未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

連覇なるか

2016-03-25 22:04:23 | 大会
今週は少年部上がりの中高生の間で先日五・六年男子の部で優勝したライが話題になっています。

まず五年生で優勝というのが稀であること。或いは初めてだったかも知れません。
そして公式の大会には一切出た事がないのに全国大会でも入賞が珍しくない子を抑えて圧倒的な勝利であったことが少年部卒業生には衝撃的だったみたいです。

確かにライ程成長を遂げた子は今までに居なかったと言えるでしょう。昔、東支部の指導体制が違っていた頃に私が彼の居るクラスを初めて見た時はニワトリ小屋か何かかと唖然としました。

その中で一際輝いていたのがライ(笑)
幼稚園児の癖に悪童のトップとして仕切っていました。舌打ちが癖で練習態度を叱ると(・д・)チッとするのでシバくこともしばしば(苦笑)昇段レポートにも「何て失礼な事をしていたのだろう」と書いてありました(笑)
鏡はフォームチェックではなく化粧鏡。いつも髪型のチェック。

尼崎支部の中高生にこの話をしたら「えっ!?」となるのですがそんな彼の転機は兄の昇段。何か思う事があったのでしょう。兄も黒帯になって生まれ変わった子ですが、皆を牽引する兄の姿を追っているのが分かりました。
四年生にもなると精神的に四年生のそれではなくなってきており、五年生の段階で黒帯を巻いても恥ずかしくないどころかお釣りがくる磐石さを纏うように。

子供の成長とは恐ろしく、また何が切っ掛けになるか分からないものです。
この時期は稽古体験に来る子が多いのですが、ライは末っ子の割に面倒見が良いので安心して任せられます。

十年程前に組手相手不在の中で全日本Jrで準優勝した子が居ましたが、彼も色んな葛藤の中で後輩の面倒を見ながら力を付けていきました。
組手をこなすだけが強さの秘訣とは限らないのでしょう。観察眼が養われる?

交流大会の五・六年生男子の部では未だ連覇を果たした子は居りません。彼がその第一号となるか、リベンジに燃える他の現五年生の黒帯が更に力を付けてくるのか。はたまた現四年生で彼らを脅かす成長を見せる子が現れるのか。
これから一年間でどう動くのか今から次回が楽しみです。





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温め続ける

2016-03-24 22:45:22 | 稽古
稽古前、とある子が「〇〇と□□にどうやったら勝てますか!」と訊ねてきました。

普段マイペースでやってる子なので意外でしたがコレが試合効果ですね。何かを心に落とします(*´ω`*)

しかし、誰それに勝つという方法はありません。対象の人より肉体的精神的に強くなると可能性は上がるでしょう。
そうなる鍵はその火のついた心をいつまでも持ち続けるかということ。いつか薪の話をしましたがカッと燃えるのは割と簡単なのですがそれを持続するのはコツが必要。

本人の意思がその真ん中にあるのは勿論ですが、周りのサポートも。私は指導側として生まれ変わらんとする彼の火が落ちないように陰ながら見守りたいと思います。




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再度公園

2016-03-23 17:20:08 | 山登り
今日は卒業式でお休みなので昼から神戸の再度公園までキノコ探しへ。息子は春休みから山登り再開に燃えていますので肩慣らしに。

ビーナスブリッジを道なりに10分程上がり続けた所にあります。帰りに寄ったらこれに夢中。鍵には関心を示さず。

さて、再度公園ですがやはり山に入ると肌寒く雨の少なさも相まってキノコは余り見当たりません。カイガラタケとカワラタケは安定。

が今日は初めて見るキノコが2種。左手のはシイノトモシビタケ?右手のは不明。かなり弾力のある傘をしております。切り倒された木にポツポツ生えてました。

これもシイノトモシビタケ?時期じゃないから違うか。暗くなるまで待てないし…

ニガクリタケも発見。此処ではカワラタケとのセットが多い。

根を張り始めたドングリが無数にありました。ピーナッツみたいで美味しそうやなあ!と味見したがる息子。しかし考える程に自然って不思議ですねえ。

池が気になる様子。昔はボートがあったみたいですが。

しかし公園と言ってもほぼ山なので練り歩いていると思った以上に疲れました。早ければ来週からの山登りに順応出来るのか憂鬱になってきました(苦笑)




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技が死ぬとき

2016-03-22 22:13:51 | 稽古
本日一般部では前回り受身の練習をしてみました。これは出来ておいた方が怪我の予防にもなりますし、技を習得するにも応用が利くので便利であります。

しかし私、この受け身の形態に初見から疑問があります。何故投げられた後受け身バーン!で終わりなのかと。柔道もそうなのかな?

何だかそれっぽく見せてるだけじゃないのかと思わずにはおれません。その皆が必死に音鳴らそうとしてる「バーン!」の次にこそ意味があるんじゃないのかなと。次に繋げる為の受け身なのに其処で終わる事を是としているのがどうもしっくり来ないのです。

極める側も極められる側も一旦其処で死に体となっている稽古の現実。だから私は投げられた後に足を取りに行かせる練習を必ずします。試合では反則?知らんがな、の精神で(笑)

松林流の新里師範も形に対して、全部がブツ切りで一動作毎に技が死んでいるというような事を仰っておりました。
勝手に完結させた時、技どころか命も終わります。残心、とよく言われますが単なる決めポーズと成り下がっている昨今。何を残すのか再考が必要でしょう。




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2016-03-21 22:06:46 | 日記
去年の暮れぐらいから痛みを感じるようになった肘。原因はおそらく六才の時の手術。

約三十年前ですから不具合も生じるのでしょうか。病院は余程の時以外通わないのですが地味に毎日痛いのでサポーターを購入。なんだか歳を感じます…採寸した時前腕が30cm程あったのが少し嬉しかったり(笑)

しかし山で傷めた膝も一向に治らないしこれが年月そのものなのでしょう(苦笑)
三十五歳のうちの所謂マスターズ年齢を前に夏か冬に一試合してみたいと考えているのですが( ´•௰•`)ウーン
昨日の試合で子供の動きを見てて羨ましくなる塩梅に私の体もなったのですね。将来身体に響かない空手の在り方も考えます。

一緒に買ったテニスボール🎾でストレッチして治らずとも悪化させぬようメンテナンスを取り入れて参ります。




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