きのこ三昧

ここ数日間黙々と読書三昧していた。一冊読了し、どっぷり浸かりきっていたその本の世界から現実世界に引き戻される時って、ちょっと時差ボケに似ている、といつも思う。いまだ海外旅行未体験のわしではあるが。そんな今回の小説トリップの中で最も興味深かった本は、吉村達也著『マタンゴ最後の逆襲』。昭和38年の東宝映画『マタンゴ』が吉村達也風味にアレンジされた作品だ。船が難破して無人島に辿り着いてきのこ食べたらきのこ人間になっちゃいましたよ、などという一見コメディのようでいて激しくホラー。そこに吉村達也お得意の樹海アレンジが加わり、印象深いSFホラーになっている。べろ一面になめこがびっしりと。しかもそれがうにょうにょ蠢いて。イヤァァァァ。DVD化されてるらしいので、映像も絶対見てみようと思っているマスターなのでした。
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