ビビリーズブートキャンプ

『りろんりろん 10階で火災が発生しました。落ち着いて避難して下さい。りろんりろん』寝起きでぼーっとしていたところ、そんな爆音アナウンスが突如マンション内に響き始めた。ハゥッと3cmほど飛び上がり3滴ほどちびった後、あわあわ身仕度してあわあわ部屋を出て、お隣さんと一緒に階段でえっちらおっちら一階まで降りる。すでにロビーには住人達がうじゃうじゃ。結局感知器のよくある誤作動で、火事ではなかったことが判明。はぅぁ～よかったよかった、と部屋に戻る。よかったよかったのだが、一つだけ、ちっともよくなかった事実が。『火事なのにサバイバルグッズ一式を持って逃げたのはなぜなのですか、10分前のわし』。・・・そうです、例の8kgの非常持出袋を担いで家を出てたのですよ。慌てつつも結構冷静にサクサク室内や持ち物の確認をして、よし我ながら完璧！と家を出たのに。地震じゃないのに。火事なんだから貴重品だけでよかったのに。火事には十得ナイフも携帯ラジオも要らないのに。なにが悲しくて8kgの大荷物を抱えて。しかも部屋に戻って初めて過ちに気付いたなんて。さらに『避難所は寒いだろうから』とわざわざダウンコートまで着用してたし。火事の避難所ってどこだよ。完全に地震対応だったようだ。まあ3.11があったので条件反射的なアレがあったとはいえ、冷静なつもりでやっぱり相当慌ててたんだろうなぁ。しみじみ反省。しかしいい教訓を得たので、これで次回（あったらイヤンだけど）は大丈夫だなと思いつつ、やっぱりまた同じことやらかしそうな悪寒のしているマスターなのでした。