移植前検査 Day－24

◯PETーCT：PETとCTの特性を組み合わせることによって、より高精度かつ効率的に、手っ取り早く全身のがんを調べることができる検査
◯でも超高額：予防目的なら保険適用外だから10万円前後
◯でも超被曝：放射性薬剤を体内に注入されるため、『放射性物質』ならぬ『放射性人間』状態になる。検査直後にお腹の上で計った数値がこの画像で、なんと124μSv/h。先日池袋の公園で検出されて騒ぎになったのが480μSv/hなので、そのほぼ1/4だ。
◯色んな検査でさんざん被曝しちゃってるから今さらなのだが、自らの体内から放射線(γ線)がぬるぬる放出されているのかと思うと、おそロシア。
◯んなもんだから検査後数時間は妊婦さんや乳幼児には近寄っちゃだめなのよー
◯薬剤はおしっこで排出されるので、翌日には通常よりちょい高め位の数値に下がっていた
◯ほいで検査結果は白だった。ほひぃ。
◯活発に活動している細胞のある箇所に放射性薬剤がわらわら集まって光る→がん(がん細胞は超活発野郎)発見、という仕組みなのだが、首カテをぶっこ抜いた跡地付近だけ光っていたそうだ。炎症部位も光っちゃうんだって。ほひぃ。
◯このページが分かりやすくておもしろかったですよ。特に一番下の絵が好きw　PET-CTって？
◯シャワー
◯先日ぶっこ抜いた首カテを念のため培養検査に出したところ、菌が検出されたらしい。それが首を腫らした悪い菌なのか単なる常在菌なのか、見極めませうー
◯ということで培養用の採血
◯ということで抗生剤点滴×2
◯白血球を増やす皮下注射(グラン)

移植前検査 Day－25

◯頬内側組織培養検査
◯鼻前庭組織培養検査
◯検尿
◯検便
◯採血
◯シャワー
◯シーツ交換してもらってる間に
◯機材室に置いてあるマッサージチェアで、うきうき初マッサージ。最弱設定にしたのに痛いのなんのって。あだだだあだだだ勝手に声が出ちゃう痛さで、ちっとも寛げなかった。悲しい。
◯リハビリ
◯首カテをぶっこ抜いちゃったものの輸血する必要があるので、左腕に点滴ルート確保
◯血小板輸血
◯赤血球輸血
◯白血球を増やす皮下注射(グラン)
◯一昨日の頭部MRIの結果、全体的に影があったんですと。しぇぇぇぇぇ。3ヶ月前(耳の不調時)に撮った画像にはなかったもので、まぁ抗がん剤の影響だとは思うけど、念のため神経内科の先生に回診に来てもらいましょう by Dr.T山
◯さっそく神経内科の先生登場。『最近急に物忘れがひどくなったということはないですか？』『物忘れなら急にではなくもう何年も前からずーっとひどいですびっくりするほどひどいです』などと簡単な質問から。そして『桜、猫、電車、この3つの単語を覚えておいて下さいね。後でまた聞きますからね』まさかの認知症テストきたーーー。テレビで見たことあったのですぐ分かった。脳に影って、やっぱそっちの可能性もあるのねー。
◯やってみたい方はどんぞ　改訂版長谷川式簡易知能評価スケール
◯後でまた聞きますなどと予告された日にゃあ、頭の中は桜と猫と電車がぐーるぐるで、それ以降の計算とか超上の空だったのだが大丈夫だったんだろうか。
◯あと簡単な筋力や左右バランスのチェック、脚気チェックみたいな事も。あっちゃこっちゃに動かす先生の人差し指を追いかけて自分の人差し指でタッチしていく無感動ETテストなどもあった。
◯今後も何か変化や疑問などありましたらお気軽にご相談下さいね、と帰って行った優しくて丁寧な先生。ありがとうございました。
◯でも濃い。キャラが濃くて分かりやすい。モノマネしたら神経内科のナース達に大ウケする自信あり。子供の患者は既にモノマネしてると思う。そんで母親に怒られてると思う。
◯血液内科だけにとどまらず様々な科と連携をとって治療していくチームワーク医療が特色なのだが、それにしても色んな科があるもんだねぇ。自分が白血病になるまで血液内科の存在も知らなかったけど、神経内科の存在も今回初めて知った。
◯などとなんとなく感動していたところ、ドアがノックされ『はじめまして～神経内科から来ました～』連絡ミスだろうか、別の先生のダブり回診。しかも今度は二人組。しかも二人ともまた濃い。濃すぎ。
◯さっき別の先生がいらして一通りテストと問診を済ませましたよー、と言ってるにもかかわらず、黙々と無感動ETを始める先生。これさっきやりましたと言っても人差し指の動きを止めない先生。無視するわけにもいかず、ぴと、ぴと、とETするわし。よっぽど好きなんだな。人差し指が。
◯看護師による無菌室レクチャー for 姉上＆家人：きっちり説明を受けて承諾書にサインした人でないと無菌室エリア内に入れないため、今まではロビーで面会していたのだが、これでやっと部屋で会えるようになった
◯ファミリーカンファレンス：今後の治療の詳細をパワポで分かりやすく家族に説明 by Dr.K藤＆Dr.T山

