に繋がった気がしますw
それと(4)の設定、特に『難民受け入れ』というくだりからすると、ガミラス本星での戦いはオリジナル版のように本星が焦土と化すような激しい戦いになっているような気がします。
最後に、この流出資料から受ける印象は、実際に作られた2199よりも更にオリジナル版(没ネタを含む)に近い、というものでした。
2199企画時の有名な話として、出渕総監督が西崎氏に2199の草案を提出したところ、三か所ダメ出しを受けたというものがありますが(他に西崎氏は四つの条件を出したそうです)、本資料の設定が後に変更されたのが西崎氏のダメ出しを原因にしているのかが個人的に興味があるところです。
あ、、、それとその肝心の流出資料はここでは提示しません(色々とややこしい可能性もあるので)
恐れ入りますが御了承下さいm(__)m
その資料は、2199登場キャラの立場を簡単にまとめた一覧表という触れ込みでしたが、これを先に読んでしまうと、せっかくの新作(2199)を心底から楽しめないと思い、ファイル保存だけして塩漬けにしていました。
――それから早2年半、そんな資料のことなどすっかり忘れていたのですが、先日PC内のファイルを整理していた際にそれが出てきまして、初めてしっかりと読んでみた訳です。
結論:いやーーー、当時読まなくって良かった(笑)
あくまで私感ですが、資料はガセではなく、本当に流出してきたもののようです。
波動コアやドメル夫人のくだりなどは公開された2199設定そのまんまですので、製作サイドから流出したものであるのは間違いないと思います。
もちろん、実際の設定と違っている部分も多々ありまして、恐らくその資料は、設定が最終決定される前の物なのでしょう。
そして今となっては、寧ろ“違っているところ”の方に興味をそそられたりする訳です(笑)
個人的に興味深かったところを以下に列挙してみました。
(1)ゼーリック(資料では“ゲーリク”)はガミラスにおける“No.3”とされている。
(2)ギムレー(資料では“ゴムラー”)は本星決戦では死なず、デスラーと共にヤマトの帰路を追う。
(3)兄タランは恐妻家w
(4)ディッツは次元潜航艦隊司令官。ディッツのネタ元である旧独海軍のデーニッツ提督により近いイメージ。デスラー亡き後、ガミラスの暫定指導者となりヤマトとの停戦を果たし、ヤマトを介してイスカンダルへ“難民受け入れ”を打診する。
(5)次元潜航艦の艦長として『アルター・フォルゲン』という亜ガミラス人(説明はありませんが、二等ガミラス人のことだと思います)青年将校が登場する。説明では『出身星は不明だが、ディッツの養子となり、潜航艦隊を率いてドメル麾下の遊撃艦隊に配属される。何故かヤマト(沖田)の戦法を熟知し、常にその先を読んで攻撃を仕掛けてくる』
既に2199を最後まで観終った状態からすると、色々と気がつく点がありますね。
タランは恐妻家・・・・・・まさか星巡る方舟に登場するゲルバデス級ミランガルの女艦長ネレディア・リッケって、タランの奥さんじゃないだろうな(^_^;)
ま、そんな戯言はともかく、(4)と(5)は・・・・・・かなり驚きに満ちた設定です。
まず、次元潜航艦は単独で存在する試験艦(特務艦扱い)ではなく、既に実用兵器として量産配備がされているようです。
そしてその敏腕艦長とされている『アルター・フォルゲン』って・・・・・・その正体としてまっさきに思い浮かぶのは古代守、多少うがった考え方をしても火星で戦死したとされる沖田艦長の息子さんくらいでしょうか。
うーーーん、オリジナル版でボツになったハーロックネタを思うと、この正体は守のような気がしますが、冥王星会戦で行方不明になってから紆余曲折を経て敵国で艦長にまでなるには、時間的に厳しい気がします(艦長という立場ではなく、無任所の士官とかだったらピッタリの気もしますが)
その点、沖田艦長の息子は戦死したとされる第二次火星会戦から年単位で時間が経過しているので、この役柄でもタイムスケジュール的には納得しやすいですね。
そういえば、過去の小説版では古代守が実は沖田の息子、なんて設定もあったなぁ・・・・・・(^_^;)
ま、その正体はともかく、この設定が後に『藪がUX-01の乗員になる』って展開に繋がった気がしますw
それと(4)の設定、特に『難民受け入れ』というくだりからすると、ガミラス本星での戦いはオリジナル版のように本星が焦土と化すような激しい戦いになっているような気がします。
最後に、この流出資料から受ける印象は、実際に作られた2199よりも更にオリジナル版(没ネタを含む)に近い、というものでした。
2199企画時の有名な話として、出渕総監督が西崎氏に2199の草案を提出したところ、三か所ダメ出しを受けたというものがありますが(他に西崎氏は四つの条件を出したそうです)、本資料の設定が後に変更されたのが西崎氏のダメ出しを原因にしているのかが個人的に興味があるところです。
あ、、、それとその肝心の流出資料はここでは提示しません(色々とややこしい可能性もあるので)
恐れ入りますが御了承下さいm(__)m
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