トントントン

松の内明けの今日は、お飾りを外して七草粥。いつもパックになっている七草セットを使っていたのだが、今年はフリーズドライの七草を使ってみた。しゃかしゃか振り混ぜるだけ。早い話が手抜きだ。ありがたみは薄いが、青臭さも薄くて食べやすい。そんなことより、汁気が足りな過ぎてこれではただのゆるゆる御飯ではないか。お粥もろくに炊けないなんて。と自分の行く末に一抹の不安を感じつつずるずるお粥をすすりつつテレビを見ていたら、3分間クッキングで七草粥を作っていた先生が『こうして包丁でトントントンと草を刻む音が魔除けになるという大切な意味合いもあるんですよ』と言っていた。しぇぇぇ。すでに刻まれているフリーズドライを使ったわしの立場は一体。仕方ないのでトントントン、と口で言いながらお粥をすすったマスターなのでした。来年は手抜きしないでちゃんと刻もう。
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