標題の『大和」は戦艦大和のこと。日本海軍が建造した史上最大の戦艦である。極めて優れた性能を持っていたが、同時に、多くの欠点も抱える戦艦だった。その全長は256m。
この大和に、全長であと8mだけ及ばないのが、本日、3月22日に就役した護衛艦「かが」である。護衛艦とは名ばかり、実は小型空母と呼ぶべき代物。「かが」はひゅうが型護衛艦の2番艦で、1番艦は、ひゅうがである。そう、日本は、いつの間にか、こういう船を造っていたのだ。
しかし、ひゅうが型護衛艦など可愛いもので、アメリカの最大空母(ニミッツ級)は、全長が333mと、東京タワーを横倒しにしたのと同じ。しかも、こちらは原子力空母で、20年間、燃料補給の必要がない。アメリカは、この大型空母だけで10隻を保有している。
日本をアメリカのポチと呼び、日米安保条約に反対する人もいるが、それでは、この強大な軍事力を持つ国以外のどこと同盟を結べば、日本の安全が保障されるのだろう。軍備など少ないに越したことはないし、戦争などしない方が良いに決まっているが、露骨に日本の軍備に反対する人達は、日本が組むべき相手については何も語ってくれない。
海上自衛隊のページからいただいた写真を縮小したものです。かがと同型のひゅうがだと思います。