バンキング

ヘビメタといえばヘッドバング。故障した赤ベコのごとく頭を激しく上下に振る、例のアレだ。正しくはheadbangなのだが、ベッドやバッグを『ベット』『バック』と濁点をとって発音しがちな日本人は、どうも『ヘッドバンク』『ヘッドバンキング』などと言ってしまう傾向にある。ヘッド『バンキング』だと、ちょっとネットバンキングっぽい。『脳内銀行』と訳すべきか。ジャパンヘッド銀行。鋲打ち革ジャン着てるお兄さんも派手なパツキンのおねいさんも、ノリノリなフリして実は振込みとか残高照会とかしてるのだ、ライブハウスの最前列で。凄まじい勢いで頭振ってる客は、何か月分も家賃を滞納してることを思い出して慌てて大家さんに振り込んでるのかもしれない。ステージ上のギタリストは、昨日楽器屋で見かけたオールドのもの凄く高いギターを衝動買いしちゃったもんだから、一生懸命ヘッドバンキング決済中。道理で、いつもより多く振ってます。そんなライブだったら行ってみたい気もする。いや、しないマスターなのでした。そして、しくしくしく
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