悲しき拍子木音

昨日のカクテルで『不審火』の話を書きましたが、今夜はなんと。
商店街のおじいちゃん達が
『火のぉぉぉよぉぉぅじん』カチ カチ
の見回りを始めたではありませんか。
窓の外から聞こえてくるその声は、震え、かすれ、時には裏返って
     ォ
『火のぉ ぉ用心』
になったりして、哀愁漂いまくりです。
湿気のせいか、はたまた使用年数のせいか、拍子木の音も実に物悲しい音色で路地裏に鳴り響いています。
それもそうですよね。
地元商店街のおじぃちゃま達にとって、この一連の不審火は死活問題。
長年守り続けてきた愛しい我が店が放火魔に燃やされちゃったんじゃたまりません。
連日の騒ぎにいてもたってもいられず、有志が立ち上がって夜警団を組んだのです。

高円寺の街に鳴り響く、おじいちゃん達の哀しい声。
『火のォォォよォォゥじん』
路地裏に響き渡る、おじいちゃん達の魂の叫び。
『火のォォォよほ↑ォゥゥゥじん』
あぁ。また裏返った。
哀しい。
実に哀しい。
今にも消え入りそうな、でも必死なおじいちゃん達の声をこのまま部屋でじっと聞いているのは切なすぎる。
少しでも力になってあげたい。
ぜひ夜回りに参加して、わしの腹筋パワー全開シャウト『火の用心』で放火魔の良心に火をつけてさしあげたい。

・・・でもね。
駄目なの。
今夜は駄目なんです。
あぁ許して。おじいちゃん達。
だって、わし今。

ゲリラ最前線で1歩も外に出られないからぁぁぁ(泣)


朝からトイレ出たり入ったり出たり入ったり・・・。
昨夜の秋刀魚の内臓か?ただの呑み過ぎか?
死ぬ思いで出掛けた夕方のリハも、ちょっと腹筋に力が入るたび『ぷりるっ』と出てきそうで怖かったぁぁぁ。
あんなに命がけで歌ったのは初めてでした。(お食事中の方すびばせん)

放火事件及びゲリラが長期化しない事を、切に願います。
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