ゼペットじいさん

靴修理でいつもお世話になっているおじさんは、まるで童話の中から抜け出してきたような人だ。ひょろりと背が高く、頑固そうな皺の刻まれた顔にまん丸鼻眼鏡、お髭がふさふさ。エプロンも指も靴墨で真っ黒。んもう『いかにも頑固職人』ってなイデタチなのだが、唯一イメージを狂わすのは『寡黙ではない』という点だ。いや寡黙でないどころか、ものすごく話し好きなのだ。靴の話を始めるともう止まらないのね。職人さんの話ってたいへん興味深くおもしろいのでこちらは大歓迎なのだが、客が来るたびにこんなに長話して作業中断しちゃって大丈夫なんかい、とちょっくら心配になったりもする。初めて修理してもらった時の、『またどんな靴でも持っておいで、ぼくに直せない靴はないから』と言った誇りにあふれた笑顔にわしのハートの鳩はぽっぽぽっぽ。以来、リピートしている。今回修理してもらったキャサリン用の靴を持って明日は浦賀でパーティ営業のマスターなのでした。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

噂の

定額給付金の申請書が我が家にも届いた。サインして終わりかと思ったら、通帳のコピーやら免許証のコピーやら、添付ものが結構面倒くさいのね。偽造防止なんだろうけども。念には念を。目には目を。右の頬を打たれたら左フックで返せ。顔はやめなボディにしな。ちっとも関係ない画像は、春限定みたらしだんごチロル。うはうは買ったものの食べた記憶がないけど家の中に見当たらないんだからきっと酔っ払って一気喰いしたんだろうなぁばぁさんやメシはまだですか、なマスターなのでした。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

アテレコ

口がね。口が。アヂャァッッって叫んでるようで、どうも。生きたまま揚げるわけじゃないんだろうけども。『ねぇ兄ちゃん、いい湯だねぇ』『んー、極楽だなぁ』『あったかいねぇ』『そうだなー』『父さんと母さんも連れてきてあげたかったねぇ』『こら、死んだ父ちゃん達の話はしない約束だろ』『ごめんよ兄ちゃん』『・・・それにしてもちょっと熱くないか?』『兄ちゃん、熱いよぅどんどん熱くなってきたよぅ』『弟!兄ちゃんの背中に飛び乗れ!』『無理だよぅ体がもう動かないよぅ兄ちゃぁぁん』『あああ熱いッお、弟ォォォ』『兄ちゃァァァん』書いてて悲しくなってきたので止め。低温からじわじわ揚げるんじゃなくて、高温で一気に揚げるんだろうけども。命をいただく。ありがたく頂戴する。ふざけたフリしてちょっと真面目に考えつつ、ありがたくいただいたマスターなのでした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

応答あり

『毎年の墓参御苦労さん。でも墓石を傷めるとは戴けません。大文句を言いたいところですが、現物を見てから怒り方を考えます。8月のお盆までは安心ですね。ではまた』勝手に転載してまた怒られるネタを増やしてしまうマスターなのでした。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )

石川ひとみ

おでん屋さんで呑んでいたら、常連客らしきおじちゃんからプリンを頂いた。その日たまたま出くわしただけで面識もないのに、たくさん買ったからよかったらどうぞ、と。飲み屋ってこういう出会いがあるからおもしろい。ぷるんぷるん柔らかい生地ではなく、ずべろん、としたしっかりめの生地で激しく美味だったのだが、牛乳瓶をイメージしたのであろう容器形状のせいで激しくほじりづらかった。そうか、プリンが一般的にあの形なのにはワケがあったのですね、と今更ながら納得したマスターなのでした。明日は横須賀んぬしかもダブル。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 前ページ 次ページ »