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=(正常値3.5-8.5) ←結果データ表を
HGB(血色素量)=(正常値11.5-15) ←まだもらってないから
PLT(血小板数)=(正常値150-350) ←もらったら
シラタマン(ガードマン)=人 ←入力するふふふ

移植前検査 Day－26

◯開校記念日につき病院休診　検査もできないしスタッフも少ないのねー
◯セルフ清拭
◯白血球を増やす皮下注射(グラン)
◯画像は中心静脈カテーテル、通称首カテ。この首カテ部分が痛痒い感じ＆シールが結構派手にべろれーんと剥がれてきていたので、シールを交換してもらったのだが
◯腫れて痛くなってきてしまったので、首カテぶっこ抜き by Dr.T山
◯熱が出ないか、腫れや痛みがひどくならないか、慎重に様子見。炎症起こしちゃってないといいなぁ。白血球が異常に少ない今、炎症は怖い怖いー。
◯この首の腫れと関係あるのかないのか、今日はなんだか体がだるくて一日中横になって本を読んでいた。昼間っから横たわってると病人っぽい。病人だけど。
◯ちょこっとリハビリ自主トレ

朝 42.8kg
夕 43.3kg

移植前検査 Day－27

◯採血
◯朝っぱらからトレッドミルしてみる：5分
◯シャワー
◯頭部MRI：初めての造影剤にビビったり、緊急呼出ボタンを握らされてKきおの話を思い出したり
◯白血球を増やす皮下注射(グラン)
◯歯科回診
◯ストレッチ&筋トレ自主トレ
◯いやはや個室は快適。超快適。うがいも歯磨きもトイレも珈琲淹れるのも自分の好きなタイミングでしていいって、こんなにありがたいことだったとはぬるふふふ。
◯しかし白血球がなかなか立ち上がらない(シラタマンが増えない)ため、傷付いて感染リスクのありそうな検査(大腸カメラとか婦人科検査とか)が全部先送りされてるのよー。来週は検査の嵐でしっちゃかめっちゃかになりそうな悪寒ー。

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=0.3(正常値3.5-8.5) ←いやん
HGB(血色素量)=8.8(正常値11.5-15) ←ばかん
PLT(血小板数)=33(正常値150-350) ←うふふん
シラタマン(ガードマン)=12人 ←そこはおへそなの 木久蔵です

移植前検査 Day－28

◯検便
◯こん畜尿 完了
◯シャワー
◯手足指先の痺れ度チェック
◯白血球を増やす皮下注射(グラン)
◯無菌室出入口は二重扉。一枚目の扉が閉じないと二枚目が開かないという、外気を遮断する構造になっている。
◯一枚目の扉を開ける前に手洗い、二枚目の扉を開けた後さらに手洗いの、ダブル手洗い厳守。面倒くさいし手は荒れるし。
◯無菌室エリア外に出る時に羽織る上着は、一枚目と二枚目の扉の間にある殺菌ロッカーに入れておかねばならない。
◯リハビリ予定時間にちょうど扉の外でドSコーチと行き会ったので、一緒に入室の儀式を。二人で黙々と手を洗い、黙々と上着をしまい(コーチは着用し)、もう一度黙々と手を洗いながら、二人で呟く。『これって意味あるんすかねー』『どうなんでしょうねー』『だってエアシャワーとか無いし、肝心の我々のボディはそのまんま素通りっすよ』『そうなんですよねー』不思議がってるのはわしだけじゃないのだな、無菌室。謎のルールだらけだぞ、無菌室。
◯ということで、リハビリ＠無菌室
◯不在者投票：前回は院内仮設投票所までいそいそ赴いて投票したのだが、無菌室の患者は基本的に検査以外は外に出られないため、今回は選挙スタッフさんがわざわざ病室まで来てくれての投票だった。ありがとうございます。
◯かと思えば『マスターさ～ん ヌシさんがロビーでお呼びです～w』と看護師さんが呼びに来るし。選挙で外出するのは駄目でヌシはいいんかい。
◯そんなルール適用外のヌシですが、復職できたものの身体がナニだからなかなか大変らしい。そりゃそうだよなぁ。退院したってこうやって平日昼間にしょっちゅう外来で検査受けに来なきゃいけないわけだし、職場によっては解雇もありだよなぁ。っちゅうかそっちが当たり前なのかすら。ぬむぅ。
◯この二人部屋に先に入っていた相方さんがめでたく退院したので、今日から実質個室状態ぬるふふふ♪