住職の娘です。
今日の午前に、様子を見にご足労頂きました。
↑いちおう蓮如上人のほうも採寸して頂きました。
前回の輪灯に引き続き、親鸞聖人の『お戸帳新調計画』です。
輪灯と同じく、とりあえず、お世話になっているあみだ堂まんだらやさんでお願いしました。
本堂では、ご本尊の次に大切な御開山(ごかいさん)親鸞聖人…そのお戸帳が数年前から限界に達していました。
金襴で、祖母(91歳)曰くたぶん100年以上かけっぱなし。
すでに生地の糸が劣化していてどうしようもなくなっています。
自重に縦糸が耐えきれず、自然と切れて落ちてきている状態です。
写真で見ると、地の朱色と流れのある花柄のコントラストが美しいお戸帳であったことがうかがえます。
御本尊、御開山、蓮如上人のお戸帳の中でも古いものだと思われます。
輪灯の磨きに出すのと同じくして、このお戸帳も新調させて頂こうとと、ゴソゴソ動いています。
今日の午前に、様子を見にご足労頂きました。
お逗子(ずし・安置するための扉付きのもの)全体の採寸も難しく、脆くなっている台の上に上がれない為、計測だけで大変ご苦労なさってくださいました。
さて、肝心のお見積はこれからです。
正直、昔とは糸の質からして違うので、今のこういった品物の質と価格を考えると、今かかっているお戸帳よりも良い品は準備できないと思います。
本来は、今のものがとても美しいので、修繕というか、お仕立て直しができると1番いいのですけども。
どうなることやら。
急ぐことでもありませんし、いろいろ相談させて頂きながら、よく検討したいと思います。
↑いちおう蓮如上人のほうも採寸して頂きました。
時代の流れや自然の劣化、災害により、大変傷んでいる本堂ですが、今に至って多大なる御仏縁の末に、このご本尊を預からせて頂いております。
全ては阿弥陀様のお慈悲とお同行様の変わらぬご支援のおかげと、深く感謝申し上げます。
南無阿弥陀仏
修繕つながりの余談…という名の、自分への尻叩き。
お彼岸までに、本堂の障子の破れたところを自分で修繕したいと思います。
しかし、場所が高い!誰か重たい脚立を移動させて、下で支えておいてくれないかしら…😅