本人確認法

某銀行で振込みを終え、帰宅して一服していたところに窓口担当者から電話がかかってきた。『さきほどお客様の本人確認をうっかり忘れておりまして・・・』と泣きそうなおねいさんの声に、こりゃあ上司に相当怒られたんだろうな、と身分証明書を持って慌てて飛んで行く。本人確認法が改正されて『10万円以上の現金振込みには本人確認書類が必要になった』という事は知っていたのだが、そんな大盤振る舞いな振込みをする機会なぞ滅多にないのでわし自身もすっかり忘れていた。こちらの不手際で二度手間おかけしてしまい申し訳ございません申し訳ございません、と土下座する勢いで謝り続けるおねいさん。窓口業務も大変だ。『ほんのお詫びのしるしです』と巨大な袋を渡されたので、ぬほっなんて気前の良い銀行なんざましょう、とうきうきスキップで帰宅後いそいそ袋を開けてみた。ティッシュとラップのてんこ盛り詰め合わせだった。それでもなんとなく嬉しいマスターなのでした。年度末で何処もてんやわんやですね。
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