移植前検査 Day-19

◯採血
◯歯科口腔外科
[唾液量チェック] 味のない固い大きいガムをくっちゃらくっちゃら10分間噛まされる。出てくる唾液を小さな紙コップに溜めるのだが、途中でコップを落としそうになってズボンにだらぬらーっとこぼしてしまい、地味にショック。ティッシュをくれたスタッフさんが『大丈夫ですよ、残った量でも充分足りてますから』と慰めてくれたのだが、悲しいのはそこじゃない。
[味覚テスト] 試料を染み込ませた5mm四方の小さな紙片を口に含み、舌で感じた味を甘い・塩からい・酸っぱい・苦い・よく分からないけど味がする・無味、の6つで表現する、というのを20パターン位繰り返す。甘いものを苦く感じちゃうなどの味覚異常を調べるわけだからはっきり分かりやすい味かと思いきや、えらいことぼ~んやりした微妙な味で、最初から苦戦気味。そして後半はもう口の中がよくわからなくなってお手上げ状態。それでも合格ラインだったようなのだが。移植前後での味覚変化を知りたいんだってー。薬の影響で味覚が変わってしまい苦しむ人を沢山見てきたが、自分も移植後そうなる可能性ありなのだ。ぬむぅ。
◯抗生剤点滴
◯腕点滴ルート差し替え
◯シャワー
◯血小板輸血
◯赤血球輸血
◯『せ』と打つと『赤血球』が予測変換トップに躍り出るタブレット。なんかいやん。
◯二人部屋を一人で使うというゆったり個室ライフも束の間、隣のベッドに住人がやって来た。といってもクリーンルーム(先日までいた4人部屋)で長いこと隣のベッドだった馴染みの菌トモさんだ。
◯無事移植が済んで諸々落ち着いてきた彼女はもういつでも無菌室を出られる体調なのに、クリーンンルームに空きがなくて足止め状態らしい。まぁわしも、後がつかえているからと2週間も前倒しで追い出されたんだものな、クリーンルーム。大人気だな、クリーンルーム。行列のできるクリーンルーム。麺硬め、菌ましましで。
◯以前、空気の綺麗さは無菌室>クリーンルーム>一般病室なのだと紹介したが、その無菌室エリアはさらにA区域とC区域の2つに分かれていて、空調性能(無菌レベル)はA区域>C区域だ。なので移植直前~移植後安定するまでの山場を過ごすのがA区域、比較的容態の安定している患者が入る(そしてわしが今いる)のがC区域となっている。
◯菌トモさんがC区域に降りてきたってことは、A区域のベッドがひとつ空いたってことだな、と思っていたら
◯『マスターさ~ん明日A区域に引越で~す。でも明日は検査目白押しなので今夜のうちに荷物全部搬入しておいてくださいね~』
◯この入院生活でサプライズにはもうすっかり慣れたので、ちっともサプラわなくなりました。
◯ワゴンを借りて黙々と荷造りして黙々と運んだよねー
◯それにしてもまたえらいこと前倒しの移動だよねー
◯そして明日は引越&怒涛の検査三昧につき、全盛期のピンクレディ並みの分刻みのスケジュールぬるふふふ

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=0.9(正常値3.5-8.5) ←やっと反応 ほひぃ
HGB(血色素量)=8.0(正常値11.5-15)
PLT(血小板数)=20(正常値150-350)
シラタマン(ガードマン)=36人
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