比例の法則

電車で、隣に立っているおばちゃまグループの会話を聞くともなしに聞いていた。どうやらカラオケに行った帰りらしく、やたらハイテンション。『鈴木さんたら本当にお上手なんだものォ』『田中さんの声量には驚いたわよねェ』『そうそうスゴかったわよォ、あんな大声で』『あらそう？あたしホラ、頭大きいから声も大きいのよねェ』『えぇ？あ～でもそういえばそうね、頭とか顔とか大きい人は声も大きいわねェ』『そうねそうねェ』・・・そ、そういう事だったのか・・・と打ちのめされた、巨頭のマスターなのでした。