皆様ご無沙汰しております。
映画公開を機に久しぶりのブログ更新です。
いつもどおり公開開始1週間はネタバレなしですので御了承下さい。
一昨日の上映初回を大阪ステーションシティシネマで観てきました。
元々は昨年公開予定とされていたのが本年1月に延期となり、更に半年近く延期しての公開となったので、待ちに待ったという感じでしたね。
作品時間は2時間弱、この時間で2199前史・2199・2202とお話を繋ぐというので、すごい駆け足か詰め込み過ぎになるんじゃないかと少し心配していましたが、始まってみると特にそんな感じもせず、すんなりとお話に没頭することができました。
私が既に2199と2202を全て観ている(知識のベースがある)からもしれませんが、真田さんの俯瞰的な語りに沿ってストーリーが展開していくことで、視聴者は多少足早ではあっても手を引かれながら案内されるような感覚で作品世界を巡ることができたのだと思います。
実際、「何が起きたのかよく分からん」と言われた2202の第三章や後半部分は、真田さん主観という名の通訳・触媒を介することで、本編よりもむしろ理解しやすくなっていたのではないでしょうか。
その点、本作の「ドキュメンタリー方式」という制作方針は(最終的なセールスは分かりませんが)私のような既存ファンに向けてもより良い選択だったと思います。
また、本作のもう一つのターゲットたる『新たなファンになって欲しい初見の方』にも、「理解しやすい」という点は今後のことを考えても良い方へ作用すると思います。
もちろんオーディオコメンタリーで制作陣が語っておられた通り、カロリー(情報密度)が高すぎるという懸念はありますが、サーガ的な世界観を持つ作品である以上、新規の方にはBD/DVDなどでお腹を壊さない程度に少しずつ咀嚼していただく・・・・・・ということでw
注目だった2199前史の部分についても、設定・作画共に非常に力の入った仕上がりだったと思います。。
内惑星戦争や第一次/第二次火星沖のシーンは、作画的にも2199を彷彿とさせる感じで、特に2199ファンの満足度は高かったのではないでしょうか。
ただ、2198年に設定された第二次火星沖海戦について、以前言及しましたような背景設定(ユリーシャ来訪との係わりとか)が加わるかな?と期待していたのですが、さすがにそこまでのフォローはなかったです。
とはいえ、火星自治政府海軍のあたりの新たな設定は、今後の作品世界にも影響する要素も大きく、情報密度の配分が加減されたのかもしれません。
映画本編中の第二次火星沖海戦の展開について思った点については、ネタバレ解禁後に言及しようと思いますが、私的には2202の小説版を執筆されている皆川ゆかさんに第二次火星沖海戦前後を舞台にした外伝小説をいつか書いていただきたいなぁ・・・と願ってやみません。
また、「時代」の中で取捨選択されたエピソードは、次回作(宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち)の予習を意図してピックアップされているのだろうな、とも感じました。
叛乱覚悟でヤマトがテレザートに旅立つ際の藤堂長官の説得の通信(「ヤマトは強力な兵器だ」から始まる部分)や、2199のシーンでも七色星団の戦いではなくバラン星ゲート突破のシーンが選ばれているのは、それが理由じゃないかと。
そうした意識で「時代」をもう一度観返してみると、これまでとはちょっと違う気づきが得られるかもしれません。
実は以前、2205への登場が予定されている新キャラクターについて、ある予想をしたことがあるのですが、この予想が成立するとすれば第六章の藤堂三佐のある台詞が必ず入ると思いましたが・・・・・・ありませんでした(笑)
できれば2205の公開後にも「時代」を観返して、答え合わせをしてみたいですね。
本編と同じくらい楽しみに劇場限定BDの特典、皆川ゆかさん作の『私の心がこのようにあることは』。
結城信輝さんのの表紙絵から、ほのぼのとした青春追憶話を勝手にイメージしていましたけど、いい意味で裏切られました。
100%混じりっ気なしの「ガチ」の後日談です。
2202の最終章を観た時に「あるもの」の顛末が気になっていたのですが、本小説内でその答えを明らかにしていただきました。
本作のキーワードに「人」と「心」があると思いますが(他にもありますが、ネタバレが強くなるので控えます)、それは2202の終盤にも共通していて、あるいは今後のシリーズでもキーワードになるんじゃないかと思ったり。
そしてウメグラさんの挿絵も、本作の主人公二人の放つ空気感にピッタリで、とても魅力的でした。
尚、ウメグラさんの挿絵とは別のイラストが映画チケットの版権キャンペーンの特典になっていまして、私も応募予定です(^^)
最後に一つ、一昨日の公開初日に『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』についての情報が公開されました。
・全二章の「前章」が10月8日に公開
・既出の補給母艦「アスカ」とは別に戦闘空母「ヒュウガ」が登場
・新キャラとして土門竜介、徳川太助、京塚みやこ、坂本茂、坂東平次が登場
・黒色艦隊のみならずボラー連邦も登場。更にはガルマン(?)も
劇場では「時代」のエンディング後に1分程度の予告編も上映されまして、今のところは劇場限定の公開のようです。
私ももちろんこの予告を観たのですが、「あわわわわ」と泡を食ってる内に終わってしまいまして、殆ど記憶が・・・・・・(汗)
ただ、アフロ社長さんからお譲りいただいた「この機体」がワンカット映っていたと思うんですよね。
残念ながら機体のサイズ感までは把握できませんでしたが、既存のコスモタイガーⅡとの役割上の棲み分けが気になります。
戦闘機、戦闘攻撃機はCT2で十分でしょうから、空母も登場することですし、より大型の攻撃機的な機体だと予想したのですが、はてさて。
来週はネタバレありで記事をアップしたいと思います。
リメイクで一番感心したのは宇宙「海軍」というところ。宇宙の軍隊で海軍と聞けるのは嬉しかった。最後の画像の機体はなんですかね?
次はワクチン接種しているので安心して観れると思います
本日、ひさしぶりに、劇場でヤマトを観ました。
あまり期待しないで行ったのですが、まぁ良かったですかね...
ネットで公開されている短い予告の倍の尺の予告見たさに足を運んだ、というのもあるような、ないような。
アニメは、声と、絵と、音楽、効果音の総合芸術だ、という事を痛感した予告編でした。
もぅ、観るしかないじゃん…
ネタバレ解禁後に、またお邪魔します。
それでは。